10月27日、世界最大級のオーディオブック配信サービス「Audible」にて、平野啓一郎氏の新作短篇『息吹』の配信が始まりました。
【平野啓一郎コメント】 『息吹』は、偶然がもたらす人生への影響を、もう一つの人生という視点から浮き彫りにした短篇で、その大きな分岐のきっかけは、日常の中のほんの些細な出来事なのだという点を強調したかった。 それなりに抽象度の高い物語だけに、耳で聴いていてよくわかるように、各場面のコントラストを工夫した。立花慎之介さんの朗読は、どうしても黙読が前提となっているような私の文体を、立体的に立ち上がらせてくれて、作品に空間的な広がりを与えてくれた。読書という行為では不可能な、現実と非現実とが融け合う感覚を目を閉じて味わうという醍醐味に浸ってほしい。
本作は「オーディオファースト作品」として初めての配信で、音声が先に配信されたのちに、書籍として発売予定ということです。朗読を務めるのは、人気声優の立花慎之介さんです。
配信開始を記念して、冒頭部分が特別公開中!
配信開始を記念して、冒頭部分が特別公開されています。
読書とは異なる新しい物語の体験を、まずはテキスト試し読みから味わってみてはいかがでしょうか。
「Audible」とは
Audibleは、Amazonが提供するオーディオブックプラットフォームで、本や雑誌などのテキストコンテンツをプロの声優が朗読し、オーディオ形式で提供します。ユーザーは月額サブスクリプションでオーディオブックをダウンロードし、オフラインで聴くことができます。また、複数のジャンルやオリジナルコンテンツも利用することができます。
参照元:新作短篇『息吹』がAudibleで10月27日配信開始🎧【オーディオファースト小説】
小説タイトルからして音声コンテンツっぽいもんね。