Spotifyがオーディオブック向けプラットフォーム「Spotify for Authors」をローンチしました。
オーディオブックへの注力を加速
Spotify for Authorsは、Spotifyでオーディオブック作品を配信している出版社や作家向けのプラットフォームです。サービス利用者の年齢や性別などのデモグラフィックを確認することができるほか、著者プロフィールの設定やソーシャルアセットの生成を行うことができます。
Spotifyはかねてより米国や英国を中心にオーディオブックを提供しており、現時点で30万タイトル以上が利用可能となっています。
Spotifyはオーディオブックへの注力を開始しており、2024年にはオーディオブックのサービスをカナダやアイルランド、ニュージーランドに拡大しました。Spotify for Authorsの開発にあたっては出版社とも連携を行っており、Spotifyは今後も出版社や作家との連携を拡大していく方針です。
今回のSpotify for Authorsのローンチに先がけて、Amazon MusicとAudibleが連携し、Amazon Musicでオーディオブックが提供開始されました。2025年にはオーディオブックのプラットフォームのシェア争いが過熱しそうです。
オーディオブックとは
オーディオブックは、本の読み上げを収録した音声コンテンツです。プロのナレーターや著者自身が音声を収録し、物語や情報を生き生きと伝えていることで人気を博しています。利用者はスマートフォンやタブレットなどを通じて、いつでもどこでも本にアクセスできます。
またオーディオブックは、2019年に施行された読書バリアフリー法(視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律)への対応にも期待されています。視覚障害がある方、寝たきり等で体を動かすことが難しい方など、これまで本を読むことが困難だった方でも「読書」を楽しむことが可能になります。
参照元:Audiobook Authors and Publishers Get a New Suite of Tools With the Launch of Spotify for Authors
Spotifyはありとあらゆる音声コンテンツを取り込もうとしてるな。