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【音声配信】ポッドキャスト配信の始め方とは?おすすめのアプリや配信方法を詳しく解説

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【音声配信】ポッドキャスト配信の始め方とは?おすすめのアプリや配信方法を詳しく解説!

SNSやデジタルメディアが発達してきたことに伴い、私たちはメディアから情報を一方的に受信するだけでなく、個人で発信することが簡単になってきました。その中でも、近年注目を集めているのがポッドキャストです。

ポッドキャストは個人の発信に留まらず、企業も自社のブランディングとして行っています。生活者の「ながら時間」にアプローチできるとして、ビジネスの観点からも多くの関心が寄せられています。

しかし、ポッドキャストを始めようとすると、こんな疑問が出てくるのではないでしょうか。

  • ポッドキャストの配信には何が必要なのか
  • おすすめの配信方法やアプリケーションはなにか
  • 配信するにはどんなステップがあるのか

本記事では、以上の3つ点を中心に、ポッドキャストの配信方法について解説します。これからポッドキャストを配信してみたい方は必見です。

この記事のポイント

  • ポッドキャストを配信するには、収録や編集など5つのステップを踏む必要がある
  • 複数のプラットフォームで配信することが、ポッドキャスト運用のコツ
  • 各プラットフォームに一括配信できるCMS、「Omny Studio」の活用がおすすめ

ポッドキャストとは

ポッドキャストとは

「ポッドキャスト」とは、音声配信を行うインターネットラジオの配信手法の一つです。RSSフィードという仕組みを利用し音声ファイルを配信することで、Spotify、Apple Podcast、Amazon Music やYouTube Musicなどの複数のプラットフォームで音声ファイルを公開することができ、インターネット上で音声番組を多くの方に届けることができます。

音声配信アプリ・音声SNSとの違い

ポッドキャストは音声アプリや音声SNSを同一視されがちですが、実はそれぞれ異なる特徴を持っています。以下の表をご覧ください。

種類 特徴 代表的なサービス
ポッドキャスト 収録したコンテンツのみ配信可能(一部)
各プラットフォームへの一括配信可能
いつでもダウンロードやストリーミングが可能
・Spotify
・Apple Podcast
・Amazon Music
・YouTube Music
音声配信アプリ 特定アプリ上で配信ができる
収録だけでなく、生配信も可能
「いいね」などのフィードバック機能あり
・Voicy
・stand.fm
・Radiotalk
音声SNS 特定のアプリでライブ配信ができる
収録はできないが、アーカイブ配信は可能
リアルタイムのコミュニケーションを目的とした
音声版SNS
・Spoon
・Clubhouse
・X Spaces

ポッドキャストは収録に、音声SNSはライブ配信に特化しています。一方で、音声配信アプリは両方とも配信することができます。ただ、YouTubeやSpotifyなどユーザーが多いメディアに配信できるという点においては、やはりポッドキャストでの配信が魅力的といえるでしょう。

このほかにも、Audibleやaudiobook.jpなど、プロのナレーターや声優が書籍を読み上げてくれるオーディオブックも、音声メディアとして広く知られています。

ポッドキャストを配信するための5ステップ

それでは、ポッドキャストを配信するためにはどんなことが必要なのでしょうか。どんな人でもゼロからポッドキャストを配信するには、以下の5つのステップを踏む必要があります。

  1. 番組コンセプトを決める
  2. 台本を作成する
  3. 収録する
  4. 編集する
  5. 配信する

STEP1:番組コンセプトを決める

STEP1:番組コンセプトを決める

実際に収録に移る前に、まずは「何を話す番組か」などの番組のコンセプトを決定しましょう。コンセプトは番組の根幹となるので、どんなことを話していくのかは最初に設定すると良いと思います。

