Spotifyが、カナダ、アイルランド、ニュージーランドのプレミアム会員向けに、オーディオブックサービスを4月9日から提供開始しています。
アメリカやイギリスでの成功を受け
Spotifyでのオーディオブック事業は既にアメリカやイギリス、オーストラリアで展開されています。カナダ、アイルランド、ニュージーランドにサービス範囲を拡大したことは、事業が好調に推移していることを裏付けているといえます。
プレミアム会員向けの本サービスでは、1ヶ月で最大15時間のオーディオブックを聴くことができるようになります。オーディオブック化された書籍は25万冊となり、ここ半年間で5万冊以上増加しているとのことです。
Spotifyは、音楽、ポッドキャスト、そしてオーディオブックを一体化するビジョンを持っており、今後オーディオブックの分野でさらなるアップデートが行われる可能性があります。
日本でのオーディオブック展開にも期待
Spotifyのオーディオブックサービスは、将来的には日本を含めた世界展開が予想されます。既に音楽やポッドキャストのストリーミングが普及している日本では、ここ数年はオーディオブックへの需要も高まっており、オーディオブックのプラットフォームとしてSpotifyが受け入れられる可能性は十分高いといえるでしょう。
オーディオブックとは
オーディオブックは、本の読み上げを収録した音声コンテンツです。プロのナレーターや著者自身が音声を収録し、物語や情報を生き生きと伝えていることで人気を博しています。利用者はスマートフォンやタブレットなどを通じて、いつでもどこでも本にアクセスできます。
またオーディオブックは、2019年に施行された読書バリアフリー法(視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律)への対応にも期待されています。視覚障害がある方、寝たきり等で体を動かすことが難しい方など、これまで本を読むことが困難だった方でも「読書」を楽しむことが可能になります。
Spotifyは音声コンテンツの総合プラットフォームになろうとしているね。