
近年、企業の認知拡大やブランディングの手段として「企業ポッドキャスト」が注目されています。
しかし、企業の担当者がポッドキャスト運用を始めようとすると、コンセプト設計の難しさや収録・編集の手間、運用後の効果検証など、さまざまな「壁」に直面することも少なくありません。
本記事では、企業の広報・マーケティング・人事担当者に向けて、成果につなげるための企業ポッドキャスト運用について解説します。
企業の認知拡大やブランディングに向けた第一歩として、ぜひ本記事をお役立てください。
ポッドキャスト運用とは?

ポッドキャスト運用とは、企業の認知拡大やファン獲得、採用ブランディングなどの目的を達成するために、戦略策定から企画、制作、配信、プロモーション、効果検証までの一連のプロセスを継続的に行う活動のことです。
音声コンテンツを配信するだけでなく、ターゲットに響く番組を作り、配信後のデータを分析して改善を重ねます。継続的にPDCAサイクルを回す施策全般を指します。
ポッドキャスト運用を成功に導く6つのステップ
ポッドキャスト運用を成功させるには、次のステップを適切に踏むことが重要です。ここでは、その全体像を6つのフェーズに分けて解説します。
1. 戦略策定
ポッドキャスト運用でまず重要なのが、目的・KPI・ターゲットの明確化です。認知拡大、ファン獲得、採用ブランディングなど、目的によって届けるべき相手や番組の性質は大きく異なります。
目的・KPI・ターゲットを曖昧にしたまま進めると、届けたい相手に番組の内容が響かず、十分な成果を得られない可能性があります。
2. 番組企画
戦略をもとに、具体的な番組のコンセプトと構成を固めます。タイトルや1話あたりの長さ、更新頻度のほか、リスナーにとって価値のある独自のテーマを設定することが重要です。
単なる製品紹介に終始しないよう、企業が持つ知識や経験をどのようなコンテンツとして届けるかを検討しましょう。
また、SNSや動画など、他媒体での二次利用まで見据えて、無理なく継続できる企画を設計することもポイントです。
3. 制作(収録・編集)
企画が固まったら、収録と編集のフェーズに移ります。機材の選定やスタジオの手配、台本の作成に加えて、聴きやすさを意識したBGMや音量バランスの調整も重要です。
専門的な編集リソースを確保し、必要に応じて制作会社と連携することが、番組の品質を安定させる方法の一つです。
4. 配信
音声ファイルを主要プラットフォーム(Apple Podcast、Spotify、Amazon Musicなど)へ配信するには、まず配信システムからRSSフィードを発行します。
その後、RSSフィードを各プラットフォームへ登録し、番組を配信できる状態にします。
配信設定に加えて、リスナーの興味を引くカバーアートや、番組の内容が伝わる説明文を用意することも、配信初期のリスナー獲得に大きく関わります。
5. プロモーション
配信開始に合わせて、番組の認知を広げるための導線を設計します。新着エピソードのSNS告知や、自社Webサイト、メールマガジンへの掲載などを通じて、外部からもリスナーを呼び込みます。
より多くのリスナーに番組を知ってもらうため、公開前後から継続的に情報を発信することが重要です。
6. 効果検証
配信後は、各サービスで取得できる範囲で、再生数、ユニークリスナー数、再生完了率などを確認します。
エピソードごとの数値や離脱箇所を分析し、トーク内容や構成、エピソードの長さなどを改善しましょう。PDCAサイクルを継続的に回すことで、マーケティング目的の達成につなげていきます。
このように、ポッドキャスト運用は単に音声を配信して終わりではなく、明確な目的設計から継続的な分析・改善までを一貫して行うマーケティング施策です。
各フェーズを連動させて改善を続けることが、リスナーとの信頼関係を築き、マーケティング成果へつなげるポイントとなります。
ポッドキャスト運用に必要な体制・費用・KPI
企業がポッドキャストを継続的に運用するには、社内体制や予算、配信スケジュールを事前に整理しておくことが重要です。

