音声コンテンツ解析を手掛ける米国企業のAuddiaは、クラウドベースのAIおよび自然言語処理(NLP)技術を活用した新サービスを発表しました。音声のストリーム処理とコンテンツ識別をより高い精度で実行することが可能になるとのことです。
AIと自然言語処理(NLP)の活用を推進してきたAuddia
Auddiaは、AIと自然言語処理(NLP)を活用して、ストリーミング音声のコンテンツを詳細に識別し、ユーザーの好みに基づいてカスタマイズする技術を開発してきました。この技術により、音楽、広告、トークなどのコンテンツをリアルタイムで特定し、広告をスキップするなどの調整が可能になりますまた、ユーザーの好むコンテンツを動的に組み合わせることで、独自のリスニング体験を提供します。こうした技術により、ユーザーは自分の好みに合ったパーソナライズされたリスニングを楽しむことができる様になります。
クラウドインフラ化による大規模展開の可能性を視野に
今回、Auddiaは同社の技術をクラウドインフラ化することで、放送や出版業界の大手企業とのSaaSパートナーシップを促進し、技術の迅速な普及を目指しています。AuddiaのCEOであるマイケル・ロウレス氏は、「Auddiaの主要なAI技術の特許が取得でき、その他技術も特許出願中であるいま、クラウドへの技術展開の時期は今が最適だと考えています」と述べ、新たな音声コンテンツ配信の機会を創出する意向を示しました。
Auddiaの新たなクラウドベースのAIやNLP技術がどこまで普及し、また業界全体にどのような影響をもたらすのかが注目されます。
Auddiaとは
Auddia Inc.は、AI(人工知能)とNLP(自然言語処理)技術を活用して音声配信の革新を目指す企業です。主力製品の「faidr」は、音楽、広告、トークなどのコンテンツを識別し、ユーザーの好みに応じたカスタマイズされたオーディオ体験を提供します。クラウド技術を導入することで、ラジオ放送局やポッドキャスト企業とのパートナーシップを強化し、新たな市場機会を創出しています。
最近「パーソナライズ」って言葉をよく耳にするけど、考えナシに歓迎するのもどうかなって思うよ。