Cases広告出稿事例(デジタル音声広告)
三重県自治体 様
【デジタル音声広告事例】「聴感」で新たな観光マーケティングの形を。新規ターゲット層に三重県の魅力が伝わるプロモーションを実現
企業様紹介
企業名:三重県自治体
ご担当者様紹介
三重県
雇用経済部観光局 観光資源課 係長
永井崇郁氏
アソビュー株式会社
観光戦略部 観光プロデューサー
早川恭平氏
永井氏は三重県庁観光局観光資源課に所属しています。
三重県の魅力を伝える施策の考案・実行に携わっています。
早川氏はアソビューの観光戦略部に所属しています。
省庁や自治体の観光支援に携わっています。
担当者様の役割と音声施策の背景
担当者様の業務を通じたミッションや役割などを簡単に教えてください。
早川恭平様(以下、早川様):
アソビュー株式会社の観光戦略部に所属しています。
弊社は、『アソビュー!』という全国の遊び体験を販売するマーケットプレイスを運営している企業ですが、省庁や自治体の観光支援も行っています。
永井崇郁様(以下、永井様):
三重県庁観光局観光資源課に所属しています。
三重県の観光地の魅力を発信し、誘客することが私のミッションです。
コロナ禍で旅行客の往来が難しい時期が長くなり、観光産業は疲弊していますので、三重県の観光を盛り上げていくため、様々な方に三重県の魅力を知ってもらえるように尽力しています。
夢眠ねむ様:
今回のキャンペーンのナレーションを担当しました。
狸山みほたんさんと青柳タカヤさんと3人で、音を通じて三重県の魅力を伝えるポッドキャスト番組『夢眠ねむのみえの音たび』のMCを務めています。
音声としての宣伝手法に興味を持ったキッカケを教えてください。
永井様:
YouTubeをはじめ、動画をメインに発信してきましたが、音声でなければリーチできないターゲット層もいることに気づきました。
ポッドキャスト利用者の旅行への関心が高いことも影響していますが、現在は音声アプリの利用者が増えており、知識に貪欲な人が多いとも感じています。
そんな方々にも、今まで届けられていなかった三重県の魅力を伝えられるのではないかと思ったのがキッカケです。
より多角的に三重県の魅力を発信することで、Z世代を含む、幅広い世代へ我々の想いを届けたいです。
今回実施した音声の施策について
今回音声広告でプロモーションした商材について教えてください。
永井様:
今回のプロモーションの対象である三重県は、拠点滞在型観光の先進地としてのブランディングを目指しています。
日帰りや1泊の滞在ではなく、各拠点の魅力を伝えたうえで、2泊以上の長めの滞在をしていただけるように、「三重ならでは」の観光コンテンツの磨き上げや造成に取り組んでいます。
日本一やかましい祭りと呼ばれている「桑名石取祭」や、日本音風景100選に選定されている「海女の磯笛」など、三重にはお祭りや伝統文化などの音自体が魅力的なコンテンツが多いです。
三重県を訪れる方には「みえの音たび」をきっかけにして音の魅力に気づき、「五感をフルに使って楽しむ」ことで、新たな発見をしていただきたいです。
早川様
補足ですが、2018年に三重県様とアソビューの間で包括的連携協定を締結しており、これまでプロモーションをはじめ、様々な取り組みをご一緒してきました。
今回は、広く言えばDXの一環で、初めてとなるデジタル音声メディアで三重県の魅力発信に取り組みました。
広告出稿のターゲットはどのような層でしょうか?
永井様:
三重県にアクセスできるすべての人がターゲットと言いたいところですが、今回はターゲットを限定しています。
近畿、関西をはじめ、東京や名古屋といった大都市の方々がメインターゲットです。
今回の出稿にあたり、何をKPIにしましたか?
