Google AdSenseが2024年初頭に収益モデルを大幅に変更すると発表しました。これまで、Google AdSenseではクリック単価(CPC)を採用していましたが、業界標準であるインプレッション単価(CPM)方式に移行します。またパブリッシャーへの支払い方式についても大幅に変更が加えられるとのことです。
CPC(クリック数)課金からCPM(表示数)課金へ
この変更の背景には、パブリッシャーへの報酬支払いの一貫性と透明性を高めるという目的があるとGoogleは発表しています。従来のクリック単価モデルでは、広告がクリックされなければ収益が発生しませんでしたが、新しいモデルでは広告が表示されるだけで収益が発生するため、パブリッシャーはより安定した収入を見込むことができます。またこれにより、クリックだけを目的とした悪質な広告配置などを是正し、広告の質を高めるという狙いもあります。
パブリッシャーへの収益分配方式の見直し
Google AdSenseが目指す透明性と一貫性
この変更は、Google AdSenseが設立されてから20年間で初めての大きな変更です。Googleは、この変更によってパブリッシャーの収益や、広告主の支払いに大きな変化はないと見込んでおり、また、パブリッシャーが収益を上げるための透明性と一貫性を提供することを目指しているとのことです。
Google AdSenseとは
Google AdSenseは、ウェブサイトやブログの所有者が広告スペースを提供し、訪問者のクリックや表示に応じて収益を得られるGoogleの広告プログラムです。サイト運営者である利用者はGoogleから選ばれたテキスト、画像、動画広告を自分のサイトに表示し、広告のパフォーマンスに基づいて収入を得ることができます。
参照元:Updates to how publishers monetize with AdSense
アドセンスは、ウェブメディア収益の重要なポイント。影響受けるメディア企業が多そう。どうなることやら。