企業のポッドキャスト(ブランデッドポッドキャスト)を、戦略設計からテクノロジー導入、効果測定まで総合的に支援。音声のオウンドメディア施策をサポート。
株式会社オトナル(本社:東京都中央区/代表取締役 八木太亮、以下オトナル)は、企業向けのポッドキャスト配信システム(CMS:コンテンツ・マネジメント・システム)と、音声コンテンツ制作を統合的にサポートする音声コンテンツ支援サービスの提供を開始しました。
インターネットラジオの一つである「ポッドキャスト」は世界的にも広告市場が拡大している音声配信手法です。米国のポッドキャスト広告市場は毎年成長を続け2020年には850億円(*1)を突破し、デジタル音声広告市場の成長を牽引する音声メディアとなっています。
日本国内においても、弊社と朝日新聞社による2020年の共同調査(*2)では国内の約7人に1人が毎月利用するデジタルメディアとなっており、そのうちの半数近くの47%が1年以内にポッドキャストを使用し始めたユーザーであるなど、近年の目覚ましい利用者の成長が窺えます。
この度オトナルでは、企業やブランドによるポッドキャスト配信(ブランデッドポッドキャスト)をさらに加速させるためのソリューションとして、ポッドキャスト配信システム(CMS:コンテンツ・マネジメント・システム)と音声コンテンツの制作支援・運用サービスの提供を開始しました。
本サービスは、企業のポッドキャスト配信を”音声のオウンドメディア”として活用することで、ブランドのファンや顧客のエンゲージメントを向上し、企業のブランドコミュニケーションを支援する音声配信支援ソリューションです。
エンタープライズ向けポッドキャストCMSによる音声配信
本ソリューションでは、企業運営ポッドキャスト(ブランデッドポッドキャスト)のための、エンタープライズ向け機能を有したポッドキャストCMSを提供します。
1.Apple Podcast、Amazon Music、Google Podcasts、Spotifyなど、各種ポッドキャスト再生可能サービスに対して音声コンテンツを一括配信することが可能です。
また、管理画面のプログラムアナリティクスでは各種サービスごとの再生比率や再生数、人気のエピソードの分析を統一指標で行うことができます。
2.ポッドキャストとして配信した各エピソードに、アドサーバーからのダイナミックな広告挿入が可能です。過去の公開エピソードを含めたすべてのポッドキャストのエピソードに自社広告を挿入でき、シーズンやキャンペーンごとに挿入する広告を差し替えるなど、自社メディア上でのリスナーに向けた広告運用が可能です。
3.法人ユースにあわせた機能として、ユーザー権限機能で「管理者」「コンテンツ編集者」「分析のみの閲覧者」といったログインユーザーごとの権限管理機能を備えています。これにより複数人のチームによるポッドキャスト番組運用を効率的に行うことができます。
また、エピソードの音量の自動最適化機能や、自社のウェブサイト上にオリジナルプレイヤーを開発実装するためのMP3リンクの吐き出しなど、企業によるポッドキャスト配信運営のために必要な機能を複数備えています。
ラジオ局各社との連携で、音声制作からポッドキャスト配信までワンストップな音声配信支援を実現
オトナルでは、これまでラジオ局や新聞社のポッドキャスト配信サポートや、ポッドキャストのアドネットワーク構築を行ってきました。本サービスは、それらのパートナーシップを活かしたブランデッドポッドキャストの企画・制作やプロモーション支援に対応しています。
コンテンツ制作面では、各種ラジオ局や音声コンテンツ制作会社との連携によるクオリティの高い音声コンテンツの制作を行います。
またブランドデッドポッドキャストの番組開始時には、ラジオ局や新聞社の持つポッドキャスト内広告やラジオCMといった音声広告出稿による番組の認知拡大までをサポートします。
法人のポッドキャスト配信における効果検証にも対応
企業のポッドキャスト運営における効果検証に対応しています。プロユースポッドキャストCMSならではの、商材やKPIに応じた複数の手法による効果検証が可能です。
・自社ポッドキャスト聴取者のサイト訪問計測
・自社ポッドキャスト聴取者のアプリインストール計測
・自社ポッドキャスト聴取者の購買計測
・自社ポッドキャスト聴取者の申し込みの計測
・ブランドリフト調査
ポッドキャスト運営をする上での効果を定量的に可視化することで、コンテンツの改善運用を行い、音声のオウンドメディアとしての効果を最大化します。
SNSや自社ウェブサイトコンテンツと連携した音声コンテンツ運用
