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Abemaとは?サービス概要と広告の詳細の徹底解説

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Abemaとは?サービス概要と広告の詳細の徹底解説

近年、インターネット動画広告の市場は、急速に拡大しています。サイバーエージェントの研究機関「オンラインビデオ総研」が示したデータによると、2021年の動画広告市場規模は、4,195億円(前年対比142%)になるという調査結果が出ています※

動画広告市場の拡大に伴って、オンラインストリーミングサービスも増えています。そのサービスのひとつがサイバーエージェントとテレビ朝日の共同出資によって設立された、インターネットテレビサービスの「Abema(旧称AbemaTV:アベマティーヴィー)」です

今回は、Abema(アベマ)の概要をはじめ、特徴や広告掲載方法などについて詳しく解説していきます。

*参照元:サイバーエージェント、2021年国内動画広告の市場調査を発表

Abema(アベマ)とは?

ここでは、Abemaの概要やユーザーの特徴などについてご紹介します。

Abemaについて

Abemaは、無料で視聴できるインターネット上の動画ストリーミングサービスです。テレビ朝日が長年蓄積した番組制作へのノウハウとサイバーエージェントによるインターネットのインフラを重ねることで、他のストリーミングサービスとの差別化を測っています。

また、Abema限定コンテンツの数が豊富で、オリジナルエピソードは約8,000本を配信しています。ニュース専門チャンネルやドラマ、アニメ、スポーツなど、約20チャンネルで幅広い種類のコンテンツを配信しています※。

さらに、Abemaでは、インターネットならではの機能を通じてリニア視聴と見逃し視聴で番組を視聴できます。

※参照元:「ABEMA」エンジニアに聞く、リニア放送における新広告配信システム

Abemaのユーザー属性

Abemaのユーザーは男女比率は6:4、25〜34歳が33%、次いで18〜24歳が23%を占めており、同サービス全体の利用者の:56%が34歳未満のユーザーです。半数以上になります。そのため、広告媒体として検討する場合は、若年層にリーチしやすいメディアだといえます。

※参照元:ABEMA Ads Media Guideより

\オリジナルコンテンツ8000本以上あるAbema/
プレミアム動画広告の連携配信の詳細を以下からご覧いただけます。
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Abema広告の仕様について

Abema広告について、広告の種類や広告配信方法などの視点から見ていきましょう。

Abema広告の種類

Abema広告には、3種類の広告があります。

  1. 15秒枠のCM(テレビCMと同様)
  2. 30秒枠のCM(テレビCMと同様)
  3. 人気番組との連動企画

CMについて、一般的なテレビCM同様に、15秒/30秒の長さの広告枠がベースになっています。テレビCMの場合はスポンサー広告(番組のスポンサー企業の広告)とスポット広告(時間帯や曜日などの大枠を指定し、その範囲内でランダムに放映できる広告)がありますが、Abemaに関しては、2022年4月時点でスポット広告のみのCM枠の出稿が可能です。

Abemaの広告配信方法

Abemaが提供している配信方法は下記の通りです。

1. ABEMA Premium Ads

ABEMA Premium Adsは、サービスにおける視聴者にとって良質な配信面への優先配信を行うCMです。

この広告配信には以下の3種類の手法があります。

①Home Sponsored(ホームスポンサード)

Home Sponsoredは多くのユーザーが閲覧するAbemaTVのホーム画面に表示されている、1日1社独占で広告配信する手法です。ホーム画面を1日中独占するため、不特定多数のユーザーに商品の認知を促すことができます。

②オーディエンスパッケージ

オーディエンスパッケージは性年代やジャンル、配信エリア、配信時間帯、スマホキャリアなどの項目を選択し、指定のユーザー層へ優先的にCMをリーチする形態です。Home Sponsoredとは対照的に細かいターゲティングができ、ピンポイントで広告配信することが可能です。

③プログラムパッケージ

プログラムパッケージはパッケージ化された人気番組へCM配信する手法です。人気番組への広告出稿になるため、広告視聴率が高いことが予想されます。
また、番組の視聴者層を想定したターゲティングが可能です。例えば、「Mリーグ」配信パッケージでは、Mリーグの配信日にCMを出稿することができます。想定ターゲットとしてはMリーグの視聴者層が考えられます。

2.ABEMA Programmatic Ads 

ABEMA Programmatic Adsは目的とターゲットに合わせて広告配信を運用によりカスタマイズできるCMです。この広告種類がCPM課金型配信であるため、出稿先のメディアや表示ターゲットを選び、CMを表示させます。そのターゲットに該当するユーザー及び、広告掲載先メディアを目にしたユーザーに広く訴求できる点が大きなメリットです。

ABEMA Programmatic Adsには以下の2種類の手法があります。

①オーディエンスマッチ

オーディエンスマッチは目的やターゲットに応じてカスタマイズ可能なCPM課金型配信手法です。

テレビCM連動配信が特徴的で、国内テレビメーカーログを保有するSMN「Bridge」との連携により、テレビCMの視聴状況に応じたリーチ最適化配信が可能です。
例えば、テレビCM非接触者にAbemaTV広告を配信することでリーチの最適化を図ることができます。

②プログラムマッチ

プログラムマッチはユーザーのオンライン購買行動やオンライン閲覧行動、ABEMA番組視聴行動データ、デモクラフィックデータなどの情報をもとに、サービス利用者の関心と関連度の高い番組に幅広く配信する手法です。視聴者の購買行動を基点に最適な番組への広告自動配信を実現します。