例えば、

  • 自分の経験を基に、伝えたいことがある
  • 企業として宣伝したい
  • ブランド認知度を高めたい
  • 自分の趣味の面白さを表現したい

もちろん、「自分が話したいことを自由に話す」と、コンセプトをあえて決めない方法もあるでしょう。しかし、戦略的かつ長期的にポッドキャストを活用するのであれば、「どんな方に聞いてもらいたいのか」という視点は重要です。

年齢、性別、趣味、性格、価値観等、リスナーの属性やペルソナを明確にした上で、番組コンセプトを作ると、番組の方向性がおのずと固まってくるでしょう。

STEP2:台本を作成する

台本を作成する

コンセプトが決まれば、次は台本を作成しましょう。番組を進行するうえで、大まかな台本があると毎回の収録がスムーズに進行できます。イントロやアウトロ、ミニコーナーの開始・終了の時間などを大まかに決めておくだけでも、「何について、どれくらいの分量で喋るべきか」が明確になります。

台本の作り方は大まかに2つのパターンがあります。

  • ①フル文字起こし方式
    • 「いつ、何を言うか」を明確にして台本を作る形式
    • 番組進行に際して安心感を持てるが、準備に労力を要してしまう
  • ②エピソード、概要方式
    • 大まかにエピソードの構成や流れを決める形式
    • 簡易なメモで代替することができる
    • リラックスしたカジュアルな雰囲気で収録ができる
    • 準備にそれほど労力はかからないものの、話すのが不得手な方には不安も

STEP3:収録する

台本が準備できたら、いよいよ番組の収録に臨みましょう。収録に際して特別な機材は必要ありません。スマートフォンの録音アプリやマイクのあるイヤホンでも収録ができます。

収録方法は、オンラインとオフラインの2通りあります。

ポッドキャストは収録に、音声SNSはライブ配信に特化しています。一方で、音声配信アプリは両方とも配信することができます。ただ、YouTubeやSpotifyなどユーザーが多いメディアに配信できるという点においては、やはりポッドキャストでの配信が魅力的といえるでしょう。

このほかにも、Audibleやaudiobook.jpなど、プロのナレーターや声優が書籍を読み上げてくれるオーディオブックも、音声メディアとして広く知られています。

収録方法 メリット デメリット
オンライン収録 (複数人収録の場合)遠隔にいる方とも収録を実現できる
会議室など、場所を用意する必要がない
音質が、周辺のネットワーク回線の速度やPC性能に左右される
対面収録 (複数人収録の場合)相手の顔を見ながらコミュニケーションできる
機材の不具合にも迅速に対応できる
(複数人収録の場合)スケジュール調整に時間がかかる
収録環境の整備に時間を要する

「特別な機材は必要ない」と書きましたが、音質にこだわりたい方には、専用のマイクや収録ソフトを購入するのも良いでしょう。専用機材によって、音質の向上や、編集をスムーズ行えるというメリットもあります。商品ごとに機能や特徴が異なるので、目的に応じたツールを用意しましょう。

STEP4:編集する

STEP4:編集する

配信するために、収録した音声を編集する必要があります。編集なしで配信することも可能ですが、トーク中の冗長な部分や環境音などのノイズをカットすることで、聞きやすい番組をつくりことができます。

スマートフォンでも、音声の一部分をカットできる機能は備え付けられています。しかし、リップノイズ(唇・舌が生み出す雑音のこと)の除去などを実行したい方は、編集ソフトの活用をおすすめします。

STEP5:配信する

収録および編集が完了したら、いよいよ配信作業を行います。ほとんどのポッドキャスト番組は、SpotifyやApple Podcastなどの配信プラットフォームを通じて配信されることが多いです。

本記事では、主要配信プラットフォームについて紹介します。

ポッドキャストを配信するためのプラットフォーム

以下の4つは、特にポッドキャスト配信者(ポッドキャスター)からの人気が高く、配信しやすいプラットフォームです。

  • Spotify
  • Apple Podcast
  • YouTube Music(旧Google Podcast)
  • Amazon Music

Spotify

Spotify

Spotifyは、2008年にサービス開始したスウェーデン発の音楽ストリーミングサービスです。ポッドキャストのプラットフォームとしても人気が高く、現在260万を超えるポッドキャスト番組が配信されています。