運用体制と費用
ポッドキャスト運用では、企画、出演者の調整、収録、編集、配信、プロモーション、効果測定などの業務が発生します。まずは運用責任者を決め、各業務の担当者と進行方法を明確にしましょう。
費用には、収録機材やスタジオ、音声編集、カバーアート制作、配信システム、プロモーションなどが含まれます。
自社で制作すれば外部費用を抑えられますが、担当者の作業時間もコストとして考える必要があります。専門知識やリソースが不足している場合は、収録や編集など、一部の業務を外部へ委託するのも一案です。
配信スケジュールと継続のポイント
配信頻度は、毎週・隔週といった頻度を先に決めるのではなく、自社が無理なく継続できるペースで設定します。
1回の収録で複数のエピソードをまとめて収録し、公開前のコンテンツをストックしておくと、安定した運用につながります。
また、複数回分の企画をあらかじめ用意し、収録から公開までの手順を標準化することも、ネタ切れや担当者の負担を防ぐポイントです。
目的に応じたKPIを設定する
KPIは、ポッドキャストを運用する目的に合わせて設定します。
認知拡大が目的なら再生数やユニークリスナー数、ファン育成なら再生完了率や継続聴取者数、エピソードごとの聴取推移などが候補になります。
採用広報では、採用ページへの流入数や応募者アンケートなどを指標にできます。取得できる指標は、配信システムやプラットフォームによって異なります。
一定期間ごとに数値やリスナーの反応を振り返り、番組のテーマや構成、配信頻度を改善していきましょう。
【業界別】企業によるポッドキャスト運用事例
企業はポッドキャストを、どのように企業活動へ活用しているのでしょうか。ここでは、業界ごとに代表的な運用事例を紹介します。
1. IT業界
アドビ『Adobe Experience Cloud ポッドキャスト』
デジタルマーケティングやCX(顧客体験)の最前線を、専門家や実務家とともに掘り下げる番組です。
自社の専門領域と親和性の高いテーマを扱い、マーケターに向けて継続的に情報を発信しています。

Adobe Experience Cloud ポッドキャストは、アドビの持つ卓越した顧客体験創出のテクノロジーと専門知識を活かし、最新のデジタルマーケティングやCXM(顧客体験管理)の理解を深めることのできるポッドキャストです。変化を続ける顧客のニーズを予測し、企業がデジタル変革を推進することで優れた顧客体験を提供するためのヒントをお届けします。
▼新シリーズ「Marketer's Talk(マーケターズ トーク)」:コンセプト: 顧客体験のあり方を考える対談シリーズデジタルマーケティングの第一線で活躍する経験豊富なExperience Maker*をゲストに迎え、彼ら/彼女らのリアルな課題や日々の気付き、課題解決のアイデアなどを対談形式でご紹介。CXM(顧客体験管理)に関わるマーケター同士のオフ会トークに耳を傾けるような感覚で、お楽しみください。
参照:「Adobe Experience Cloud ポッドキャスト」をポッドキャストで聴く
NTTドコモビジネス『OPEN HUB RADIO』
ビジネスの未来を考えるアイデアや、DX(デジタルトランスフォーメーション)に関する事例を紹介するビジネスパーソン向けの番組です。

この番組は、NTTドコモビジネスで実際に働く社員による『声に未来を乗せて発信するラジオ番組』です。
OPEN HUB とは、NTTドコモビジネスが取り組む多元的な可能性をひらく事業共創のエコシステム「OPEN HUB for Plural Futures」。「こんな未来もあり得るんじゃないか?」と、未来に向けたタネにワクワクしている同士の皆さん、ぜひ一緒にその一歩を踏み出してみませんか?
参照:「OPEN HUB RADIO」をポッドキャストで聴く
SmartHR『ウェンズデイ・ホリデイ | WEDNESDAY HOLIDAY - SmartHR』
クラウド人事労務ソフトを展開するSmartHRによる、「働くこと」を考えるポッドキャスト番組です。

フリーアナウンサーの堀井美香さんがホストとなり、毎回さまざまなゲストを迎えて、「よく働くってなんだろう?」を問いのテーマに、個人の働き方や、組織やチームのあり方、仕事を通じた社会との関わり方に至るまでをゆるやかに語る約30分のトークプログラム。配信は、毎週水曜日午後5時頃です。
2. 金融業界
モルガン・スタンレー『市場の風を読む』
グローバルな経済動向や市場のトレンド、金融トピックについて、専門家の考察を届ける金融情報番組です。

