Cases広告出稿事例(デジタル音声広告)
富士通クライアントコンピューティング株式会社 様
【デジタル音声広告出稿事例】音声広告は若い世代にリーチできる。FMVの価値を広げる音声広告の訴求力
企業様紹介
企業名:富士通クライアントコンピューティング株式会社
2016年創業、製販一貫体制を強みに、1981年にFMー8を販売して以来40年にわたりパソコン、タブレットを中心としたユビキタスプロダクト製品を提供している。
事業内容
ご担当者様紹介
富士通クライアントコンピューティング株式会社
コンシューマ事業本部 マーケティング支援統括部 プロモーション部:那須 久功氏
国内BtoC市場における、パソコンおよび周辺機器のプロモーションを担当。
40年にわたりお客様に愛されてきたFMVシリーズ
まずは、富士通クライアントコンピューティング株式会社の事業内容について教えてください。
〈那須様〉
当社は、「コンピューティング環境の提供により、お客様の豊かなライフスタイルに貢献する」を掲げ、2016年に創業いたしました。現在まで累計1億4,400万台を販売している富士通パソコンのFMVシリーズをはじめ、様々なユビキタスプロダクトを取り扱っています。
当社はこれまでも、企画・開発・設計・製造・販売・サポートまでを自社で行う一貫体制がとられてきました。お客様のニーズに応えていくため、製販一体のモノづくり体制を強化していきたいと考えています。
貴社の商品特性について教えてください。
〈那須様〉
主力商品であるFMVシリーズは、スペックや軽さ、駆動時間、デザイン、カラーバリエーション、ソフトウェアなど、全体的なバランスの良さや使いやすさに定評があります。一度ご購入いただいた方が、パソコン買い替え時に、再度新しいモデルをご購入されるというケースも多いです。
日本国内で設計を行ってきたので、モノづくりには強いこだわりを持っています。例えばキーボード周り。長時間使用しても疲れにくいように、キーの重さやキー同士の間隔やストロークの深さも細かく調整しています。既にFMVを選んでいただいているお客様には、当社商品の良さを実感いただいていると思います。
那須様はどのような仕事をされているのでしょうか?
〈那須様〉
主に国内BtoC(個人向け)市場でのパソコンおよび周辺機器の販売に関するプロモーションを手掛けています。家電量販店店頭における販売促進の支援と、商品全体のマーケティングやプロモーションに関する施策を企画立案、実施しています。
音声広告で、FMVの価値をしっかり訴求する
これまでFMVのマーケティングやプロモーションに関して、どのような課題があったのでしょうか?
〈那須様〉
FMVは、若年層の顧客獲得が課題でした。調査結果によると、特に大学生に認知されていないことが明らかになりました。大学入学時に、「初めて自分のパソコンを持つ」という方も多いので、その際にFMVが選択肢のひとつとして検討してもらえるようなプロモーション施策を考えました。
また、同時に製品の認知のされ方も変えていきたいと思いました。「富士通のパソコン」ではなく、FMVブランドそのものの認知も高める必要がありました。
課題解決のために、音声広告をプロモーション施策として選んだ理由を教えてください。
〈那須様〉
若い世代をターゲットにしていたので、彼らにリーチできるプロモーションの手段を検討していました。通勤・通学時や、カフェなどで過ごす勉強や作業の時間に音声メディアが聞かれるということで、音声広告を選択しました。
また音声広告の特徴として、完全聴取率(最後まで広告が聴かれること)の高さを魅力に感じていました。ブランド訴求が課題のひとつだったので、FMVの価値をしっかりと伝えられると期待しました。
若い世代に、FMVの良さを伝えるために
どんな内容での広告出稿だったのでしょうか?
〈那須様〉
冬と夏にそれぞれ別のクリエイティブで出稿をしました。冬は主に機能面の訴求を、夏は「FMV」というキーワードをリスナーの感性に印象づけるような訴求を行いました。
いずれも、関東在住の10代後半から20代前半の男女にターゲティングした上で配信を行っています。
▼実際に配信した音声クリエイティブ
音声クリエイティブ
CMの音源(パターンA)
CMの音源(パターンB)
Spotify広告の掲載イメージ
今回の施策で設定したKPIと、実施後の効果について教えてください。
〈那須様〉
認知拡大とブランドリフト向上に関する指標をKPIに定めました。
2種類のクリエイティブを試したことで、私たちが想像している以上に、若い世代はパソコンの機能には興味がないと分かりました。他社製品と機能を比較するのでなく、感覚的に「買って後悔しないもの」を選んでいる。広告によるプロモーションと店頭での販売促進ではまた違うのですが、そういった気づきを得られたのは大きかったですね。
1回目と2回目の音声広告で改善を加えたことで、どんなキーワードが訴求しやすいのかも分かってきました。ブランドリフトも良い結果が出てきたことで、今後の施策で参考になるデータも得ることができました。
今までのデジタルプロモーションとどのような違いを感じましたか?
〈那須様〉
ブランド認知に向いていると感じました。
視覚情報と聴覚情報を比べると、情報量は視覚情報の方が圧倒的に多いですよね。でもその分、印象に残りづらい部分もあると思います。情報量の少ない聴覚情報の方が、記憶に定着しやすいと感じました。
音声広告は、「ながら」作業をしながらでも聴取することができます。なので、画面を見ていないリスナーにもアプローチが可能である点も魅力のひとつだと思います。
一度使ってもらえれば、商品の良さも気づいていただけるはず
今後、音声領域(広告やポッドキャストなど)で実施したい施策があれば教えてください。
〈那須様〉
機会があれば、ポッドキャスト広告もやってみたいですね。引き続きFMVを若年層に広めたいと考えているので、若い世代にリーチできる手段として期待しています。商品には自信がありますので、一度使ってもらえれば、商品の良さに気づいていただけると思います。
デジタルマーケティングには、手段によって様々な特徴や強みがあります。これまで実施してきた施策や、新しいチャレンジである音声広告を上手く組み合わせることで、FMVの認知拡大を目指していきたいです。
▼この事例で広告出稿を行った音声メディア・デジタル音声広告
編集者コメント
那須様の言葉から感じたのは、富士通クライアントコンピューティング様のモノづくりへのこだわりです。
今回、音声広告で目指したのは、若年層にFMVの認知拡大を図ることでした。ブランドリフトと組み合わせることによって、「点」でなく「線」として、今後につながる施策を実施できたと思います。
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