早川様:
今回はテスト的な要素もあり、明確なシミュレーション以上に明確なKPIは設けていませんでしたが、コンテンツへの誘導はもちろん、ターゲットの反応や属性については注視していました。
広告の実施内容について教えてください。
早川様:
今回の音声広告施策では、5種類のクリエイティブを用意して、コンテンツへの誘導を図るとともに、広告自体で三重県の魅力を伝えています。
夢眠さんのやわらかい声に合わせて、三重県の音を入れています。強引に誘導を促すというよりも、自然と三重県の魅力を感じてもらえるようなクリエイティブにした点が特徴です。
具体的には桑名石取祭をはじめ、鈴鹿サーキットや宮川SUPといった三重県特有の音を感じてもらえる仕掛けをしています。
▼実際に配信した音声クリエイティブ
CMの音源〜クリエイティブA
Spotify広告の掲載イメージ
音源を5種類ご用意いただきました。今回のクリエイティブは、三重県観光大使を務める、夢眠ねむさんのナレーション。原稿で工夫したこと、収録での思い出があれば教えて下さい。
夢眠ねむ様:
最初にお話をいただいたときは、音声で三重県をPRする先進的な取り組みだなと思いました。
ただ、私も自分でプロデュースしているキャラクターのポッドキャスト番組を持っているので、音声コンテンツには馴染みがあります。
そんな背景もあったので、お仕事も取り組みやすかったです。
ナレーションを読む際に意識したのは、クリエイティブごとの声のトーンです。
3人で掛け合いをするときは明るめのトーンですが、1人のときはできる限りリラックスしてもらえるようなトーンを心がけました。
映像がないぶん、音声だけでも癒しを感じてもらえたら嬉しいです。
実施後の成果はどうでしたか?
早川様:
音声広告は認知獲得だけではなく、興味喚起まで含め、効果的だと感じました。
Spotifyは利用者も多く、基本的に広告のスキップがありません。
“ながら視聴”でも最後まで聞いてもらえるのは大きなメリットです。
新たな角度からしっかりと三重県をPRできたのではないでしょうか。
▼実際に配信した音声クリエイティブ
CMの音源〜クリエイティブB(石取祭)
Spotify広告の掲載イメージ
音声広告を実施してみての気づきはありましたか?
早川様:
広告のパフォーマンス評価については検証中ではありますが、先にも述べた音声メディア広告の特徴から、誘導目的だけではなく、広告自体でも魅力を伝えるポテンシャルを感じました。今後実施する際はその点も検討し、より良いクリエイティブを目指していけたらと思いました。
永井様:
観光分野のDXに取り組むなかで五感に訴えかける発信を意識していましたが、これまでにない新たな価値を提案する発信ができたと思います。
視覚に障害のある方や、今までリーチできなかった層にも情報を届けられたのではないでしょうか。
音声領域での取り組みについて
今後、音声領域(広告やポッドキャストなど)で実施したい施策はありますか?
早川様:
具体的なアクションについては検討中ですが、三重県様としては初となる音声広告の配信を行なったことで、実績にもなりましたし、一定のナレッジも蓄積できました。
今回の施策のみならず、今後の施策においても打ち手の一つとして使いやすくなったと思います。
今回の「夢眠ねむのみえの音たび」のポッドキャスト制作で携わっているメンバーです。
上:新井瑞季様、樋口太陽様、吉富亮介様、早川恭平様、原田ヒデタカ様
下:青柳タカヤ様、狸山みほたん様、夢眠ねむ様、永井崇郁様
▼この事例で広告出稿を行った音声メディア・デジタル音声広告
編集者コメント
今回の施策では、音を通じて三重県の魅力を伝えられるプロモーションとなりました。
観光マーケティングにおいて、「視感」を重視する傾向にありますが、「聴感」も観光地をイメージするのに重要な5感のひとつだと感じました。
人は集中して音を聴くと、その場所への新たな発見が出ると実感しました。
本案件を通じて、音声による観光マーケティングの可能性を強く受け止めました。
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