モルガン・スタンレーが配信する金融ポッドキャスト「市場の風を読む」(Thoughts on the Market)では、マーケットに影響を与える様々な事象について当社のソートリーダーによる考察をお届けします。
Baillie Gifford『Actual Investors 〜100年変わらない投資の話〜』
「長期投資の本質」や「真の投資家の思考プロセス」を、専門家とともにひもとく投資・教養番組です。
企業の投資哲学を教養コンテンツとして発信し、一貫したメッセージを届けています。

投資をすると日々のマーケットの動向に一喜一憂してしまいがち。しかし本来の投資とは、来たるべき未来を信じ、長期的に行っていくもの。本番組では投資の本当の面白さを発信し、これからの時代を生きるうえで不可欠な「真の投資家の思考プロセス」を紐解いていきます。毎週水曜配信。
参照:「Actual Investors 〜100年変わらない投資の話〜」をポッドキャストで聴く
三井住友銀行『共創前線 〜イノベーション・カタリストたちの作戦会議〜』
変革のカタリストとなるゲストを迎え、意思決定の舞台裏や事業開発の実践について語るビジネストーク番組です。
事業共創やイノベーションに関心を持つ層との接点となる番組設計です。

「新規事業」とは一体何なのか?この番組では、起業家として新規事業を立ち上げる、大企業の中で新規事業を推進する…そんな「創造」と「挑戦」を続けるイノベーション・カタリストたちが、日本のビジネスシーンの変え方を語り尽くす。聴けば「新規事業」の本質がわかる。毎週木曜配信。
参照:「共創前線 〜イノベーション・カタリストたちの作戦会議〜」をポッドキャストで聴く
3. 食品業界
クックパッド『ぼくらはみんな食べている』
料理や食に関わるゲストを招き、食にまつわる個人的なエピソードや思いを語り合うトーク番組です。

クックパッドの小竹貴子がお届けする“毎日の料理が楽しみになるポッドキャスト番組”。料理の世界で活躍しているゲストをお迎えし、料理や食への熱い思いを伺います。
ヨックモック『おかしなおしゃべり』
多彩なゲストとお菓子を囲みながら、「お菓子が持つ不思議な力」について和やかに語り合うトーク番組です。

シガール®でおなじみ、洋菓子メーカー「ヨックモック」が提供するポッドキャスト「おかしなおしゃべり」。毎回スペシャルゲストを迎え、さまざまなテーマでゆる~く語り合います♪公式noteとも連携して、ゲストの方に読みものも書いていただいています。お菓子を片手に、Podcastを聞きながら、ときには、noteを読みながら、じぶん時間をすごしてみませんか。
参照:「YOKU MOKU Presents おかしなおしゃべり」をポッドキャストで聴く
ヤッホーブルーイング『よなよなエールRADIO』
クラフトビール「よなよなエール」のファンに向けて、ビールの楽しみ方やスタッフの裏話を届けるトーク番組です。

ぷしゅっとビールのお供、「よなよなエールRADIO」はじまりました!この番組は、よなよなエールをはじめとしたクラフトビールを製造するヤッホーブルーイングのスタッフのもーりー・ジュンジュン・さあやがお送りします。ビールについて、ネーミング・パッケージの秘密、醸造所での出来事から、とりとめもない雑談までゆるくあれこれお話していく番組です。チョットよってってね~!
4. その他:出版・商社・コンサルティング業界
講談社『聴く講談社現代新書』
講談社現代新書の新刊や既刊を取り上げ、概要紹介や冒頭の朗読を届ける番組です。書籍の内容に音声で触れられる機会を設け、作品との新たな接点を生み出しています。

本コンテンツは、講談社現代新書シリーズの新刊・名作から毎週1冊ずつ取り上げ、概略紹介と冒頭を朗読で楽しめる番組です。
新刊のみならず、既刊の名作も積極的に取り上げ、より幅広い知識・教養を提供いたします。
新書の概略と冒頭本文を音声でお届けすることで、“立ち読み感覚” で気軽に教養に触れ、学びたいテーマとの出会いや、新たな発見の機会をご提供します。
丸紅『THE INSIGHT 〜分析 世界の力学〜』
国際情勢、マクロ経済、地政学リスクなど、刻々と変化する世界の動向を丸紅経済研究所の専門家が分析・解説する番組です。
継続的に参照できる音声コンテンツとして、専門的な情報を届けています。

