Cases広告出稿事例(デジタル音声広告)
株式会社エクシング 様
【デジタル音声広告事例】声優を起用した音声広告で音楽好き&アニメファンにリーチ。JOYSOUNDの認知拡大・イメージアップをねらう音声施策

企業様紹介
企業名:株式会社エクシング
1992年創業。業界で初めて通信カラオケを発表。業務用カラオケ機器「JOYSOUND」の企画・開発・販売などを手掛けている。
事業内容
ご担当者様紹介
株式会社エクシング
コミュニケーション戦略部
長井 蘭 氏
諸田 浩明 氏
白井 菜絵 氏
「JOYSOUND」ブランドの認知度向上や、顧客ロイヤリティの向上を目標に、オウンドメディアでの施策展開や公式SNS運用、広告施策、ファンマーケティング施策などを担当している。
新しいカラオケ体験を常に提供するJOYSOUND
まずは、株式会社エクシングの事業内容について教えてください。
〈長井様〉
株式会社エクシングは、業務用通信カラオケ「JOYSOUND」を主軸に、音楽・映像ソフト事業、ヘルスケア事業、モバイル/ホーム・エンタテインメント事業など幅広く事業を行っています。最新機種の「JOYSOUND X1」では、双方向通信を活用し、離れたカラオケルーム同士をオンラインでつなぐことで、これまでのカラオケの遊び方を一新し、今までにないエンタメ体験を可能とする「X PARK」を展開しています。
またライブ・ビューイングやアニメ・映画などカラオケルームで観て楽しめるコンテンツを満載した「みるハコ」の展開など、“歌う”にとどまらないカラオケの新たな価値の提供を目指しています。

商品特性について教えてください。
〈長井様〉
JOYSOUNDは、最新ヒットチャートはもちろん、希少なアーティストの楽曲や懐メロ曲、人気アニメソング、ボーカロイド曲といった様々なジャンルから膨大な曲を取り揃えているのが特徴です。最新機種「JOYSOUND X1」は、日本フィルハーモニー交響楽団の世界的奏者の演奏を音源化することで強化されたカラオケ専用生音源を搭載するほか、ハイレゾの高音質サウンドで、これまでにない極上の歌い心地を実現しました。
カラオケボックスだけでなく、スナックやバーなどのナイト市場のほか、高齢者施設などのヘルスケア市場に向けたトータルヘルスケア支援機器の展開や、ホテル・旅館市場に向けたカラオケなど、多様なニーズにお応えしています。
JOYSOUNDは、幅広い年齢層のお客様にご利用いただいていますが、特に若年層のお客様の利用が活発ですね。学校帰りに立ち寄ったり、休日に友達同士で一緒に利用されたりすることが多いように思います。

皆様が所属するコミュニケーション戦略部では、どのような業務やミッションを担っているのでしょうか?
〈長井様〉
JOYSOUND.comをはじめとするオウンドメディアでの施策展開や公式SNS運用、広告施策、ファンマーケティング施策などを担当しています。toC向けの新規ファン獲得促進や既存ファンのブランド体験向上に力を入れつつ、「カラオケといえばJOYSOUND」という第一想起の獲得を目標に、JOYSOUNDとお客様の接点を増やす活動を日々行っています。
若年層にJOYSOUNDの魅力を伝えたい
貴社ではこれまで、どのようなプロモーションに注力されてきたのでしょうか?
〈長井様〉
これまでも目的に応じて様々なプロモーションを行ってきましたが、直近ではアニメ関連のプロジェクトに注力しています。JOYSOUNDは以前から「アニメやゲームの楽曲に強い」と定評がありましたが、最近アニメを好きになった若年層には、そういったイメージは定着していないかもしれません。キャッチコピー「どアニメ宣言!JOYSOUND」を掲げ、アニメファンがカラオケをもっと楽しむための情報を満載した特設ページを展開し、改めて「アニメといえばJOYSOUND」というイメージを、若年層中心に届けたいと考えています。
プロモーションの一環として、新しい媒体も積極的に取り入れています。最近はTikTokを活用し、「カラオケ」というワードでJOYSOUNDを想起いただけるような動画投稿を目標に公式アカウントを運用しています。
今回、音声施策を実施したのはなぜですか?
〈諸田様〉
当社が展開するカラオケサービスは、音楽配信サービスを利用しているユーザーと親和性が高いと考えています。JOYSOUNDは業界トップの曲数を誇り、この強みを音楽に関心が高い層へ届けるには、音声メディアが最適だと考えました。
さらに若年層は、通学中など普段から音楽を聴く習慣があります。ポッドキャストは若年層に浸透していると聞いていたため、当社サービスとの相性も良いと判断しました。

