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ポッドキャストへの広告が増加、オーディオアドはブランド認知に繋がるか

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ポッドキャストへの広告が増加、オーディオアドはブランド認知繋がるか

ポッドキャストとは、様々なオーディオやエピソードや番組をインターネットを通して視聴することができるサービスを指します。英会話やニュース、ドラマなど多岐に渡るジャンルのコンテンツが配信されています。

アメリカでは2018年から2019年までの1年間で新たにポッドキャストについて知った人が1700万人と日に日に認知度が増しています。(edison researchとTRITON DIGITALの調査より)
また、近年AppleやGoogle、Spotifyなどもポッドキャストに力を入れていて、アメリカをはじめとし、海外や日本国内で熱が高まっています。

今回は、そんなポッドキャストについて詳しくご紹介していきます。

ポッドキャストの市場規模

アメリカでの12歳以上の人々のポッドキャスト認知度は70%と高く、これまで徐々にこの数値は上がってきていました。(edison researchとTRITON DIGITALの調査より)
認知度の上昇からもわかるように成長しているポッドキャストの市場規模を利用者数や広告収入から見ていきます。

利用者数

Edison Research社とTriton Digital社が「The Infinite Dial 2019」の中で発表したデータでは、アメリカの12歳以上の51%がこれまでにポッドキャストを聞いたことがあると答えています。
つまり、推定1億4400万人もの人がポッドキャストを聞いた経験があるということです。
更に32%の人(推定9000万人)が先月ポッドキャストを聞いたと答えています。

ポッドキャストへの広告が増加、オーディオアドはブランド認知に繋がるか

(出典:https://www.edisonresearch.com/infinite-dial-2019/

広告収入

2016年~2019年の音声広告による広告収入の推移を米IAB社が発表しています。

※広告収入(Advertising Revenue)とは、媒体が広告を掲載して得る収入のこと。

ポッドキャストへの広告が増加、オーディオアドはブランド認知に繋がるか

2016年の音声広告による広告収入は11億ドルですが、2017年には39%増の18億ドルに増加しています。2018年はさらに23%増加し年間約22億ドルに2019年は21%増で27億ドルに成長。引き続き音声広告への広告出稿は増えていくと考えられます。
このデータはポッドキャストに限ったものではなく音声広告全てを含みますが、音声市場が全体的に伸びていることがわかります。

また米IAB社の「IAB FY 2018 Podcast Ad Revenue Study」によるポッドキャスト広告収入に限ったデータでは、2018年の時点で約4億8000万ドル(約500億円)で、2021年には10億(約1000億円)を越すと予想されています。

ブランド認知向上につながるのか?

BBCが音声と脳活動についての調査を依頼をしたところ、いくつかの興味深い結果が出ました。

まず、94%のポッドキャストリスナーは何かをしながらの視聴をしていました。このながら視聴という聞き方はブランドへのエンゲージメントを高めるそうです。

つまり、ポッドキャストはブランド認知を高めることが目的の広告と相性が良いと言えます。

更に、ポッドキャスト内でブランドについて触れられた際は、他のコンテンツに比べてエンゲージメントが16%高くなり、メモリエンコーディングが12%高くなることがわかりました。
また、ユーザーがアクティブであるとエンゲージメントや長期記憶が更に上がることもわかりました。

ポッドキャストへの広告が増加、オーディオアドはブランド認知に繋がるか

そして別の調査でもブランド認知向上に関する結果が出ています。
Midrollが委託した調査では、ポッドキャスト広告は他のデジタルディスプレイ広告と比べてブランドの認知が4.4倍も良くなったそうです。

このような調査からポッドキャスト内での広告は購買意欲を高めるだけでなく、ブランドの認知にも強いことがわかりました。

また、以下でMidrollによるポッドキャスト広告に関する2つの事例をご紹介します。

パッケージングされている食品や雑貨などの消耗品

ポッドキャストで配信された日用消耗品の広告配信の結果、購入意思が9%上がり、 製品について思い出せる割合が7%増え、更に調整をすると 10%上がりました。

また、広告を聞いた65%の人が製品とブランドを思い出すことができました。

ソフトドリンクブランド

ソフトドリンクブランドの広告を聞いていないグループにくらべ、聞いたグループは親和性が140%上がり、広告の中で強調された新しいフレーバーに対する購入意思が118%向上し、更に156%がブランドに関するキャッチフレーズとブランドを関連づけることができました。

Podcast広告はどのように配信されるのか

ポッドキャスト広告は、プレロール広告、ミッドロール広告、ポストロール広告の3種類に分類されます。

プレロール広告とはエピソードの開始時に広告が配信されるもので、ミッドロール広告とはエピソードの途中に配信されるもの、そしてポストロールはエピソードの後に配信されるものです。

