世界最大の独立系オムニチャネルSSPであるMagniteは、4月にサムスン電子の広告部門であるSamsung Adsとのグローバルパートナーシップの拡大を発表しています。
Samsung Ads、Magniteのテクノロジーを活用し精度の高い広告配信を実現
両社は以前からパートナーシップを結んでおり、2023年から2024年にかけてSamsung AdsのMagnite Streaming SSPにおける総収益が2桁の成長率を達成するなど、すでに大きな成果をあげています。
今回のパートナーシップ拡大の要は、Samsung AdsがMagnite Accessを活用することにあります。この製品により、Samsung AdsはMagniteプラットフォーム上で行動ターゲティングオーディエンスデータを効率的に管理し、ターゲットインプレッションの増加と収益向上を実現します。
Samsung Adsが保有するユーザー同意済みの米国最大のTVデータをMagnite Accessで活用することで、広告主は高精度かつ大規模なオーディエンスターゲティングが可能になります。また、月間アクティブユーザー数8,800万人のSamsung TV Plusはシンガポール、フィリピン、タイでもサービスを開始しており、Magniteはこれらの地域でプログラマティックアクセスを促進し、アジア太平洋地域でのリーチ拡大を支援します。
今回のパートナーシップ拡大は、Magniteがメディアオーナーの収益化とデータ活性化を支援するというコミットメントを明確に示したものといえるでしょう。
Samsung Adsとは
Samsung Adsは、数億台のスマートデバイス(主にスマートTV)を通じて大規模なオーディエンスにリーチできる広告プラットフォームです。広告主は、オプトインした消費者に効果的なタイミングでアプローチし、ストリーミングコンテンツ内の広告やネイティブ広告など、多様な広告フォーマットを活用できます。ターゲティング機能も強化されており、キャンペーン効果の向上が期待できます。
参照元:Samsung Ads and Magnite Deepen Partnership to Enhance Audience Addressability in Streaming TV
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