〈長井様〉
音声広告は、広告媒体の性質上、完全再生率が非常に高い点が魅力です。基本的に広告をスキップされないため、クリエイティブで訴求した内容をしっかりと聴いてもらうことができます。「アニメ軸」「曲数No.1軸」という2軸でそれぞれクリエイティブをつくり、それぞれに関心があるお客様に対して音声広告を配信することにしました。
今回の施策で設定したKPIについて教えてください。
〈長井様〉
両方のクリエイティブで共通してみていたのは、認知数とランディングページへの着地数ですね。
とりわけ「アニメ軸」に関しては、「アニメといえばJOYSOUND」の認知拡大を目指し、リーチ数を重視していましたね。最終的にはブランドイメージ調査で、「カラオケのブランドイメージにおいてアニメ楽曲に強い」というポイントが上がるかどうかを見ていました。
音声に声優を起用。SNS投稿がアニメファンを中心に広がっていく
まずは「アニメ軸」での音声広告について、実施内容と配信のねらいについて詳しく教えてください。
〈長井様〉
「アニメ軸」の音声広告では、「JOYSOUNDとアニメ」という両者のイメージを結びつけて認知させる点にこだわりました。
「旬のアニメが好きな方」だけでなく、アイドル育成ゲームや音楽ゲームなどのコンテンツが好きな方、声優が好きな方などもターゲットに含め、広くアニメ系のジャンルとして認知拡大を図りました。
クリエイティブは、2024年12月に実施した「どアニメ宣言!JOYSOUND」という特設サイトのリニューアルとも連動させました。ゲームコンテンツもアニメコンテンツも多数取り扱っているイメージをしっかり持ってもらえるように工夫しました。音声は声優の伊駒ゆりえさんを起用させていただきました。
次に「曲数No.1軸」での音声広告について、実施内容と配信のねらいを教えていただけますでしょうか?
〈諸田様〉
先ほど申し上げた通り、「曲数No.1軸」は音楽好きの若年層向けに、JOYSOUNDが業界トップの曲数で、幅広いジャンルやマイナーな曲まで多くの楽曲を歌えることを訴求したいというねらいがありました。そのため、SpotifyやYouTube Audio(YouTube音声広告)など、音楽好きな方が利用している媒体でプロモーションを展開しました。
クリエイティブには声優の江口拓也さんを起用したことで、アニメファンからの反響もありました。音声広告は「声」で訴求するものなので、声優さんに出演いただくことは非常に効果的だと感じました。
それぞれのクリエイティブで、実施後の反響はいかがでしたか?声優を起用したメリットについて併せてお聞かせください。
〈白井様〉
今回は音声媒体への広告以外にも、弊社の公式SNSにも同じクリエイティブを活用した投稿施策をしました。伊駒さんのお名前は伏せて、「この声は誰でしょう?」というクイズ形式で投稿したところ、ものすごい早さで正解が寄せられました。アニメファンの方々の熱量を実感しましたね。
「曲数No.1軸」の江口さんも同様に、ファンの方々からたくさんの反響がありました。江口さん本人も「みんなは何歌う?」と引用リポストしてくださったおかげで、さらに投稿が広がりました。期待以上の成果につながりましたね。

