ポッドキャスト『オトマーケ』の今回のエピソードでは、「社内ラジオ」&「社内ポッドキャスト」について話しています。
「社内ラジオ」とは、社内向けに情報を発信するという形式で音声コンテンツを配信することであり、コミュニケーション促進の効果があります。
特に、コロナ禍において社員同士がなかなか交流できない状況の中では、「社内ラジオ」を通じて非常に効果的なコミュニケーションが取れるため、リーダーからの直接的な情報伝達ツールとしても有用であり、チームのモチベーション向上や信頼関係形成にも役立ちます。また、社員の個性や考え方を知ることで、よりコミットメントを持って仕事をすることが可能になります。
本記事では、社内ラジオのメリットや実現方法などについても案内していきます。
社内ラジオとは
「社内ラジオ」は、会社やチームの中で社内向けに音声コンテンツを配信する取り組みです。
社内ラジオでは音声配信サービスやポッドキャストなどのインターネットラジオの手法を活用して、音声番組を配信します。社内のリーダーや社内メンバーの生の声を伝えることができ、チーム内のモチベーション向上やチームワークの醸成に有効なことから、社内ラジオはチームマネジメントの手法の一つとして国内でも導入する企業が増加しています。
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社内ラジオの効果とメリット
1.チームの活性化・コミュニケーションの円滑化
社内ラジオを活用すると、チームの活性化やコミュニケーションの円滑化につながることが期待できます。社内リーダーが会社やチームに向けてラジオ番組を発信することで、チームメンバー同士の距離が縮まり、社内の方針などへの深い理解が生まれます。また、リモートワークの増加などで雑談の場が減少してしまった状況下でも、社内ラジオが雑談の代替体験として機能する可能性もあります。社内ラジオは、チームワークや信頼関係を醸成し、より良いパフォーマンスへと繋げることができます。
2.メンバーの意外な素顔や個性を知れる
社内ラジオを通じて、メンバー同士の意外な素顔や個性に触れることができます。例えば、普段は厳しい営業チームのメンバーが「実はスイーツが好きで、よく、銀座のおすすめのパフェを食べに行く。こんなお店もおすすめ」「自身が仕事において大事にしていること」といったエピソードを共有したとします。
本来、普段その人と雑談をすることもなく業務で関わることのないメンバーは、その人の「人となり」や「考え方」などを知ることができません。しかし、社内ラジオを通じて、音声コンテンツとして配信を行うことで、音声による会話の擬似的体験を通じて、その人への理解が深まり、社内の親密な関係性が築かれるきっかけになります。
社内ラジオは、大規模な企業だけでなく、中小企業や個人事業主にも取り入れられる手法であり、チームのコミュニケーションを活性化するために大いに役立つことが期待できます。
社内ラジオを通じたチームメンバー間の理解と評価
チームメンバー間の理解と評価は、チームのマネジメントにとって非常に重要です。他のメンバーが自分の話を聞いてくれることで、お互いの関係性が深まり、信頼関係を築くことができます。
さらに、他のメンバーの話を聞くことで、その人がどのようなことに重点を置いているのか、どのような価値観を持っているのかを理解することができます。それにより、チーム全体の方向性や目標設定についても話し合うきっかけにもつながります。
そして、お互いの理解が深まることによって、本質的な仕事の向き合い方が評価されることにも繋がります。自身が理解されることは、メンバーにとって大きな自信に繋がり、モチベーション向上につながります。
上記の理由からチームメンバー間の理解と評価を高めることは、チームの成果にも直結します。お互いに話し合いをし、理解し合うことで、より良いチームワークを発揮することができます。社内ラジオはチームワーク形成とモチベーション向上のための手段として非常に有効的です。
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社内ラジオ配信のために必要なもの
社内ラジオの手法として最も手軽な方法は、ポッドキャストによるクローズドな社内限定の環境を構築することです。
音声配信のCMS
ポッドキャストCMS(ブログのようなコンテンツマネジメントシステムのこと)と自社のウェブサイトを活用することで低コストて実現できます。ポッドキャストCMSを使用することで、MP3音源さえあれば、ブログをアップするような感覚で、簡単に社内ラジオを始めることができます。具体的にはOmnyStudioなどのツールがあります。
収録環境と機材
会議室でお手軽に!