日々溢れる国際ニュース。その背景では、どんな「力学」が働いているのか。総合商社の調査部門として100年以上の歴史を持つ丸紅経済研究所ならではのビジネス視点と、国際政治・経済の専門性をもとに、研究員たちが地政学のリスクとチャンスを解き明かします。聞き手は丸紅ステークホルダーエンゲージメント部のキアラシ ダナ。ビジネスの次の一手を考えるためのインテリジェンスをお届けします。
参照:「THE INSIGHT 〜分析 世界の力学〜」をポッドキャストで聴く
経営共創基盤(IGPI)『IGPI塩野誠の視点』
塩野誠氏が、ビジネス、テクノロジー、地政学などのテーマを独自の視点でひもとく番組です。企業トップの考えや経営スタンスを伝えるチャンネルとして活用されています。

日々ダイナミックに動く経済・政治・社会。毎回、いま気になるビジネスの言葉や注目トピックについて、経営共創基盤(IGPI)CEOの塩野誠が独自の視点で解説します。企業変革の支援、欧州での企業投資、地経学研究所での研究活動——多面的な経験に基づき、「今世界で起きていること」が経営や現場にどう影響するのかをわかりやすくお届けする番組です。毎週土曜日配信。
ビデオポッドキャストを活用した事例
「第6回ポッドキャスト国内利用実態調査(2026年2月発表)」では、ポッドキャストユーザーのうち76.2%が、ビデオポッドキャストを月1回以上視聴していることが明らかになっています(オトナル・朝日新聞社調べ)。

参照元:第6回ポッドキャスト国内利用実態調査(オトナル・朝日新聞社調べ)、p.24
YouTubeやSpotifyが主要な聴取プラットフォームとなる中、映像付きのポッドキャストも日常的な視聴スタイルの一つになりつつあります。
クラシコム(北欧、暮らしの道具店)『日曜ラジオ「チャポンと行こう!」』
同社では、本番組を含むコンテンツ発信を採用広報にも活用しています。人生観を掘り下げるトークから、好きなものについて語るテーマまで、リスナーがリラックスして聴ける内容を届けています。
参考:“ここで働く”期待とリアルを伝えるために、コンテンツを活かした採用広報
「北欧、暮らしの道具店」店長の佐藤と、スタッフのよしべこと青木がお届けする、隔週日曜配信のインターネットラジオです。
「人生に目標って必要?」「40代になった今、夢はある?」など熱いものから、「とにかくカゴが好き」「買ってよかったものランキング」など、ゆるいものまでテーマはさまざま。
一緒にお風呂に浸かっているようなトークを繰り広げながら、チャポンとゆるまる番組をお届けしています。
テレビ朝日『永野とモグライダー芝のぐるり遠回り』
テレビ朝日が手掛ける、音声と映像を展開するエンターテインメント型のビデオポッドキャストです。
テレビ朝日では「聴くテレ朝」として、『ホンマのホンネ』や『さらさラジオ』など、さまざまな番組を手掛けています。
古き良きを愛する──
永野(51歳)とモグライダー芝(42歳)
大人の青春ポッドキャスト!
参照:「永野とモグライダー芝のぐるり遠回り」をポッドキャストで聴く
NewsPicks for WE『Beyond WOMANSHIP』
NewsPicks for WEが展開する、女性のキャリアやリーダーシップをテーマにした番組です。
NewsPicks for WEがお届けする、次世代を担う女性リーダーのためのPodcast番組。ジェンダーやキャリア、マネジメント、管理職に関する主要ニュースやリアルなお悩みについて語り合い、リーダーとしての一歩を踏み出す働く女性たちをエンパワーします。
参照:「Beyond WOMANSHIP」をポッドキャストで聴く
『企業のための「ポッドキャスト運用」スタートガイド』
\企業のブランディング・採用・ファンづくりに!/
ポッドキャスト運用で成果を出すステップや導入ノウハウをお探しの方へ
なぜ今、企業が「ポッドキャスト運用」に力を入れるのか?
多くの企業が音声メディアの運用に乗り出す背景には、音声ならではの効果と、ほかのメディアとは異なるポッドキャストユーザーの特徴があります。
音声メディアがビジネスで注目される理由
ポッドキャストをはじめとする音声メディアが注目される背景には、音声を聴くときに生じる心理的・脳科学的な反応があります。
ここでは、映像やテキストなどの視覚メディアとは異なる、音声の特徴を解説します。
1. 実証実験で示された音声広告の記憶維持効果