法人が運営するブランデッドポッドキャストは、SNS運営やコンテンツマーケティングのための自社ウェブサイト施策と連携して活用することも可能です。
ポッドキャストCMS上で公開した音声コンテンツは、Twitterへ投稿するとタイムライン上で再生することのできるプレイヤーとして掲載されます。そのためSNS上でそのまま聴いてもらえるコンテンツとして、SNS施策のひとつとして活用ができます。
また、エピソード単位で音声コンテンツのプレイヤーをウェブページに埋め込むことによりコーポレートサイトや自社ブログなどで、音声と視覚コンテンツを組み合わせたユーザー体験を実現します。音声で企業のブランドイメージ、世界観、ブランドストーリーなどを体感してもらう音声コンテンツ体験により、消費者や顧客に対して、より深い商品理解やブランドへのエンゲージメント向上施策として有効です。
企業のコンテンツ運用に合わせて選べる料金と提供プラン
ポッドキャストの企画設計・戦略立案〜制作までを一括でご依頼いただける”トータルサポートプラン”と、ポッドキャストCMSのみをご提供し、企業側で音声コンテンツを運用する”ホスティングプラン”をご用意しています。
企業のニーズに合わせてサポート内容をお選びいただけます。
・ホスティングプラン
ポッドキャストCMS利用のみ(システム利用料+初期導入&システムサポート)
30,000円/月〜
・トータルサポートプラン
戦略設計+制作+ポッドキャストCMS(システム利用料+初期導入&システムサポート)
企画制作費 別途御見積り + 30,000円/月〜
世界的トレンドとして拡大する企業のポッドキャスト活用
米国のポッドキャストトラッキングツールであるChartableの2021年5月のデータ(*3)によれば、ApplePodcastで利用可能なアクティブなブランドのポッドキャストの数は、2021年には8,000を超え毎年増加し続けており、企業にとってブランデッドポッドキャストの活用はマーケティング活用の世界的なトレンドとなっています。
また、朝日新聞社と共同で行なった国内調査(*2)によると、月に1回以上ポッドキャストを聴くユーザーのうち、過去にポッドキャストで聴いた情報の検索経験があるユーザーは66.7%、購入経験のあるユーザーは35.8%という調査結果が出ており、ポッドキャストでの情報配信がリスナーの検索行動や購買行動のきっかけになることを示されています。
このような背景から今後、日本国内においてもコンテンツやポッドキャストリスナーの増加を追い風に、企業のポッドキャスト活用はブランドコミュニケーション手法の一つとしてさらに成長を遂げるものと考えられます。
オトナルでは、今後も音声コンテンツ支援および音声広告運用を通じて、国内企業の音声のマーケティング活用をサポートし、よりよいブランドコミュニケーションの実現を目指してまいります。
■株式会社オトナルについて
株式会社オトナルは、デジタル音声広告事業を展開する"オト"×アドテクノロジーの音声広告の会社です。
アドテクノロジーを活用したデータドリブンなデジタル音声広告の配信&クリエイティブ制作をワンストップに提供しており、デジタル音声広告の出稿企業への広告提案を行っています。
またラジオ局を始めとした音声パブリッシャーに向けて、音声コンテンツをデジタル広告化するプログラマティック広告の導入ソリューションも展開しています。
オトナルは、日本でまだ普及が進んでいないデジタル音声広告の市場において、聴覚に向けた広告コミュニケーションの新しい価値を提供し、国内にデジタル音声広告の新しい市場を形成していくことをミッションとしています。
*1 IAB「U.S. Podcast Advertising Revenue Study Full-Year 2020 Results & 2021-2023 Growth Projections」調べ。
*2 株式会社オトナル/株式会社朝日新聞社『PODCAST REPORT IN JAPAN ポッドキャスト国内利用実態調査2020』。
*3 The Chartable Blog 「Why branded podcasts are exploding」
<会社概要>
【株式会社オトナル】
代表取締役:八木 太亮
所在地:東京都中央区入船3-9-2 佐久間ビル 4F
事業内容:デジタル音声広告の広告販売、音声パブリッシャー向けアドテクノロジー実装、データ開発支援、音声コンテンツの広告制作、音声コンテンツ配信支援事業
URL:https://otonal.co.jp/
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