フランス発のインターネット広告企業、Criteo(クリテオ)が、「デジタル広告業界における日本のマーケターのAI活用とその影響に関する意識調査」を発表しました。この調査は、企業でデジタル広告業務に関わる20〜60代のマーケター500人以上を対象としたものです。サードパーティークッキーの廃止に関して、対象者のうち約6割強が困惑しており、その9割が廃止後のAI活用の重要性を感じていることが明らかになりました。
調査からみる、マーケターの期待や課題
テックパートナーとの関係において重要視していること
テックパートナー/プラットフォームに対する期待は高く、特に「費用対効果」については65%が「とても期待する」と回答しています。さらに、高度なAI活用が期待されており、「分析・レポート」「最適なオーディエンスへのリーチ」に対しては9割強が期待を寄せているということです。
生成AIの導入状況と期待していること
生成AIの活用意向・導入状況は進行中が7割近くで、「進めているが、さらなる議論が必要」が最も高い結果となりました。またそのうち、生成AIを導入するマーケターの7割が、「テキスト生成」「画像生成」業務において活用を期待しているとのことです。生成AIの活用に対して、「作業時間の短縮」「業務の効率化」「人材・コストの削減」を期待しているという回答が9割超えています。
2024年のサードパーティクッキー廃止について
サードパーティークッキーの廃止に対して、回答者の6割強が困惑しており、その中で9割がAI活用の重要性を認識しているとしています。
今後更なるAI技術活用によるアプローチが大切に
Criteoはサードパーティークッキーの廃止に対応するために、AI技術を積極的に活用し、AIエンジンの研究開発に注力しています。
広告領域で生成AIをすでに導入している企業は何割くらいなんだろうね。