Z世代のポッドキャスト利用はYouTubeが首位。エジソンリサーチ調査

米国の調査会社エジソンリサーチが2025年4月に発表した調査によると、Z世代がポッドキャストを聴く際に最も利用しているプラットフォームはYouTubeであることが明らかになりました。

Z世代のポッドキャスト利用はYouTubeが首位。エジソンリサーチ調査

YouTubeが利用率のトップに

エジソンリサーチの調査は、2024年第4四半期に米国のポッドキャストリスナーを対象に実施されたもので、13〜29歳のZ世代リスナー1,568人の回答をもとに集計されています。

Z世代のポッドキャスト利用はYouTubeが首位。エジソンリサーチ調査

引用元:YouTube is Gen Z’s Preferred Podcast Platform

調査によると、Z世代の36%が「YouTubeを最もよく使う」と回答しており、Spotify(35%)やApple Podcast(11%)を上回る結果となりました。さらに「ときどき使う」まで含めた利用経験ベースでは、YouTubeが71%となり、他サービスを大きく引き離しています。

視覚的な要素が加わるYouTubeは、映像付きのトーク番組やライブ配信などと親和性が高く、音声コンテンツを“ながら聴き”するだけでなく、“観るコンテンツ”として楽しむZ世代のライフスタイルと合致していると考えられます。

他社レポートとの違いは「調査手法」にあり

なお、ポッドキャストホスティング企業Transistorが公開した別の調査では、Spotifyの利用がYouTubeの2倍にのぼるとされており、結果に大きな違いが見られます。この差は、調査手法に起因しています。Transistorの調査は、RedditやTumblrなどSNS広告から得た100件超のインタビューをもとにしており、母集団の大きさに課題があるといえるでしょう。

一方で、エジソンリサーチのPodcast Metricsは、全米の週次ポッドキャストリスナー約5,000人超を対象に四半期ごとに実施されており、The Infinite Dial®の統計設計に基づいたウェイト調整を通じて、全米の実態を反映するよう設計されています。プラットフォームごとの人気傾向は、世代・国・時期によって変動しますが、調査の信頼性を見極めるには対象者の規模と代表性、収集方法の違いを理解することも重要です。

Podcast Metricsとは

Podcast Metricsは、エジソンリサーチが提供するポッドキャスト視聴動向の測定サービスです。全米の週次ポッドキャストリスナーを対象に四半期ごとに実施され、プラットフォーム別の利用状況や番組の聴取傾向を把握できます。

参照元:YouTube is Gen Z’s Preferred Podcast Platform

AMI(エイミー)

目が離せないのがZ世代らしさってことね。