音声広告の媒体として、SpotifyとYouTube Audio、ポッドキャスト広告をそれぞれ活用いただきました。メディアごとの特徴や所感について伺えますか?
〈長井様〉
「アニメ軸」で活用したポッドキャストとYouTube Audioでは、YouTubeの方がリーチ数が多い結果となりました。一方でポッドキャストは、より深いターゲティングができて良かったと考えています。今後も番組選定などターゲティングを意識しながらのポッドキャスト広告も試してみたいです。
〈諸田様〉
「曲数No.1軸」で活用したSpotifyとYouTubeでは、YouTubeで幅広いリーチを獲得できました。Spotifyは音楽との親和性が高く、音楽好きの若年層に対して効果的にアプローチできたと感じています。
音声広告は二次利用のしやすさも特徴として挙げられます。その点についてはいかがでしたか?
〈長井様〉
音声広告の二次利用については大いに可能性を感じました。
当社はSNS(X、Instagram、TikTok)やYouTube、カラオケの歌唱中に流れる曲間映像、街頭ビジョンなど様々な媒体を持っています。それぞれを組み合わせることで幅広い展開が可能になります。
特に今回の音声広告では、江口さんを起用したこともあり、SNSとの相性の良さが際立ちましたね。通常の広告出稿ではお客様の反応までは見えにくいですが、今回はSNS上で多くの反応を得ることができました。アニメファンの方々にもJOYSOUNDの良さが伝わり、ブランドへの好意度につながったという実感があります。
キャスティングを意識した音声施策で、二次利用含めた高い広告効果が期待できる
今後、音声領域で実施したい施策があれば教えてください。
〈長井様〉
今回は声優さんをプロモーションに起用させていただきましたが、声優さんと同様に熱量の高いファンがいらっしゃるVTuberさんとの取り組みも可能性があると感じています。これまでも当社はVTuberさんとの取り組みも行っており、プロモーションと相性の良いキャスティングが実現できれば、ぜひ実施したいと考えています。また、広告用にオリジナル楽曲を制作するような音声クリエイティブにもカラオケと相性がよさそうなのでチャレンジはしてみたいと思っています。
最後に、音声施策を検討されている企業様に向けてメッセージをお願いします。
〈長井様〉
声優さんをはじめ熱量の高いファンを持つ方を音声広告などに起用することは、非常にフックとしておすすめです。当社のようなエンターテインメント関連事業を手掛ける企業様には非常に相性が良いのではないでしょうか。
また当社のように、SNSやWebサイトなど一定の集客の受け皿となる媒体を複数お持ちの企業様であれば、CVへの導線をしっかり張ることで、高い効果も期待できるでしょう。二次利用の展開も含め、音声広告は非常に可能性のあるプロモーション手段だと感じています。ぜひご検討ください!
▼この事例で広告出稿を行った音声メディア・デジタル音声広告
国内最大級のポッドキャスト音声広告アドネットワーク「オトナルポッドキャストアドネットワーク」
Spotify(スポティファイ)への音声広告出稿『Spotify広告配信』
YouTubeとYoutube Musicへの音声広告出稿『YouTube Audio』
▼音声CM制作の詳細はこちら
編集者コメント
エクシング様には、「アニメ軸」と「曲数No.1軸」というふたつのアプローチで音声広告を実施いただきました。人気声優の伊駒ゆりえさんと江口拓也さんを起用したことで、SNSと連動しながら、アニメファンを中心にJOYSOUNDのキャンペーンを広く知ってもらうことができました。
音声広告の成果もさることながら、30年以上にわたり通信カラオケの魅力を伝え、「カラオケ」という文化を築いてこられたエクシング様だからこその信頼の賜物だと感じています。
いつの時代も、若い世代に商品やサービスの価値を伝えることは容易ではありません。しかし、常に挑戦を続けてこられたエクシング様だからこそ、フレキシブルで波及効果の高い音声広告の強みを実感いただけたのではないでしょうか。
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