朝日新聞社が手掛ける音声メディア『朝日新聞ポッドキャスト（通称：朝ポキ）』が、累計1億ダウンロードを突破しました。2020年8月のサービス開始からわずか4年半で大台に到達し、ポッドキャストメディアとして着実に存在感を高めています。
引用元：朝ポキ、累計１億ダウンロードを突破 4年半で急成長
4年半で累計1億ダウンロードを達成
『朝ポキ』は、朝日新聞の記者たちが取材現場の裏側やニュースの背景を語る報道系ポッドキャスト番組です。配信当初はわずか23ダウンロードからのスタートでしたが、継続的な発信を重ね、2023年3月には5,000万ダウンロードを突破。そして2025年4月22日に累計1億ダウンロードを達成するという大きな節目を迎えました。
現在では、月間約200万ダウンロードを記録する規模に成長し、国内ポッドキャスト市場において確かな存在感を放っています。
多様な番組展開と社会課題への取り組み
『朝ポキ』は、単なるニュース配信にとどまらず、多様な番組を展開しています。たとえば「ニュースの現場から」では日々のニュースを深く掘り下げ、「ニュースの学校」では重要なキーワードをわかりやすく解説。SDGsをテーマにした番組や、英語ニュース番組「AJW英語ニュース」なども配信し、幅広いリスナー層に対応しています。
また、LGBTQ+の多様な声を届けるSpotifyとの共同プロジェクト『PRIDE CODE』や、ヒップホップアーティストとのコラボによる『Journa-Rhythm』など、社会課題に向き合った企画にも積極的に取り組んでいます。これらの番組は国内外で広告賞を受賞し、リアルイベントの開催などを通じてリスナーや業界関係者との接点も広げています。
引用元：朝ポキ、累計１億ダウンロードを突破 4年半で急成長
ポッドキャスト市場全体の拡大と『朝ポキ』の今後
国内ポッドキャスト市場は、ここ数年で着実に拡大しています。オトナルと朝日新聞社が実施した2024年の調査では、月1回以上ポッドキャストを聴く日本人の割合が17.2％に達しており、特に若年層を中心に定着しつつあります。
チーフパーソナリティーの神田大介氏は、「答えのない問いに寄り添い続けた1億の積み重ねに、すべてのリスナーに感謝したい」とコメント。今後もリスナーとの距離を大切にしながら、ありのままの声を届ける取り組みを続けていく考えです。音声コンテンツ市場のさらなる広がりとともに、『朝ポキ』の進化にも注目が集まっています。
SDGsとは
SDGs（エスディージーズ）とは、「Sustainable Development Goals（持続可能な開発目標）」の略称で、2030年までに達成すべき国際的な目標です。貧困、教育、環境、ジェンダー平等など17の目標と169のターゲットが定められており、すべての国や企業、個人が協力して持続可能な社会を実現することを目指しています。
活字メディア発のポッドキャスト番組で1億はすごいぞ…！