音声メディアのコンサルティングを手がけるAmplifi MediaとColeman Insightsは、『The State of Video Podcasting 2025』の結果を発表しました。
業界内でポッドキャストの定義についての議論が続く中、消費者の実態が示すポッドキャストの多様な捉え方が重要であることを示しています。

引用元:Podcasts: It’s Not One Thing Or The Other
「音声か動画か」ではなく、「音声も動画も」
調査によると、ポッドキャスト消費者の85%が、ポッドキャストは音声でも動画でもあり得ると回答しています。これは曖昧さではなく、消費者がフォーマット間を非常に快適に切り替えているという明確さを示しています。実際、調査対象者の77%が、状況に応じて音声と動画の間を交互に切り替える「ハイブリッド習慣」を持っていることが判明しました。
ポッドキャストは「音声と動画」を併せ持ったメディアとして認識されつつあります。しかし動画への注目が高まる中でも、「音声のみ」または「ほぼ音声」の回答者が47%を占めており、音声が依然としてポッドキャスト体験の要であり続けていることを示しています。
約半分のユーザーがスマートTVでポッドキャストを聴くという意外な結果に

引用元:Podcasts: It’s Not One Thing Or The Other
特に注目すべきデータが明らかになりました。それは、YouTube上でのポッドキャスト利用者の46%が、スマートTVでポッドキャストを視聴しているという点です。これは従来のポッドキャストのイメージからすると意外な結果だといえるでしょう。
この結果は、ポッドキャストがイヤホンや車のダッシュボードに限定されず、リビングルームなどの55インチ画面を含むホームビューイング体験の一部となっていることを示唆しています。
Amplifi Mediaとは
Amplifi Mediaは、アメリカの音声コンテンツやポッドキャスト業界に特化したコンサルティング企業です。特に放送局、メディア企業、ブランドに対して、ポッドキャスト戦略や音声メディア活用に関する助言・サービスを提供しています。
参照元:Podcasts: It’s Not One Thing Or The Other
ポッドキャストが「聴く」コンテンツから「観る/体験する」コンテンツになったってこと?