音声広告のワークフロー自動化やDCOツールを提供する米企業Frequencyと、メディア企業向けのデジタル広告管理プラットフォームを提供するBoostrは、ホストリード広告(パーソナリティ読み上げ広告)に関する事業で提携することを発表しました。
統合された制作ワークフローを作成することで、ホストリード広告のリクエストをより迅速かつ正確に実行できるようにし、ポッドキャストネットワークの運用効率と収益性の向上を目指します。
よりスムーズなホストリード広告の制作を目指して
この提携では、FrequencyとBoostrの2社はそれぞれのAPIを連携させ、ポッドキャスト広告管理プラットフォームにおける作業プロセスの効率化および自動化を実現します。
具体的には、Boostrが提供する注文管理システム(OMS)に新たな広告キャンペーンが追加されると、その情報が自動的にFrequencyに転送され、広告の種別や広告文等の詳細情報を含む制作リクエストが生成されます。
こうして生成された制作リクエストは、Frequencyが提供する自動化された制作プロセスに取り込まれ、ホストリード広告の制作をスムーズに進行させることができるようになるということです。この仕組みでは制作リクエストが一元管理され、やりとりが最適化されるため、作業の追跡、リマインダーの設定、一括編集、品質チェック、フィードバックの提供などが容易になるといいます。
ホストリード広告制作の効率化に期待
このFrequencyとBoostrの取り組みには、広告制作プロセスの自動化を通じて、制作時間の短縮と精度の向上を実現が期待されています。今後、このパートナーシップがどのように展開し、ポッドキャストネットワークの収益性と効率性の向上にどの程度貢献するか、注目していきたいところです。
Boostrとは
Boostrは、広告業界向けに特化したCRM(顧客関係管理)および営業自動化プラットフォームを提供する企業です。このプラットフォームは、広告会社やメディア企業が顧客データを一元管理し、営業プロセスを効率化することを目的としています。Boostrのソリューションは、顧客との関係構築、案件管理、収益予測などをサポートし、企業が市場の変化に迅速に対応できるよう支援します。このプラットフォームは、ユーザーフレンドリーなインターフェースと高度な分析機能を兼ね備え、広告業界のニーズに特化した設計が特徴です。
参照元:Frequency & Boostr Partner to Supercharge the Automation of Host-Read Ad Production
ホストリード広告って、パーソナリティが読むから自動化は難しいと思っていたけど「制作効率を上げる」ってのはおもしろい観点!