オーストラリアのキャンベラ大学がレポート「Digital News Report: Australia 2024」を公開しました。レポートでは、過去2年間でZ世代の女性や高齢世代ベビーブーム世代の間でポッドキャストの聴取率が上昇していることが示されています。
ポッドキャスト聴取率は年々上昇
オーストラリアのポッドキャスト聴取率は年々上昇しており、今回の調査では昨年から2ポイント上昇して40%となりました。
オーストラリアに限らず世界各国で聴取率が上昇
ポッドキャストの聴取率が上昇しているのはオーストラリアだけではありません。英国やカナダ、米国、スペインなどでも過去3年間で10%近く上昇しています。
Z世代の女性の間で聴取率が大幅に上昇
性別・世代別に見ると、Z世代の女性の間で聴取率が47%から61%と大幅に上昇していることが示されています。また、X世代(約45~59歳)やY世代(約29~44歳)の男性でも聴取率が上昇しています。
様々な分野に特化した番組が人気
ジャンルごとに人気のポッドキャスト番組を見ると、科学やテクノロジー、ビジネスなど、専門分野に特化した番組が聴取される傾向にあります。また、近年はライフスタイルに関する番組も人気を集めていることが示されています。
世代を超えて利用されるポッドキャスト
今回の調査でも示されているように、ポッドキャストの特徴のひとつはZ世代をはじめとする若い世代の利用率が高い点です。また、ポッドキャストは比較的男性の利用率が高いメディアでしたが、女性の利用率も急速に上昇しています。さらに近年は、高齢者の世代聴取率も上昇しており、世代を超えてポッドキャストの利用が進みつつあるといえるでしょう。
Digital News Reportとは
「Digital News Report」は、オックスフォード大学に設置されているロイタージャーナリズム研究所が実施している国際調査です。6大陸47か国におけるメディア利用に関するデータが提供されています。オーストラリアのキャンベラ大学は調査のパートナーであり、オーストラリア版である「Digital News Report: Australia」を公開しています。
参照元:Digital News Report: Australia 2024
世界各国の聴取率のところ、よく見ると日本が最下位……