エジソンリサーチが調査レポート「The Infinite Dial 2024 Australia」を公開しました。オーストラリアにおける音声コンテンツの利用動向を調査したもので、オーストラリアでのポッドキャスト利用率が50%に迫るなど、音声メディアの活況が示されています。
オーストラリアのポッドキャスト利用率は48%
オーストラリアにおける月間のポッドキャスト利用率は年々上昇しており、今回の調査では半数に迫る48%となっています。2020年と比べると23%上昇しており、米国とほとんど変わらない水準となっています。
18歳以上40歳未満でのポッドキャスト利用率は65%
年代別に見ると、18歳〜24歳、25歳〜39歳で共に月間のポッドキャスト利用率が65%となっています。最も利用率が低い65歳以上でも21%を記録しています。
聴取デバイスはスマホが圧倒的
ポッドキャスト聴取で利用されるデバイスを見ると、スマートフォンが91%と圧倒的となっています。それ以外にも、Apple Car Playなどの車載デバイスが47%、スマートTVが33%、スマートスピーカーが25%と、聴取デバイスの多様化が示されていました。
半数以上が家で聴取
ポッドキャストの聴取シーンとしては、家が51%となっており、車・トラックが次点で20%を占めています。
ラジオの二次配信の人気が高まる
ポッドキャストで聴かれる番組としては、ポッドキャストのオリジナルコンテンツが長らく人気ですが、ラジオ番組の二次配信の人気が年々高まっています。
オーストラリアにおけるポッドキャスト熱
今回の調査では、オーストラリアのポッドキャスト利用率の高さが顕著でしたが、車社会のオーストラリアならではの特徴も興味深いものとなっていました。
先日、キャンベラ大学から公開されたレポートでも同様の結果が示されており、オーストラリアにおけるポッドキャストの浸透が伺えます。
エジソンリサーチとは
エジソンリサーチ(Edison Research)は、市場調査と世論調査の分野で国際的に活動する企業です。特に、音声領域におけるリスナーの行動や嗜好に関する研究で知られています。
参照元:The Infinite Dial 2024 Australia
65歳以上の利用率が21%ってのも、地味にすごくない?