音声とマーケティングを考えるポッドキャスト『オトマーケ』。今回のエピソードでは、動画と音声のナラティブへの関与についてのロンドン大学の研究について話しました。
研究の参加者は同じ物語を動画と音声の両方で体験し、感想を自己申告しただけでなく、生体センサーを使用して生理学的な反応も測定しました。参加者は動画の方が印象に残ったと回答していましたが、生理学的なレベルでは音声の方が強い反応を示すという結果が出ました。
この研究結果は、音声が持つ臨場感や没入感が大きく、マーケティングにおいて有効に活用できる可能性があることを示唆しています。
動画と音声を比較した場合、音声が脳内でイメージを生成しやすいため、より感情的な処理が行われる可能性があります。また、音声コンテンツは予算や制作の難しさを抑えつつ、リスナーのイメージ力を活かすことができるため、マーケティング戦略においても有益な要素となるでしょう。
詳しくは以下からぜひ音声での解説を聴いてみてください。
#103 音声vs動画の結果はいかに?没入感で感情を動かす「音声のナラティブ」の研究結果
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▼今回のトーク内容
/科学雑誌Natureに2020年に掲載された「動画と音声のナラティブへの関与」に関する論文。
/ロンドン大学の研究者たちが行った調査で示される音声と動画の効果。
/調査結果でで被験者たちは「動画の印象に残った」と答えたが、生理学的な測定値では音声のほうが高い結果を示した。
/一方的かつ受動的に物語をうけとる「動画」と、脳で物語の補完を行う「音声」。
音声とマーケティングを考えるポッドキャスト『オトマーケ』。
今回は上記のテーマでお話しました。
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