社内ラジオの収録は、MP3音源を録音できればどのような環境でも実現できます。プロが使用するようなスタジオではなくとも、オフィスの会議室などで十分収録は可能です。
またオフィスの環境音が入ってしまうような場合でも、それが会社のリアルな雰囲気を表してくれることもああり、コンテンツとして味が出ることもあります。
なお、もし音質を考慮する場合は最低限の収録機材を揃える必要がありますが、前述の通りMP3ファイルさえ収録ができれば実現できるため、最悪スマートフォンでも収録することは可能です。
オンライン収録でもOK。遠隔メンバーも気軽に参加できる
また、オンライン通話ツールのZOOMなどを活用すると、通話を音声収録する機能があるため、遠隔地の社内メンバーとの社内ラジオ収録も手軽に実現することができます。
下手な収録環境よりも音質もよいこともあるので、社内ラジオを効率的に実現することのできる有効な手段の一つといえます。
社内ラジオの演出(音楽などによるクオリティアップ)
社内ラジオ内で冒頭と末尾に音楽を挿入するなど、コンテンツとしての面白さを演出することで、社内メンバーがより楽しく聴くことができるでしょう。
編集はDAWと呼ばれる音声編集ソフトが使用されます。DAWにはアドビのAuditionや、macに標準装備されているGarageBandなどがあります。
また、音声コンテンツの演出には音楽が欠かせませんが、法人利用の場合、著作権とその利用量支払いなどに注意が必要です。社内ラジオ等の場合は、著作権的な問題が起きにくい買い切りの音源を使用するのがおすすめです。AudiostockやArtlistなどの音源を使用することで、社内ラジオ内でもクオリティの高い音源を法人で使用する事ができます。
組織マネジメントにおける社内ラジオのすすめ
組織マネジメントとは、定量的に可視化できる合理的なものだけではなく、数値では測れないチームメンバー感の関係性が重要になります。信頼関係やチームメンバーのモチベーションなどの熱量などがまさにそれにあたります。
社内ラジオはOmnyStudioなどのポッドキャストCMSとウェブサイトを組み合わせること手軽に実現することができます。運用方法によっては、社内の社内報の作成やブログ執筆などよりも手軽なコストで運用することができます。チームのモチベーションマネジメントのため、ポッドキャストなどで社内ラジオで情報共有することがおすすめです。
社内ラジオのような取り組みは、すぐに劇的な効果を生むものではありませんが、チームの間でのコミュニケーションをうまく活用することで、長期的に生産性やモチベーション向上に貢献し、離職率防止などにも効果を発揮することでしょう。
オトナルでは、大手企業の社内ラジオの運用支援をしています。事例などお問い合わせください。
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社内ラジオの有用性については、以下からぜひ音声での解説もお聴きただけます。
#92 マネジメント層のための「社内ラジオ」のススメ。組織が強くなる"声の社内報"の効果
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▼今回のトーク内容
/「社内ラジオ」のススメ
/リーダー層必聴!音声コンテンツを組織づくりを加速させる「社内ラジオ」とは?
/チームで社内ラジオをやるメリット
/社内ラジオによるチームのモチベーションアップと自分ごと化
/社内報よりも楽にコンテンツ作れる&コストもかからない
/オトナルの社内ラジオ事例
/使用するツール&運用方法の紹介(配信手法/CMS/収録機材/アップロード方法ほか)
音声とマーケティングを考えるポッドキャスト『オトマーケ』。
今回は上記のテーマでお話しました。
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