Cases広告出稿事例(デジタル音声広告)
共同印刷株式会社 様
【音声広告事例】 声優ファンの心を動かした広告配信。声優プラネタリウム朗読会「ほし×こえ」の魅力を伝えた声の広告のチカラ
企業様紹介
企業名:共同印刷株式会社
2022年に創業125周年を迎える総合印刷会社。2018年にコーポレートブランド「TOMOWEL」(トモウェル)を導入。 出版商業印刷、ビジネスフォームやカード類、各種パッケージやラミネートチューブなど、幅広い事業を行う。 近年では、デジタルを活用したソリューション事業の拡大を図っている。
事業内容
ご担当者様紹介
情報メディア事業部 販売促進部
大沢巧
主に出版社を中心としたクライアント企業に対し、商品企画やプロモーション施策などの企画立案を担当。
コスモグラフィック SPメディア部
松本知佳
企業のwebサイト制作や広告提案をはじめ、動画制作、展示会のブース制作など制作業務を担当。
--- 担当者様の業務を通じたミッションや役割などを簡単に教えてください。
〈大沢様〉
書籍や雑誌など出版物をメインに扱う《情報メディア事業部》で、出版社などのクライアント向けに販促施策などの企画・提案業務を担当しています。最近では、中長期的な視点で、自社の新しい事業やサービス開発にも取り組んでいます。
〈松本様〉
クリエイティブの制作全般を担当しています。動画・Webサイト・Web広告などデジタル関連のクリエイティブ制作がメインですが、展示会のブースやグッズの企画制作なども担当しています。
ラジオ広告より出稿ハードルの低かった「デジタル音声広告」
--- デジタル音声広告に興味を持ったキッカケを教えてください。
〈大沢様〉
数年前から「ほし×こえ」という朗読イベントに関わらせていただいていたので、朗読が持つ“声のお芝居の魅力“を活用できるプロモーションが何か出来ないかなと考えていました。そんな折、オトナルさんのプレスリリースを拝見したことがキッカケです。
実は個人的には普段からラジオをよく聞いているので、もともと音声広告には興味があったのですが、ラジオ広告に比べてデジタル音声広告はターゲットを絞り込めれば、少ない予算でも効果を見込める施策として実施できる可能性を感じて、さらに関心をもつようになりました。
音声広告で声優×オンラインイベントのプロモーションを実施
--- 今回音声広告でプロモーションした商材について教えてください。
〈大沢様〉
「ほし×こえ」というイベントのオンライン化におけるプロモーションに使用しました。
「ほし×こえ」は声優の故・藤原啓治さんが発案・プロデュースをした朗読劇で、彼が代表を務められていた声優事務所のAIR AGENCY様が主催するイベントです。本来はプラネタリウムを会場としたライブ形式のものなのですが、コロナ禍の情勢のなかで、今回が初となる配信形式での開催が決定し、当社は共催としてそのお手伝いをさせていただきました。
オンライン化は、これまでのリアル開催では席数や地理的な制約でなかなか会場に足を運べなかった方々にも「ほし×こえ」を楽しんで頂くチャンスでもありました。そういった方々へ向けてこの企画の存在と魅力を感じていただくためには“声”の力を使いたいと思い、今回デジタル音声広告を利用しました。
ターゲットは声優ファンの20代〜40代女性
--- 広告出稿のターゲットはどのような層でしょうか?
〈大沢様〉
配信ターゲットは「20~40代」「女性」をベースに設定しました。そこに、オトナルさんでの3rdパーティーデータ活用をいただき、「漫画・アニメ・ゲーム関心層」を掛け合わせたセグメントに最終的に絞り込みました。
理由としては、リアル開催した時の「ほし×こえ」の来場者ボリュームゾーンが女性の20代~30代だったこと。また、「ほし×こえ」の来場者層は声優や朗読劇だけでなく、コミックやアニメなどへの関心や消費意欲も高いことが過去のアンケート調査で分かっていたので、オトナルさんの方で3rdパーティーデータのセグメントを掛け合わせてもらいました。
多くの声優ファンに届くようにリーチをKPIに設定
--- 今回の出稿にあたり何をKPIにしましたか?
〈大沢様〉
リーチの最大化でした。
結果、1ヵ月弱の配信期間で、施策全体で32万impのべ約14万人にリーチできました。
また、これは後日談になりますが、公演配信後に実施したアンケートで多くのお客さまから「前から気になっていたほし×こえを今回ようやく観れました」というコメントをお寄せいただきました。音声広告の力を使うことで、今まで会場にお越しいただけていなかった方へもしっかりとリーチできたのではないかと感じています。
配信時間に合わせ「あらすじ編」と「ささやき編」の2つの音声広告を出し分け
--- どのような内容で出稿を実施しましたか?
