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オトナル、朝日新聞社と共同で「ポッドキャスト国内利用実態調査2021」を実施。使用サービスはSpotifyがApple Podcastを抜いてトップに

プレスリリース

利用年代は20代が27.5%ともっとも多い結果に。ビジネスパーソンの利用が多い傾向も。

株式会社オトナル(本社:東京都中央区/代表取締役 八木太亮、以下オトナル)および株式会社朝日新聞社(本社:東京都中央区/代表取締役社長:中村史郎、以下朝日新聞社)は2022年2月3日、昨年12月に共同で実施したポッドキャストの利用実態調査の概要を「PODCAST REPORT IN JAPAN ポッドキャスト国内利用実態調査2021」として公開しました。

ポッドキャスト国内利用実態調査2021

インターネットラジオの一つである「ポッドキャスト」は、音声配信およびインターネットで音声コンテンツを聴く方法として、世界的にも代表的な手法のひとつです。

「ポッドキャスト」を毎月聴くユーザーは、世界43カ国・地域における調査の平均で、インターネットユーザーの44.8%にのぼります*。
また、米国におけるポッドキャストの広告市場は、2022年には前年から30%増加して1930億円を超える見込みであるなど**、新たなメディアとしてその成長に注目があつまっています。
*Hootsuite「Digital 2021 April Global Statshot Report」調べ
**IAB「U.S. Podcast Advertising Revenue Study」より

そのような海外のポッドキャストの利用状況を踏まえ、国内においても定期的にポッドキャストの使用状況を把握し、ポッドキャストユーザーへの理解を深めることを目的に、オトナルと朝日新聞は2020年から調査を開始しました。今回は第2回として、20歳から69歳の男女10,000人を対象に2021年12月3日~12月4日に調査を実施。その調査結果を、利用率、利用シーン、利用方法ごとにまとめた「PODCAST REPORT IN JAPAN ポッドキャスト国内利用実態調査2021」として公開しました。

調査結果のサマリー

・日本国内で月に1回以上ポッドキャストを聴く人の割合は、14.4%。年代別では20代がもっとも多い。
・ポッドキャストユーザーの職業では、経営者や管理職など企業の意思決定層が14.3%を占め、非ユーザー内の比率より高い。
・ポッドキャストユーザーは非ユーザーよりも新しいものを取り入れるのが早く、新しい流行について人に聞かれることが多い。
・ポッドキャストを聴く方法はSpotifyが34.9%でトップ。前回トップのApple Podcastを超える。
・最も人気の番組ジャンルは全世代とも「ニュース」。20代には学習系ジャンルも人気。

※本リリースの調査結果・グラフをご利用いただく際は、必ず【オトナル・朝日新聞社調べ】とご明記ください。

▼調査結果の詳細(抜粋)

1ヶ月に1回以上ポッドキャストを聴く割合は14.4%。年齢層では20代がもっとも多い結果に

一般ユーザーを含めた10,000人を対象にした調査では、月間のアクティブユーザーに該当する、ポッドキャストを1ヶ月に1回以上使用する人の割合は14.4%でした。男性が56.8%と過半数を超えており、年代別では20代が男女合計で27.5%ともっとも多い結果となりました。

ポッドキャストユーザーの比率と属性

企業の意思決定層が14.3%。ポッドキャストユーザーは非ユーザーに比べビジネスパーソンと学生が多い

ポッドキャストユーザーの職業に関する調査では、非ユーザーと比較して、ビジネスパーソン(フルタイムの就労者)が多い傾向がみられます(非ユーザーの58.9%に対し、70.6%)。
経営層、管理職を合計した意思決定層は14.3%(非ユーザーは10.2%)。医師や弁護士などの資格業も4.0%(非ユーザーは2.6%)と非ユーザーよりも多い比率でした。また学生に関しても4.8%と非ユーザーの2.4%に比べて多いという結果が出ています。

ポッドキャストユーザーの職業

ポッドキャストユーザーは非ユーザーよりも情報感度が高い

ポッドキャストユーザーの情報に対する感度は、非ユーザーに比べ、相対的に高いことがわかりました。
ユーザーの80.7%が「少しでも興味があることは自分で積極的に調べる方だ」と回答したのに対し、非ユーザーは70.4%。他の全ての項目も10ポイント以上、ユーザーの方が高い結果でした。「製品や新しいサービスを取り入れるのが人より早い」「新しい流行について人に聞かれることが多い」という項目は、それぞれ非ユーザーより20ポイント以上高く、ポッドキャストユーザーがアーリーアダプターであることがうかがえます。

ポッドキャストを聴く方法はSpotifyが34.9%でトップに。Apple Podcastを超える

ポッドキャストを聴く方法・聴くプラットフォームではオーディオ ストリーミングサービスのSpotifyが34.9%でトップでした。
続いてApple Podcast(29.7%)、Amazon Music(24.0%)、Webサイト(18.5%)、Google Podcasts(14.6%)の順で使用率が高い結果となりました。
前回、2020年12月に行った調査のデータでは日本国内におけるポッドキャストを聴くサービスはApple Podcastがトップでしたが、2021年12月の今回の調査ではSpotifyがAppleの使用率を上回りました。
なお、米国においてもSpotifyがApple Podcastを抜き、もっとも使用されているポッドキャストプラットフォームになったという調査結果***が出ています。

ポッドキャストの聴取プラットフォーム
***TechCrunch「Spotify says US podcast listeners now use its service more than Apple Podcasts」

ポッドキャストを聴くシチュエーションは「家事中」が1位。男女間で傾向の違いも

ポッドキャストを聴くシチュエーションでは、「家事中」が35.2%でトップでした。次に「趣味の作業中」27.1%、「車の運転中」21.5%、「歩いている時」21.2%と続きます。
男女別の結果では、女性は「家事中」が多い傾向がみられました。

