Cases広告出稿事例（デジタル音声広告）
東北電力株式会社 様
東北電力のWebサービスを音声でプロモーション。広告接触者のサイト訪問をデータで可視化し効果検証
企業様紹介
企業名：東北電力株式会社
業種：電気事業
従業員数：4,927名（2022年3月末時点）
「より、そう、ちから。」をコーポレートスローガンに、東北6県と新潟県を中心に電力供給事業を展開。会員制Webサービス「よりそうｅねっと」は、会員登録をすると、料金プランのシミュレーションやたまったポイントを各種共通ポイントなどに交換できる。
ご担当者様紹介
東北電力株式会社
販売カンパニーリビング営業部（リビング統括）
千葉 玲央 氏
リビング営業部では、様々なマス媒体を活用して弊社のサービスをPRするために、プロモーション計画を立案・実施・効果検証などを行う。
若い世代に届く、ラジオCMに変わる新しい広告施策として
担当者様の業務を通じたミッションや役割などを簡単に教えてください。
〈千葉様〉
東北電力株式会社の販売カンパニーリビング営業部（リビング統括）に在籍しています、千葉玲央です。
リビング営業部は、ご家庭のお客さま向けに、最適な料金プランやサービスの提案を行うことをはじめ、スマートライフ電化の普及拡大や引っ越し・電気料金などの問い合わせ対応を行う部署です。
その中で私は、弊社のサービスをPRするために、様々なマス媒体を活用し、プロモーション計画の立案・実施・効果検証などを行っています。
音声としての宣伝手法に興味を持ったキッカケを教えてください。
〈千葉様〉
ラジオの利用者が減少しているなかで、Spotifyやradikoといったインターネットの音声メディアを利用する方々が世界や日本全体で増加傾向にあることは、マーケティング専門誌やネットニュースなどで認識していました。ただ、弊社エリアである東北6県・新潟県で、インターネットの音声メディアの利用がされているかどうかについては半信半疑だった部分もあります。
一方で、Spotifyにおいては18～34歳の利用が約6割、1日平均利用時間が約2時間と比較的若い世代が長時間利用していると聞き、今回の様々なプロモーションにおいて、デジタル音声広告を手法のひとつとして効果を検証してみたいと思いました。
人の声と機械音声（音声合成）、２種の音声CMで『よりそうeねっと』のメリットを訴求
今回音声広告でプロモーションした商材について教えてください。
〈千葉様〉
今回のデジタル音声広告のプロモーションでは、東北電力のホームページ等を通じて、電気料金の契約手続きの変更がWeb上で完結できることをPRする目的で実施しました。
広告出稿のターゲットはどのような層でしょうか？
〈千葉様〉
引っ越しを考えている層で、中でもその手続きにWebを利用する機会が多いと考えられる18歳から45歳までの方々です。
前述のとおり、Spotifyやradikoの媒体利用者と東北電力が考えるターゲットが合致するので、とりまとめをお願いしている広告代理店様と予算配分を調整し、出稿にいたりました。
今回の出稿にあたり、何をKPIにしましたか？
〈千葉様〉
申し込みの完了画面（Webページ）への到達と、電気の契約変更手続きがWebでできることの認知度をKPIとして設定しました。
どのような内容での広告出稿を実施しましたか？
〈千葉様〉
「Webで24時間いつでも申し込み」という、シンプルでわかりやすい内容となるよう心がけました。動画制作会社さんの提案により、童謡の「春が来た」のメロディがベースとなっています。頭に残りやすく、思わず口ずさむようなリズムと歌詞を意識して制作していただきました。ナレーションには、東北地方にゆかりのある方々に登場していただいています。
▼東北電力公式YouTubeチャンネルからご覧いただけます。
「電気のお引越しはWebで_歌篇」（15秒）
今までの広告クリエイティブとどのような違いを感じましたか？
〈千葉様〉
それほど大きな違いを感じませんでした。制作の方々にいろいろとフォローをしていただいたおかげかもしれません。
ただ、広告代理店様からのご提案により、肉声以外にも、機械音声（音声合成）バージョンの動画も制作していただくことで、音声そのものに音の違いを生み出していただきました。人の声と機械の音声の使い分けによる効果の違いに興味があり、今回の運用によって大変興味深い検証を行うことができました。今後のプロモーション手法のひとつとして、この使い分けは活用できそうだと感じました。
▼東北電力公式YouTubeチャンネルからご覧いただけます。
「電気のお引越しはWebで_音声合成篇」（15秒）
Spotifyやradikoなど、複数の音声広告媒体との相性をCV計測で効果検証
実施後の成果はどうでしたか？
〈千葉様〉
広告施策の実施前は、音声広告だけでKPIを達成することは難しいと考えていたため、他の媒体との複合的な効果が得られれば、認知媒体における活用手段・選択肢のひとつとして考えられると認識していました。
しかし、想定よりも多くのCV数を獲得し、施策とSpotifyやradikoといった配信プラットフォームの相性なども計測できたため、カスタマージャーニーの中での、各音声メディアの役割や効果に関する知見を蓄えることができました。
これは、配信が始まる前にWeb周りの導線を親切・丁寧に調整させていただいたことに加え、効果の見え方など、運用レポートの際に定量的に明らかになる要素が分かっていたことが成功の要因だと考えています。オトナル様をはじめ、関係者の皆様には感謝です。
音声広告を実施してみての気づきはありましたか？
〈千葉様〉
音声広告に接触したユーザー様が、時間をおいて自然検索を行う、弊社の目的とするWebページに期間中到達した数を計測できることには非常に驚きました。テレビＣＭや新聞広告など、認知媒体の計測はなかなか難しい側面もありますが、こうした計測方法が用いられる点にデジタル音声広告ならではのメリットを感じました。
▼実際に配信した音声クリエイティブ
Spotify広告の掲載イメージ（パターンA）
Spotify広告の掲載イメージ（パターンB）
今後の動画広告作成時に、音声広告への流用を意識した作り方も視野に
今後、音声領域（広告やポッドキャストなど）で実施したい施策はありますか？
〈千葉様〉
前述の質問の回答の際にも記載しましたが、音声広告の市場規模は、今後拡大していく傾向にあると伺っています。ユーザー様の利用状況や受け入れられやすい広告の種類など、今後も出稿する際にヒントとなるような情報を共有いただけたら嬉しいです。動画を制作した際には、今回のように音声広告素材としてそのまま流用可能とのことでしたので、方法のひとつとして検討したいと思います。
▼この事例で広告出稿を行った音声メディア・デジタル音声広告
Spotify音声広告配信
radiko(ラジコ)オーディオアド
編集者コメント
東北電力株式会社様のWebサービスのプロモーションの事例ですが、従来では困難であった認知系広告媒体の効果計測が可能であるという、デジタル音声広告ならではのメリットを実感していただきました。
広告配信では、想定よりも多くのCV数が確認でき、施策と配信プラットフォームの相性なども計測できました。
＼デジタル音声広告の取り扱い種類、国内最大規模！／
すべての媒体資料を以下からご覧いただけます。