〈大沢様〉
今回の公演にもご出演頂いた声優の阿部敦さんと代永翼さんを起用して、2パターンのデジタル音声広告を出稿しました。
ひとつめは阿部さんと代永さんが本公演のシナリオのあらすじをテンポの良い掛け合いで紹介してくれる”あらすじ編”、ふたつめはステレオ音源でお二人が左右の耳元で優しく「ほし×こえ観てみない?」と誘ってくれる”ささやき編”です。
“あらすじ編”は通勤通学時のながら聴きなど日中の時間帯、”ささやき編”は仕事や家事が終わり一段落する夕方〜夜の時間帯と、それぞれユーザーが1日のなかで広告に触れるタイミングを想定して出し分けました。
▼実際に配信した声優2人による音声クリエイティブ
1.あらすじ編
2.ささやき編
音声広告リスナーのサイト回遊がSNS広告の4倍高い結果に
--- 実施後の成果はどうでしたか?
〈大沢様〉
2パターンのデジタル音声広告のうち、特に”ささやき編”が高いCTRを記録しました。
CPCも想定の半分近くまで下がり、リンク先として設定していたチケット販売サイトでのセッション数を多く獲得することができました。
また、販売サイトでのアナリティクスデータからは、デジタル音声広告から入ってきたユーザーの回遊率が、同時期に展開していたSNS広告から入ってきたユーザーに比べて、約4倍も高かったという結果が出ています。
朗読イベントである「ほし×こえ」とデジタル音声広告の相性がそもそも良かったこともありますが、今回の施策を、広告というだけでなくひとつの声のコンテンツとして楽しんでいただけたことが、こうした結果につながったのではないかと考えています。
広告にふれること自体が喜ばれた音声広告。ファン層の拡大に貢献
--- 音声広告を実施してみての気づきはありましたか?
〈大沢様〉
ここまでにお話させていただいたように、デジタル音声広告を使用することで、認知や関心の拡大という点で大きな効果が得られました。
今回の広告配信期間中、SNS上で今回の音声広告に触れたファンの方がその驚きや喜びを書いてくださっている投稿を目にすることができました。
ファンの方々との間で、広告そのものを楽しんだり喜んだりしていただけるコミュニケーションを実現できたことは「ほし×こえ」のブランドという観点からみても大きなプラスなので、今回デジタル音声広告を配信してよかったと実感しています。
〈松本様〉
制作サイドからの意見ですが、バナーなどのように視覚的な情報に頼らず、クリエイティブを作り上げるのは非常に新鮮な体験でした。何より作っていて楽しかったです。
今までの「ほし×こえ」は、名前は知っているけれど、どんなものかわからないという層が多かったのですが、少しでも中身に触れられる広告を配信できたことで、ファン層を拡大できたのではないかと思います。
今後はグラフィックなメディアとの連携も視野に
--- 今後音声広告で実施したいことはありますか?
〈大沢様〉
出版社をはじめ、弊社にはエンタメにかかわるお客さまが多いので、そんなお客さまに対してデジタル音声広告を広げていきたいと思います。
エリアセグメントを重視するお客さまも多いので、位置情報を活用したエリアターゲティングを活かしたご提案もしたいです。また、弊社のメイン事業でもある印刷物をはじめとしたグラフィックなメディアと組み合わせることで、動画メディアとはまた違った新たな相乗効果を生み出すような施策も考えてみたいと思っています。
〈松本様〉
具体的に何がというわけではありませんが、デジタル音声広告のようにまだまだ市場が拡大しておらず、これから伸びていくであろう領域に携われることはワクワクします。前例も少ないので、手探りで制作を進めることに面白さを感じています。
今回は声優が参加するイベントのため、商材との親和性が高かったですが、デジタル音声広告は、2次元を3次元にもってくるような難しさがあるので、制作サイドの腕の見せどころではないではないでしょうか。
▼この事例で広告出稿を行った音声メディア・デジタル音声広告
編集者コメント
リアルイベントのオンライン化における配信の事例ですが、「ほし×こえ」ほどデジタル音声広告と相性の良いイベントは、なかなかありません。 特に声優さんにご参加いただいたデジタル音声広告は、多くのファンの心をがっちりと掴みました。そんな「ほし×こえ」の未来に今後も期待です。
\デジタル音声広告の取り扱い種類、国内最大規模!/
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