データソリューションを提供するDataCurrentとNECが、データ利活用の領域での協業を発表しました。本協業によって、放送局が保有する多様なデータを活用し、広告の内容や放送枠に変更を加えることで、より効果的な広告運用を実現できるといいます。
引用元：DataCurrentとNEC、効果的な広告運用を支えるデータ利活用の領域で協業
データ活用でDXの推進に貢献
DataCurrentとNECはこれまで、データを活用した広告運用に関する分析や検証を進めてきました。本協業は「運用型テレビCM」の普及などを見据え、放送局にデータ管理・活用環境を提供し、広告の価値向上とデジタルトランスフォーメーション（DX）の推進に貢献するものとしています。
テレビへの反応を数値的に分析が可能な時代に
放送局にとって有益なデータは、テレビやラジオのネット配信サービスから得られる登録データや視聴・聴取データ、番組に関するSNS投稿や放送局主催のイベント、グッズ販売を通じて得られる視聴者の属性（年齢、性別など）や関心などが挙げられます。これらのデータを活用することで、視聴者データをタイムリーに活用して広告の内容や放送枠を調整し、ターゲット層への訴求力を高めることが期待できます。
広告だけでなく、コンテンツなどへのデータ活用も
DataCurrentとNECの協業により、放送局が保有するデータとセキュアに連携し、効果的なデータ管理・活用環境を提供することが可能となります。また、将来的には放送局だけでなく、多様なメディア企業のコンテンツやイベント企画におけるデータ利活用の支援への拡大を視野に入れているようです。
広告領域に加え、メディア全体のデータ活用が促進されることで、あらゆる場面でデータに基づく意思決定が可能となり、業界全体の発展に寄与することが期待されます。
運用型テレビCMとは
運用型テレビCMは、テレビCMを効果的に管理し、ターゲット視聴者に向けた広告メッセージを最適化する手法です。データ分析やリアルタイムの広告配信を活用して、視聴者の行動や反応に基づいて広告を調整しています。従来のテレビCMと比べ、より効率的に広告予算を最適化し、視聴者とのエンゲージメントを高めることが可能です。
引用／参照元：DataCurrentとNEC、効果的な広告運用を支えるデータ利活用の領域で協業
属性に合ったテレビCMが配信されるようになれば、より広告が受け入れられやすくなるかも。