ミレニアル世代の3人にひとりがポッドキャストを毎日聴く。米KS&Rが調査


米国の調査会社KS&Rが、米国におけるポッドキャストの聴取傾向に関する最新の調査レポートを発表しました。すべての世代において、従来のメディア消費習慣に大きな影響を与えていることが明らかになりました。

ミレニアル世代の3人にひとりがポッドキャストを毎日聴く。米KS&Rが調査

引用元:Podcast Frenzy (KS&R)

毎日ポッドキャストを聴く若者

今回の調査ではZ世代とミレニアル世代で顕著な変化が見られました。Z世代とミレニアル世代では、それぞれ4分の1以上と3分の1以上が毎日ポッドキャストを聴いていると報告しました。さらにポッドキャストを聴き始めてから、テレビの視聴が28%減少し、ソーシャルメディアを見る時間も24%減少した模様です。また、Z世代の3分の1は、ビデオゲームに費やす時間が減少したと報告しました。

ミレニアル世代の3人にひとりがポッドキャストを毎日聴く。米KS&Rが調査

引用元:Podcast Frenzy (KS&R)

世代間の好みの違い

各世代を比較すると、ジャンルの好みに違いが表れました。Z世代の47%が最も好むと回答したのがコメディ、次いでポップカルチャーが34%でした。ミレニアル世代は45%がコメディを好む一方で、トゥルークライムポッドキャスト(事件/犯罪を扱うもの)が35%と続いています。X世代やベビーブーマー世代は主にニュースを好んでいるようです。

ミレニアル世代の3人にひとりがポッドキャストを毎日聴く。米KS&Rが調査

引用元:Podcast Frenzy (KS&R)

ポッドキャストの将来性

調査ではビデオポッドキャストの人気の高まりも明らかになり、特に男性はYouTube経由での視聴が顕著でした。KS&Rは、ARやVRなどが今後ますます一般的になり、よりインタラクティブで没入型のコンテンツを提供することでポッドキャスト体験を向上させると予測しています。

ポッドキャストは世代を超えて利用されるようになっており、既存のメディアの消費習慣に大きな影響を与えています。世代間の傾向を含め、今後どのようにメディア消費が変化していくのかに注目したいところです。

ビデオポッドキャストとは

ビデオポッドキャストは、オーディオコンテンツに加えてビジュアル要素(動画や静止画)を含むデジタルメディア形式です。通常、一連のエピソードで構成され、特定のトピックやテーマに焦点を当てています。インターネット経由で配信され、スマートフォン、タブレット、パソコンなどのデバイスで視聴できます。教育、エンターテインメント、情報提供といった幅広い目的で制作され、視聴者は興味のある内容を自由に選んで、好きな時間に視聴することができます。ビデオポッドキャストは、視聴者に対してより豊かな体験を提供し、視覚的な情報を通じてメッセージを強化することができます。

参照元:KS&R Report: Podcasts are Replacing Traditional Media Consumption


AMI(エイミー)

今はコンテンツも増えて、いろんな情報をポッドキャストから得られるようになったよね。

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