それぞれのタイミングで予算分だけ音声広告が差し込まれます。これは配信者側で選択することができます。

また、配信日時やデバイスの種類、位置情報などターゲティングをすることもでき、効果的に広告を届けたい相手に届けることができます。

日本においては2019年の10月にニッポン放送がポッドキャストオーディオアドの音声広告を商品として展開しています。

Podcastへのコンテンツ配信が拡大

ポッドキャストで配信されているコンテンツは様々なジャンルがあり、国内・国外共に日々拡大しています。
例えば、Apple Podcastsだけでも750,000のプログラム、2400万以上のエピソードが存在し、155ヵ国で配信されています。

配信側も個人や企業、非営利団体などバライティ豊かです。

今回はそんなたくさんの配信者の中でもどういった企業・団体がポッドキャスト配信をしているのかを一部をご紹介します。

海外メディアのPodcast

アメリカでは日本国内と比べると企業の参入率が高い印象を受けます。

例えば、以下のような企業がポッドキャスト配信を過去、もしくは現在も行っています。

The New York Times

ニューヨークに本社を構える新聞社のThe New York Timesは日々のニュースを取り上げる番組、音楽への批評番組など様々な番組を運営しています。番組数も多く、更新頻度が高いです。

The McKinsey

グローバルにコンサルティングを行う会社、マッキンゼー・アンド・カンパニーが配信する『The McKinsey Podcast』では、ビジネスや経営のエキスパート達がビジネスのあらゆるフィールドについて話しています。更新の頻度は不定期であまり多くはないですが、4年前から続いています。

COACH

世界的なファッションブランドCOACHが社会貢献活動の一貫として配信していた『Dream It Real』という番組は、シーズン1として2019年に6つのエピソードが公開されています。セレーナ・ゴメスやマイケル・ジョーダンなど豪華なゲストが夢について語ります。

 

他にもABCやBBC、NBCなどの公共放送局や、SlackやMicrosoft、LUSH、ジョンソン・エンド・ジョンソンのような企業がオウンドメディアとしてポッドキャスト運用をしています。

それぞれ企業の特徴を生かしたジャンルでポッドキャストの配信をしていることが多いです。
例えば先ほどあげたSlackであれば仕事や働く人・チームについてを主に配信していたり、ジョンソン・エンド・ジョンソンでは新しいヘルスケアソリューションについての配信をしています。

国内企業でもPodcastが増加

ポッドキャストへの広告が増加、オーディオアドはブランド認知繋がるか

日本国内では、オウンドメディアとしてのポッドキャストよりも新聞社やラジオ局、テレビ局などが配信するポッドキャストが多い印象です。

Apple Podcastsのトップ番組をみると上位15位の中には、イギリスの公共放送局であるBBCによる英語でのグローバルニュースや、NHKによるラジオニュースや英語でのニュース、ラジオ局のニッポン放送が配信する飯田浩司のOK!Cozy up!やオールナイトニッポンシリーズがランクインしています。
また非営利団体のTEDによるTED Talks Dailyも人気のポッドキャストのうちの一つです。

ポッドキャストのコンテンツがアメリカで進んでいるということもあってか、英語でのニュースや英語を学ぶ系統のコンテンツが上位に多く入っているようです。

そして、以下のように日本でも国外と同じように企業が配信するポッドキャストもあります。

Peatix

イベント・コミュニティをサポートするPeatixがゲストに自身の思いやエピソードなどを交えながらこれまでの活動やチャレンジについて話す、『Peapod』の配信を始めました。

北欧、暮らしの道具店

日用雑貨、インテリア雑貨を扱う北欧、暮らしの道具店が配信する『日曜ラジオ「チャポンと行こう!」』では、暮らしや日々の生活に関わるテーマについてお話している様子が配信されています。

RECRUIT

2020年に入り、RECRUITが運営し始めた『トレンドランナー』では、リクルートで働くその道のプロが「仕事探し」や「学び方」「美容」や「食」といった様々なテーマの最新トレンドについて語っています。

Podcastはなぜ人気なのか?

このように国内外共にポッドキャストは盛り上がりを見せていて、市場規模やコンテンツも拡大していることがわかりました。

日本で人気が上がってきている理由として、ポッドキャストは無料である上に、好きな時に聞くことができ、現代の忙しい社会人の情報収集や英語学習との親和性が高いことが挙げられます。

スマホで簡単にポッドキャストが聴けるようになったことによって、元々ラジオを聞いていた層だけでなく、今までラジオを頻繁に聞いていなかった層にも広がったのではないでしょうか。

そしてこのようなポッドキャストリスナー層の広がりと共に、ポッドキャスト内の広告でリーチできる層も広がっていくことが予測されます。

ポッドキャスト内での広告は購買意欲を高めるだけでなく、ブランド認知を向上させるための効果的な手段になり得るでしょう。

オトナルでは日本でも注目されるデジタル音声広告の市場について、『音声マーケティング最前線2020(成長する音声コンテンツとデジタル音声広告市場)』というレポートに市場とその動向についてまとめています。
音声広告について興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

また音声広告の出稿にご興味がある方はデジタル音声広告媒体資料一覧からご覧ください。



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