3.ABEMA Contents Sponsored 

ABEMA Contents Sponsoredはオリジナル番組と連動させ、視聴者とのエンゲージメントを高める企画広告です。「ABEMA」のオリジナル人気番組への提供表示や番組オリジナルCM制作、番組と連動した企画などを実現し、固定ファンのいる番組との連動施策が可能です。 

Abema広告の特徴について

ここからはAbema広告の特徴をご紹介します。

特徴1:特定のユーザー層にリーチしやすい

1つ目の特徴は、ターゲティング機能によって、広告主様が望んでいる特定のユーザー層にリーチしやすいことです。

AbemaTV広告は、性年代(デモグラフィック)や配信エリア(ジオグラフィック)、番組ジャンル(サイコグラフィック)などを選択できます。さらに、スマートフォンのキャリア・OS、1時間単位の時間帯まで指定でき、従来のテレビと比較して細かいターゲティングが実現します。

特徴2:ユーザーが広告を受け入れやすい

2つ目の特徴は、特定のユーザー層へのターゲティングに加え、コンテンツ視聴の自由性によって、広告の内容を受け入れやすい環境が整っていることです。

「広告の内容が信頼できる」と回答した人が一般的なユーザー投稿型動画メディアと比較して約2.3倍多いという結果が出ています。Abemaは違法性がなく使えるという安心感が広告への信頼性が高いことに直結していると考えられます。

また、テレビを視聴している消費者と異なり、Abemaのユーザーは、好きなジャンルのコンテンツを視聴できます。

例えば、Abema限定コンテンツである恋愛番組が女子高校生の間で話題を呼んでいます。日本全国の女子高校生の2人に1人がAmeba限定の恋愛番組を視聴したことがあるという調査結果も出ています。

視聴者が気に入っているコンテンツを作成して配信することで、より自然に広告を受け入れる場合はあります。また、広告ターゲティングも可能な点も踏まえて、ユーザーの感心がある広告に出会える可能性も高いと思われます。

※参照元:ABEMA Ads Media Guideより

特徴3:広告配信の最適化による高い視聴完了率

3つ目の特徴は広告配信タイミングの最適化によって高い視聴完了率を獲得できることです。

平均視聴完了率は15秒で93%、30秒で92%、60秒以上で87%を記録しています。(2021年3月広告実績より)

さらに、「広告が流れるタイミングにストレスを感じない」と回答した人が一般的なユーザー投稿型動画メディアと比較して約1.4倍多いという結果が出ています。
例えばアニメの場合、シーンが切り替わるタイミングでCMを挿入します。
これによって、
ユーザーのストレスが軽減され、ユーザビリティを損なわない仕組みになっています。

※参照元:ABEMA Ads Media Guideより

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Abemaの今後の展開は?

Abemaの今後の展開について解説します。

Android TVやApple TVのテレビデバイスに対応

現在、Abemaは、サービスを利用できるデバイスを拡大し、スマートフォンやパソコン、タブレットなど、さまざまな端末でテレビを観るような感覚で利用することができます。
さらに、「Google Cast」「Amazon Fire TVシリーズ」「Apple TV」「Android TV」なども、新たにテレビデバイスへの対応も強化しており、今後も順次拡大していく予定です。幅広く様々な方法で視聴ができるようになることで、ユーザー数も増えていくことが想定されます。

参照元:ABEMA対応デバイス

5Gの普及による「動画の時代」の来着

2020年から新しい通信規格である5Gが導入され、ますます動画の優位性が生まれています。ユーザーは外出先でも5Gといった高速通信を利用することで、より高画質な動画を視聴し、大容量の動画を視聴することが可能になりました。
そこで、KDDIとサイバーエージェントは共同で日本で初めて5G SA (スタンドアローン) を活用した映像の生中継をAbemaTVで実施しました。5G SAでは大容量の映像伝送だけでなく、ネットワークスライシングにより中継用の通信を分離することで、他の通信に影響を受けない安定した映像伝送ができるようになります。

※参照元:「ABEMA」が公開スタジオ「UDAGAWA BASE」から5G SAによる生中継を実施

さらに詳しく知りたい方へ

本記事ではAbemaの概要と、Abemaの広告についてご紹介しました。

Abemaのような動画配信サービスは盛り上がりを見せていますが、かつてのテレビとラジオのメディアミックスのようにオンラインラジオやポッドキャストなどの音声メディアと動画広告を連携させて広告配信することもできます。

プレミアム動画広告とインターネット音声広告の連携配信サービス『デジタル音声×プレミアム動画 OTT広告配信』にご興味のある方はこちらよりご覧くだい。

また、注目を集めている音声広告の出稿にご興味がある方はデジタル音声広告媒体資料一覧からご覧ください。


このテーマに関するよくある質問はこちら

Abemaとは?

Abemaは、無料で視聴できるインターネット上の動画ストリーミングサービスです。テレビ朝日が長年蓄積した番組制作へのノウハウとサイバーエージェントによるインターネットのインフラを重ねることで、他のストリーミングサービスとの差別化を測っています。

2021年の動画広告市場規模とは?

サイバーエージェントの研究機関「オンラインビデオ総研」が示したデータによると、2021年の動画広告市場規模は、4,195億円(前年対比142%)になるという調査結果が出ています。

音声メディアへの出稿にご興味がある方はデジタル音声広告資料一覧をご覧ください。

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