配信者は「Spotify for Creators」を活用し、音声やビデオ形式のコンテンツを簡単に配信でき、自動文字起こしも利用可能です。

また、米国をはじめ一部の地域において収益化プログラム「Spotify Partner Program」が開始されました。Spotifyを使って番組を配信し、Spotifyの収益化基準を満たしているクリエイターは、このプログラムを活用することで複数の収益源を手に入れることができるということです。

詳しくはこちら:
Spotify for Creators

Apple Podcast

Apple PodcastApple Podcastは、Appleが提供する音声配信サービスです。
Apple Podcastアプリは、Apple TV、Apple Watch、CarPlay対応のiPhoneなど、Apple製デバイスのすべてにインストールされています。また、Webブラウザからも聴くことが可能です。

配信者は、Apple Podcast for Creatorsを活用し、サブスクリプションで収益を上げることが可能です。さらにビデオポッドキャストの配信や視聴数やユーザー分析など、ホストをサポートする機能が充実しています。

詳しくはこちら:
Apple Podcast for Creators

YouTube Music(旧Google Podcast)

YouTube Music旧Google PodcastにあたるYouTube Musicは、Googleが提供する音声配信プラットフォームです。名前の通り、音楽ストリーミングサービスも充実しており、総合的な音声サービスを提供しています。2024年に入ってから、YouTubeではポッドキャスト体験をリスナーに提供するために積極的なアクションを取っています。

YouTube公式サイトによると、視聴の途中から再開できる機能や自動ダウンロード、RSSフィードを通じた番組追加が可能となっています。また、YouTube Musicのホーム画面でのポッドキャスト表示やGoogleアシスタントとの連携により、ポッドキャストを気軽に楽しめる環境を提供しています。

詳しくはこちら:
YouTube Music: ポッドキャストの新しい目的地 - YouTube ブログ
YouTubeにポッドキャストをRSSフィードで送り込む方法のまとめ

Amazon Music

Amazon Music

Amazon Musicは、Amazonが提供する音楽ストリーミングサービスです。Amazon Musicもポッドキャストサービスに力を入れており、2023年からは、人気ポッドキャスト番組を5分程度に編集されたハイライトを試し聴きできる「【公式切り抜き】ポッドキャスト試聴室」を配信しています。

Amazon Music

詳しくはこちら:
Amazon Music、ポッドキャストの新しい魅力を発見できる新番組「【公式切り抜き】ポッドキャスト試聴室」配信開始

ポッドキャスト成功のためのヒント

ここからは、ポッドキャスト配信をより多くの方に聴いてもらうための方法やテクニックについて解説します。

まずは、以下の3点を意識してポッドキャスト番組の制作や運用をしてみましょう。

  • リスナーが思わず聴きたくなるような番組名やエピソードのタイトルをつける
  • SNSでシェアをする
  • 複数のプラットフォームそれぞれで配信する

リスナーが思わず聴きたくなるような番組名やエピソードのタイトルをつける

まずは、番組名を工夫してみましょう。「この番組はどんな内容だろう?」とリスナーに興味を思ってもらえるかが勝負です。

ポッドキャストは、パーソナリティの個性がリスナーにも伝わります。「どんな人が」、「何について」話しているのか分かりやすく伝わるように設定することで、ターゲットとするリスナーに関心を持ってもらうことができます。

具体的な例でいうと、

「歴史」や「言語学」など番組内容を象徴するキーワードや、「サラリーマン」といったパーソナリティの肩書きなどを番組名に入れることで、どんな人が喋っているかをリスナーにイメージさせやすくなります。

