音声のみのポッドキャストは今後も成長する?ドイツの事例に関するホワイトペーパーが公開


動画ではない音声のみのポッドキャストの今後について考察したホワイトペーパーが公開されています。ドイツの出版社やマーケティング企業などが共同でまとめた模様です。

音声ポッドキャストは今後も成長する?ドイツの事例に関するホワイトペーパーが公開

引用元:Audio-Podcasts: Here to Say

ビデオポッドキャストの流行

2024年は、ビデオポッドキャストが世界的に流行しました。

Spotifyによると、2024年にビデオポッドキャストを公開したクリエイターは前年比で50%増加しており、現在Spotifyでは30万本以上のビデオポッドキャストが公開されています。

音声のみのポッドキャストは今後も成長する?

ドイツの事例をまとめた今回のホワイトペーパーでは、以下の5つの理由から、音声ポッドキャストは今後も継続して成長するとしています。

1. プラットフォームに縛られない

RSSを通じて配信されるポッドキャストはプラットフォームによる制約を受けません。様々なプラットフォームに簡単に投稿できるため、幅広いリスナーにコンテンツを提供することができます。

2. 動画より収益化が容易

動画を収益化するためには、YouTubeなどのプラットフォームの収益化の条件や審査を待たなければなりません。音声はホストリードや挿入型など様々なフォーマットによって広告による収益を得られるメディアといえるでしょう。

3. 高いリテンション率

ポッドキャストは動画と比べてリテンション(継続視聴)が高い傾向にあります。YouTube動画のリテンション率は約33%ですが、ポッドキャストは約80%にのぼります。

4. リスナーとの親近感

ポッドキャストはリスナーからの親近感を得やすいメディアとして注目されています。

5. 制作ハードル

動画は制作にあたって様々な技術的なハードルがあります。一方、音声ポッドキャストの場合、マイクさえあれば収録を行うことが可能です。

以上の点から、ビデオポッドキャストはソーシャルメディア上での注目を集めることはできるものの、制作には高いハードルがあるほか、メディアの特性やリテンションの差などから今後も音声ポッドキャストの成長は続くだろうと結論づけられています。

ビデオポッドキャストとは

ビデオポッドキャストは、音声コンテンツに映像要素を加えた形式のポッドキャストです。動画配信プラットフォームやポッドキャスト専用アプリで視聴・聴取可能で、トーク番組やインタビュー、教育コンテンツなどが主なジャンルです。音声のみのポッドキャストと異なり、表情やジェスチャー、ビジュアルを通じて視覚的な情報を提供できるため、臨場感や理解度が向上します。リスナーは、音声のみで利用したい場合も映像を無視して楽しむことが可能で、多様な楽しみ方が魅力です。

参照元:Audio-Podcasts: Here to Say


AMI(エイミー)

日本のYouTubeの対談配信と、ビデオポッドキャストの境目って曖昧だよな。

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