Googleは4月下旬に、Chromeに追加するとしていたサードパーティCookieに関する新機能の導入を見送ることを発表しました。
規制当局や業界からの反発
GoogleはかねてよりサードパーティCookieのサポートを終了し、代替手段として「プライバシーサンドボックス」を導入するとしていました。
しかし、2024年7月にはサードパーティCookieの廃止を撤回し、代わりにChromeに新機能を導入してユーザーが自身のプライバシーに関する選択を行えるようにすると表明していました。
今回、Googleはその新機能の導入も見送ることを発表しました。新機能導入の見送りの理由についてGoogleは、規制当局や業界との意見の相違があったとしています。
一方で、GoogleはChromeでのプライバシー保護の取り組みは継続しており、IPアドレス保護やパスワード保護、セキュリティ保護には今後も取り組むとしています。
プライバシーサンドボックスとは
プライバシーサンドボックスは、Googleが提唱したプライバシー保護のための取り組みです。オンライン広告におけるユーザーのプライバシーを向上させることを目指しています。Cookieを使用しないトラッキング技術や、広告パーソナライゼーションの代替手段を提供し、ユーザーエクスペリエンスとデジタル広告の調和を図ることを重要視しています。
参照/引用元: Next steps for Privacy Sandbox and tracking protections in Chrome
まさに二転三転。