ポッドキャストの聴取シチュエーション

最も人気の番組ジャンルは「ニュース」。20代では学習系ジャンルの比率が高い傾向に

普段聴いているポッドキャスト番組のジャンルを挙げてもらったところ、全世代通じて「ニュース」が最も多く、48.6%の人が選びました。次に多いのは「コメディ/お笑い」で25.1%です。
年代別に見ると、20代では他の世代に比べて「コメディ/お笑い」、「言語学習」、「教育」「テクノロジー」ジャンルの比率が高い傾向がみられました。

ポッドキャスト番組のジャンル

ポッドキャスト番組の探し方はアプリ内の検索がトップ。年代別に異なる傾向

ポッドキャスト番組の探し方は、「ポッドキャストアプリで検索する」が46.6%と最も多い結果となりました。
20代は他の世代と比べて「ブログ・SNSの口コミを見て」「友人・知人・家族の口コミを聞いて」が多く、ソーシャルグラフや実際の人とのつながりの中で新しい番組に出会っていることがわかります。一方、60代では「ポッドキャストアプリで検索する」「検索エンジンで検索して」を挙げた人が他の項目より多く、個人で能動的にポッドキャスト番組を探す傾向がうかがえます。

ポッドキャスト番組の探し方

「耳が空いている時間にいろんな知識を吸収できるようになった」といったユーザーの声も

「ポッドキャストを聴いてよかったこと」について、ユーザーの声を集めました****。
「運動している時間も学習できる」「家事をしながら楽しめる」など「ながら聴き」の機能性を評価する声が多くありました。
また、「耳が空いている時間にいろんな知識を吸収できるようになった」など情報の有益性を評価する声、「自分が知らなかったジャンルについて気軽に情報収集できた」などセレンディピティを評価する声、「同じ番組を聴いている人と盛り上がれる」などコミュニティ性を評価する声もありました。
****全ての自由回答はこちらから、ご覧いただけます。

ポッドキャストユーザーの声

<調査概要>
実施時期:2021年12月3日(金)~12月4日(土)
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
調査対象:20~69歳の男女、全体調査10,000人、ポッドキャストを月1回以上聴く人への調査600人(人口構成比に準じてウェイトバック集計を実施)

なお、掲載した情報はレポートの一部となります。
実際のレポートでは、
・ポッドキャストユーザーの属性と特徴
・ポッドキャストの聴き方
・ポッドキャストで聴かれているコンテンツジャンル
・ポッドキャスト聴取後の行動と音声広告に対する印象
などその他の調査結果についても記載しています。詳細なレポートは下記のページから閲覧が可能です。

PODCAST REPORT IN JAPAN ポッドキャスト国内利用実態調査2021
https://otonal.co.jp/podcast-report-in-japan2021

オトナルでは、デジタル音声メディアの価値向上支援を通じて、今後も音声コンテンツの発展に寄与し国内デジタル音声市場の拡大を目指してまいります。

株式会社オトナルについて

株式会社オトナルは、デジタル音声広告事業を展開する“デジタル音声広告カンパニー”です。
データ運用を得意としたデジタル音声広告のエージェンシーとして、音声広告のプランニングから、ナレーターや声優によるクリエイティブ制作、広告配信、レポーティングまでをサポートしています。
また音声のアドテクノロジー提供を通じて、音声アプリやラジオ局などへのデジタル音声コンテンツの実装サポートを行い、新たな音声メディア・音声広告枠の開発にも取り組んでいます。
オトナルは、音声ソリューションの開発・提供を通じ、国内における音声広告市場を発展させることをミッションとしています。
多くのリスナーが新しい番組に出会うきっかけをつくるために、ポッドキャストのプラットフォームごとにランキング上位を掲載するポータルサイト『ポッドキャストランキング』を運営しています。

株式会社朝日新聞社/朝日新聞ポッドキャストについて

新聞事業を続けてきた私たちは、いま、ジャーナリズムを核とした「豊かな暮らしに役立つ総合メディア企業」への進化を目指しています。朝日新聞ポッドキャストは、事件、政治、経済、あらゆる分野でこれまでのニュースの枠を超えて、ファクトに迫ります。現在9つの番組を配信中。世界中を飛び回る記者たちの分厚い取材ノートから、とっておきの話題を、音声でしか伝えられない熱量や臨場感と共に伝えます。

 

ポッドキャスト国内利用実態調査2021


▶朝日新聞ポッドキャスト・メディアガイドDL(
https://mb-lp.asahi.com/download
▶朝日新聞ポッドキャスト 配信ページ①( https://omny.fm/shows/asahi/
▶朝日新聞ポッドキャスト 配信ページ②( https://omny.fm/shows/arukiki-ajw
▶朝日新聞デジタル ポッドキャスト特集( http://www.asahi.com/special/podcasts/
▶公式Twitter( https://twitter.com/AsahiPodcast

<会社概要>
【株式会社オトナル】
代表取締役:八木 太亮
所在地:東京都中央区入船3-9-2 佐久間ビル 4F
事業内容:デジタル音声広告の広告販売、音声パブリッシャー向けアドテクノロジー実装、データ開発支援、音声クリエイティブの制作
URL:https://otonal.co.jp/

【株式会社朝日新聞社】
代表取締役社長:中村 史郎
東京本社所在地:東京都中央区築地5-3-2
事業概要:日刊新聞の発行ほか
URL:https://www.asahi.com/corporate/

本調査の詳細なレポートはこちらからご覧ください。
https://otonal.co.jp/podcast-report-in-japan2021


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