SNSでシェアをする

番組専用のXアカウントを作成などして、SNSでシェアすることで、番組の認知を広げることができます。

ただしSNSでシェアするだけでは、なかなか聴いてみたいとは思われないでしょう。「聴いてみたい」と思ってもらえるような文章を添えて投稿すると効果が高まります。

例えば、「オトナル原口大輝のエスケープジャーニー」では、

このように、エピソードの内容やテーマについて言及したコメントを添えると、ポストを見た方の注意を惹きつけやすくなります。

複数のプラットフォームで配信する

各プラットフォームそれぞれで配信する

配信時のプラットフォームは多岐にわたります。Spotify、Apple Podcast、YouTube Music (旧Google Podcast)、Amazon Musicなど各プラットフォームを組み合わせて配信することによって、必然的に多くのユーザーの目に触れる機会になるでしょう。

よほどの事情がない限り、複数のプラットフォームで配信することを推奨します。

各ポッドキャストプラットフォームで一括配信をするには?

それでは、各ポッドキャストプラットフォームに配信するにはどのようにすればよいのでしょうか。各プラットフォーム専用のアプリケーションを入れて一つずつ配信をすることもできます。

しかし、できることなら手間をかけずに、各プラットフォームにまとめて配信することができたら楽ですよね。

そこで便利なのがCMS(Content Management System)です。

CMSとは?

CMSとはポッドキャスト配信システムのことで、ポッドキャストの配信・データ保存・管理機能を提供するサービスです。CMSは、サービスにより適した配信対象が設定されているため、配信目的によって使い分けることができます。

ポッドキャスト配信システム(CMS)には以下の4つの特徴があります。

  1. 番組を各プラットフォームに一括配信できる
  2. 番組の配信結果を検証できる
  3. 音声コンテンツを収益化する仕組みがある
  4. 企業の運営に適する機能が搭載されている

詳しくはこちら:

業向けのポッドキャスト配信システム(CMS)とは?代表的CMSの7選を比較

Omny Studio(オムニスタジオ)がおすすめ

企業ポッドキャストにはOmny Studioがオススメ!その理由は?

CMSといっても、様々なアプリケーションが存在しており、どのサービスが一番適しているのかよくわからない人も多いでしょう。

そこで、こちらでは「Omny Studio(オムニスタジオ)」をピックアップします。「Omny Studio」の利点は以下の4つです。

  1. マネタイズやアプリへの一括配信など便利な機能が搭載
  2. 聴取動向の的確な分析
  3. 複数人での番組運用が可能
  4. 多くのマスメディアでも実装されている

1.マネタイズやアプリへの一括配信など便利な機能が搭載

マネタイズやアプリへの一括配信など便利な機能の実装

Omny Studioは主要プラットフォームへの一括配信やマネタイズなど、ポッドキャスト配信におけるあらゆる機能を提供しています。例えば広告マネタイズにおいて、純広告やアドネットワークによる安定的なマネタイズを確立することが可能です。

2.聴取動向の的確な分析

ダウンロード数、完全聴取率、使用アプリなどのリスナーデータをもとに聴取動向分析を行うことで、データドリブンなポッドキャスト配信が可能です。リスナーの動向や選好をデータから読み取ることで、エンゲージメントの高いポッドキャスト制作ができるようになります。

3.組織での複数番組運用が可能

複数番組をワンストップで管理できます。さらに権限の割り振り機能を用いることで、複数人での番組管理が可能です。社内での配信、運用担当を明確に振り分けることができます。

4.多くの企業でも実装されている

多くのマスメディア企業で実装されている

Omny Studioは、国内の複数のパブリッシャーで導入、使用されています。ラジオ放送局のTBSラジオやJ-WAVE、朝日新聞社や日本経済新聞社などの大手メディア企業もOmny Studioを使用しています。

Omny Studioを使うなら正規代理店のオトナルへ

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オトナルはデータ活用による音声広告のプランニングから、クリエイティブ制作、広告配信、レポーティングまで、音声×マーケティング施策をトータルでサポートすることができます。これまで2,000件以上の音声広告プランニング、700件以上のクライアントの出稿・運用改善をサポートしてきました。

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