音声広告での最近のトレンドとして、「ホストリード」という広告形態があります。しかし「ホストリード」がどのような効果があるのか、どんなメリットがあるのか、よく分からない方も多いと思います。
本記事では、「ホストリード広告」の概要・効果・メリットについて解説します。
ホストリード広告とは?
ホストリード広告は、ポッドキャストのホストが自身の番組内で特定の製品やサービスを紹介する広告形式です。この方式は、ホストが具体的な体験談や個人的な推薦を交えて製品を説明するため、聴取者にとって非常に説得力があると言われています。
広告をホストの声とスタイルで伝えることを「ホストリード」と呼び、リスナーの信頼を得やすくエンゲージメントの向上が期待できます。
ホストリード広告についての詳しい説明は、オトナルのポッドキャスト番組「オトマーケ」にて詳しく解説しています。ご興味ある方はぜひご覧ください。
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「ホストリード」の効果は?
では実際にホストリード広告は、消費者へどのような行動・効果を促していくのでしょうか。ホストリード広告の効果は以下の点が挙げられます。
- リスナーからの親近感・信頼度が高まる
- リスナーの購買意欲が増加する
- リスナーの記憶に残りやすい
リスナーからの親近感・信頼度が高まる
Nielsenの調査では、同じ内容の広告を「アナウンサーリード(従来の広告形態)」と「ホストリード」の2つで消費者に与える広告の効果を調査しました。その結果、ホストリードはアナウンサーリードと比べて親近感(Familiarity)が33%、信頼感(Affinity)が67%も高いことがわかりました。
このことからホストリード広告が親密感・信頼感を引き起こすことが可能が高いと考えられます。
リスナーの購買意欲が増加する
続いて上の図の購買意欲(Purchase Insent)では、「ホストリード」は「アナウンサーリード」と比べて、50%高くなっています。ここから、ホストリード広告によって親近感や信頼感が高まることに加えて、購買意欲が促進されていることがわかります。
従来の広告より消費者にクリティカルに購買行動にポジティブな影響を与えるのは、とても魅力的な点です。
リスナーの記憶に残りやすい
Cumulus MediaのCIOであるピエール・ブヴァール氏はSystem1社が実施した調査を紹介する記事の中で、「音声広告が視覚メディアよりもアテンションを集めやすい」という以前の電通とルーメンの調査結果についても触れています。電通とルーメンによる共同調査では、音声広告がブランドの記憶率で他の媒体より平均40%高い結果を示しました。
同調査は下記3点の広告効果について触れたものです。
- 広告のアテンション(注目を集める)効果
- 広告のアテンションを保持する効果
- 記憶に残る効果
このように、ホストリード広告はリスナーの注目を集めると同時に、広告の記憶を促進することが分かります。
ホストリード広告のメリットは?
先ほど説明した効果を踏まえて、ホストリード広告を運用するメリットは以下の通りです。
- リスナーの購買行動を促進させる:親近感・信頼度が高まるため
- ブランドの認知拡大につなげやすい:記憶されやすいため
- 各番組のテイストに合わせたクリエイティブな広告出稿が可能:リスナーからの共感を誘えるため
1.リスナーの購買行動を促進させる
前述したように、ホストリード広告は番組を聴くリスナーからの親近感や信頼度を大きく高めます。それに付随する形で、リスナーの購買行動を促進させます。
消費者に広告を効果的にアプローチすることができるのは大きなメリットであるといえます。
2.ブランドの認知拡大につなげやすい
ホストリード広告が音声広告が消費者の注意を惹きつけて記憶されやすいことを考えると、ブランドリフトをする上で効果的な施策だと考えられます。
消費者は日常的にあらゆる方面から数えきれない情報を受け取っています。その中で自社のブランドの認知拡大に繋がるホストリード広告は運用するメリットがあると考えられます。
3.各番組のテイストに合わせたクリエイティブな広告出稿が可能
ホストリード広告の特徴として、あらかじめ決まった台本がない点が挙げられます。ホストに自由に表現してもらうことで、番組のテイストやキャラクターに合わせたクリエイティブな広告が制作が可能になります。
これにより単なる原稿の読み上げではなく、リスナーが共感できて笑えるような広告を作成できることが可能です。こうした手法はリスナーだけでなく発信者にも楽しさを提供し、従来のCMでは得られない魅力を生み出します。
【音源事例2選】実際のホストリード広告を紹介
ここから、ホストリード広告の音源を紹介していきます。2つの事例もそれぞれ異なる特徴を持っており、音源を実際に聴いてみて、ホストリード広告の具体的なイメージを膨らませてみましょう。
- backspace.fm × 株式会社ソラコム
- 絵本で英会話 × 株式会社すかいらーくホールディング
1.backspace.fm × 株式会社ソラコム
冒頭にPRを終えた後、中盤からはホストであるbackspace.fmの2人がサービスに対しての意見交換をする流れになっています。番組内のトークのような聞き心地で、いわゆる「広告らしさ」を感じさせないパッケージとなっています。
2.絵本で英会話 × 株式会社すかいらーくホールディング
絵本を紹介する当番組は、訴求商品である「しゃぶしゃぶ」を英語で解説するから開始していきます。パーソナリティーのエピソードを交えながら、すかいらーくの「しゃぶ葉」を訴求を実現しています。
こちらも広告らしさのない広告となっています。
【まとめ】ホストリード広告
ここまで、ホストリード広告について解説していきました。従来のCMとは異なり、番組の形に合わせてクリエイティブに広告を作成・出稿できる点が魅力的であり、今後の音声広告市場で増えていくことが期待されています。
なお、オトナルではホストリード広告についてさらに詳しく解説した資料があります。無料でダウンロードできますので、下のボタンから是非ご覧ください。
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そしてオトナルでは、ホストリード広告を提供するサービスを展開しています。インフルエンサーであるポッドキャスターが、商品紹介を独自に行い、リスナーや消費者に愛されるブランドへの信頼や共感を生むプロモーションを実現します。
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