引用元:音声広告は映像広告と比べて記憶の維持率が高い!radiko、その理由を脳科学的実証実験で解明
radikoとNeUによる実証実験では、音声広告の聴取時に、「自分ごと化」に関連する脳領域の活動が、映像広告の視聴時より高まる傾向が観察されました。
また、音声広告は映像広告よりも、1週間後の「商品・サービス名」の記憶維持率や、「広告のストーリー・内容」の記憶率が高いという結果が示されています。
ただし、これは音声広告に関する特定条件下の実験であり、すべてのポッドキャストコンテンツに同様の効果を保証するものではありません。
2. 画面を見にくい「ながら時間」へのリーチ

引用元:可処分時間をテレビに向けてもらうには(1)メディアポテンシャル時間は平日1日10時間〜生活者と「映像コンテンツ」の“いま・これから”第八回〜
視覚情報に頼らない音声メディアは、通勤中・作業中・家事中など、テレビや動画、SNSでは接点を持ちにくい生活場面でも利用できます。
可処分時間の奪い合いが激しい現代において、画面を見にくい時間にも接点をつくれるメディアであることが、音声の特徴です。
ポッドキャストユーザーならではの特徴
ポッドキャストユーザーには、若年層の利用率が高いことや、聴取した情報について検索・購入などの行動を経験している人が多いことなど、特徴的な傾向がみられます。
1. 若年層で高いポッドキャスト利用率
- 引用元:第6回ポッドキャスト国内利用実態調査, p.8
- 引用元:第6回ポッドキャスト国内利用実態調査, p.9
ポッドキャストの利用率が拡大傾向にある中、特に若年層で高い利用率がみられます。15〜19歳では40.5%、20代では28.8%が、月1回以上ポッドキャストを利用しています。
また、15〜29歳の利用率は32.3%で、TVerやTikTokを上回っています。若年層が利用するデジタルメディアの一つとして、存在感を高めています。
2. 非ユーザーより高い「企業の決裁権者」の比率

引用元:第6回ポッドキャスト国内利用実態調査(オトナル・朝日新聞社調べ)、p.39
ポッドキャストユーザーは、非ユーザーと比べて、経営者・役員・管理職など「企業の決裁権者」の比率が5.2ポイント高いことが示されています。
そのため、こうしたビジネス層と接点を持つためのメディアとしても活用できます。
3. 聴取後にみられる検索・購入・訪問行動

引用元:第6回ポッドキャスト国内利用実態調査(オトナル・朝日新聞社調べ)、p.34
ポッドキャストで聴いた情報について、検索や購入・訪問といった行動を経験しているユーザーもいます。
66.4%が「検索した経験がある」、54.8%が「購入・訪問した経験がある」と回答しています。
この結果から、ポッドキャストでは、聴取後に検索や購入・訪問といった行動がみられることが分かります。
企業がポッドキャスト運用に取り組むメリット
ポッドキャストは、画面を見にくい時間にも聴いてもらいやすく、話し手の声を通じて人柄や考え方を届けられるメディアです。
企業が活用することで、ファンづくりや採用広報などにつなげられます。
1. 話し手への親近感を通じたファンづくり

テキストでは伝わりにくい話し手の温度感や人柄を声で届け、日常の「ながら時間」に自然に溶け込むことで、リスナーに親近感を持ってもらいやすくなります。
また、定期的な配信を通じてブランドとの継続的な接点をつくり、中長期的なファンづくりにつなげることもできます。
2. 企業文化を伝える採用広報への活用

ポッドキャストは、採用広報の手段としても活用できます。求職者にとって、テキスト情報だけで企業の社風や雰囲気を把握するのは容易ではありません。
役員や社員が率直に語り合う様子を音声で届けることで、企業文化や働く人の人柄を具体的に伝えられます。
その結果、自社の価値観に共感する求職者からの応募を促し、入社後のミスマッチを抑えることも期待できます。
『企業のための「ポッドキャスト運用」スタートガイド』
\企業のブランディング・採用・ファンづくりに!/
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ポッドキャスト運用における「よくある壁」と継続のコツ
企業がポッドキャスト運用に取り組む中では、さまざまな課題に直面し、継続が難しくなることがあります。あらかじめ想定される課題と対策を押さえておきましょう。
ポッドキャスト運用で企業が直面しやすい3つの課題

