音声データを利用した自動生成コンテンツプラットフォームであるRephonicとポッドキャスト制作者とゲストのマッチングを行うPodMatchが協働で、2024年 1月のポッドキャストレポートを発表しました。2020年に比べ、アクティブなポッドキャストは310,000件減少しており、競争が激化している傾向がうかがえます。計画的な立ち上げは、今後のポッドキャストの成功に不可欠であるといえそうです。
このレポートで定義されているアクティブなポッドキャストとは、有名人や大手メディアネットワークの一員ではない一般の配信者によって運営されている番組で少なくとも100のエピソードがあり、リリース間隔が10日以下の対談ベースのものとされています。
アクティブなポッドキャストエピソードは全体の13.2%
合計2,940,908件のポッドキャスト番組のエピソードがある中で、アクティブなエピソードは全体の13.2%の389,080件となっています。2020年7月以降、アクティブなポッドキャスト番組のエピソード数は増加しておらず、現在は2020年より31万件減少しているということです。
アクティブなポッドキャスト番組は23.5%
複数のエピソードを含む、インタビューベースのポッドキャスト番組は合計 494,566 件ありますが、アクティブなのは116,556 件のみとなっています 。ポッドキャスト番組を始めたとしても、定期的なリリースを継続していくことは難しいことが伺えます。
アクティブに活動しているポッドキャスターはわずか7.65%
アクティブに活動しているポッドキャスターは37,843 人おり 、これはアクティブなポッドキャスト番組全体の32.46%に相当しています。ポッドキャストにおける影響力の90%以上が、このグループのポッドキャスターであるとされており、これはポッドキャスト番組全体のわずか7.65%に過ぎません。まだまだポッドキャスト業界は一部のアクティブポッドキャスターによって牽引されているメディアであるということができます。
成功のチャンスを掴むには番組を継続させること
多種多様な切り口で、多くの番組がどんどんと増えているポッドキャスト。今回のレポートから浮かび上がったのは、実はアクティブに活動している番組は一部に限られており、まだまだポッドキャスターとして認知が高まっているホストは少ない現状があるということでした。しかしリスナーは着実に伸びているポッドキャスト業界、個人・企業問わず、今後ポッドキャスト番組を始める際は、他のSNS同様しっかりとしたコンセプトメイキングや運用体制を整えることが重要であるといえそうです。
PodMatchとは
PodMatchは、ポッドキャスト制作者とユーザーを簡単かつ効果的にマッチングするプラットフォームです。ユーザーは興味や専門知識を指定するだけで、最適なポッドキャスト番組やホストと自動的に結びつけられます。ユーザーは手軽に適切なコンテンツやホストにアクセスすることができ、ポッドキャストの品質向上やコンテンツの多様性をサポートしています。
参照/引用元:The Actively Established Podcast Report: January 2024
オウンドメディアの継続って、体力いるよね…。わかる!! ちなみに、この調査の対象条件が結構シビアだと思うのは私だけ...?