企画・収録・編集・分析の全工程を自社のみで完結(内製化)させるには、一定の専門知識と工数が必要です。
1. 制作時における音質の確保
音質の悪さはリスナーが離脱する一因になります。ノイズ処理や音量調整など、聴き心地のよい音声を届けるための編集知識が必要です。
2. 運用後のネタ切れ・リソース不足
定期更新を続ける中で企画案が尽きたり、本業と並行して行う収録・編集が担当者を圧迫したりして、更新を継続できなくなるケースがあります。
3. 分析時における成果の分かりにくさ
リスナー数や再生完了率などのデータを、どのように分析や改善へ活かすべきか分からず、施策の効果を実感できないまま運用が形骸化することもあります。
ポッドキャスト運用を効率化・継続するポイント

こうした壁を乗り越えて運用を長期的に続けるには、社内の負担を抑えながら、一定の品質で配信できる体制を整える必要があります。
1. 自社対応と外部委託の最適化
企画立案や出演などを含め、どこまでを自社で担い、どこからを外部に委託するのかを整理します。
自社の強みを活かしながら効率的な体制を整えるには、業務範囲とリソース配分を適切に設計することが大切です。
2. まとめ撮りとストック作成
1回の収録で複数本分を録音する「まとめ撮り」を行い、公開前のエピソードを数本分確保します。
コンテンツのストックを用意しておくことで、通常業務の繁閑に左右されにくい運用体制を整えられます。
ポッドキャスト運用を外注するメリット
ノウハウや編集・分析のリソースが不足している場合は、制作・運用支援サービスへ外注する方法があります。
初期の戦略設計から編集、データ分析まで一貫したサポートを受けることで、社内工数を抑えながら、成果につなげやすい運用体制を構築できます。
企業のポッドキャスト運用に役立つ運用支援サービス
最後に、企業によるポッドキャスト運用をサポートするサービスと配信システムを紹介します。
内製化が難しい場合の「ポッドキャスト制作・運用支援サービス」
自社だけでポッドキャスト運用を継続することが難しい場合は、制作・運用支援サービスを活用する方法もあります。
オトナルでは、番組の戦略・企画設計から収録・編集、配信、リスナーデータをもとにした効果検証まで、企業のポッドキャスト運用を一貫して支援しています。
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音声コンテンツを一括配信できる「Omny Studio」
無料の配信ツールでは、詳細なアナリティクスや複数人での権限管理など、企業での運用に必要な機能が十分に備わっていない場合があります。
法人向けポッドキャスト配信システム「Omny Studio(オムニスタジオ)」では、主要アプリへの一括配信が可能です。
リスナーの聴取動向を可視化するアナリティクスや、ユーザー権限の設定など、チームでの運用に役立つ機能も利用できます。

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まとめ|ポッドキャスト運用を成功させるには継続的な改善が重要
ポッドキャスト運用は、単なる情報発信の手法にとどまりません。画面を見にくい「ながら時間」にも情報を届け、リスナーとの継続的な接点をつくることができます。
配信した音声コンテンツは、中長期的に活用できる企業のコミュニケーション資産にもなります。
成功のポイントは、初期のコンセプト設計から定期的な配信、効果検証まで、各ステップを着実に進めることです。まずは自社の目的を明確にし、無理なく継続できる範囲から始めてみてはいかがでしょうか。
自社のブランディングを強化したい企業や、これまで接点を持ちにくかった潜在層へ情報を届けたい企業にとって、ポッドキャストは検討する価値のあるマーケティング手法です。
「社内リソースだけで運用できるか不安」「専門的なノウハウを取り入れて成果につなげたい」とお悩みの担当者は、ぜひお気軽にご相談ください。
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ポッドキャスト運用についてさらに詳しく知りたい方へ
「企業ポッドキャスト開設時に押さえたい10のステップ」では、ポッドキャスト運用の概要や特徴をまとめています。
市場動向や利用実態などのデータとともに、運用時に意識したいポイントをステップごとに解説しています。
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