英国のラジオ聴取率調査を行っているRAJARが、最新の音声消費に関するレポートを公開しました。
ラジオの週間聴取率は88%
調査では、英国の成人の88%が毎週ラジオを聴いていると示されています。ラジオの週間聴取率は2023年にやや落ち込みましたが、2024年は回復傾向にあることがグラフから伺うことができます。
ラジオを聴取するプラットフォームのシェアを見ると、DAB(デジタルラジオ)が44%と最も多く、従来のラジオが26%と続き、17%がスマートスピーカーとなっています。
従来のラジオを除く74%はデジタル端末で聴取されています。ラジオ聴取においてデジタル端末が浸透していることが示されています。
ポッドキャストの月間聴取率は34%
また、媒体別の月間聴取率を見ると、34%がポッドキャストを聴取、29%がスマートフォンやタブレットでラジオを再生、16%がラジオの二次配信を再生したと回答しています。
聴取場所は自宅が62%
音声の聴取場所を見ると、62%が自宅で再生しており、26%が自動車、12%が職場で音声を聴取していると回答しています。
RAJARとは
RAJAR(Radio Joint Audience Research)は、イギリスにおけるラジオ聴取率調査を行う会社です。この組織はラジオ放送局や広告主が共同で設立し、イギリス全土でのラジオ聴取の傾向や統計を提供しています。RAJARの調査は、ラジオ放送業界にとって非常に重要なデータソースとなっており、放送局のプログラム計画や広告主のマーケティング戦略の策定に役立っています。RAJARは、その広範な調査手法と精密なデータ収集で、ラジオ聴取率に関する信頼性の高い情報を提供していると評価されています。
参照元:Rajar Data Release - Quarter 3, 2024
DABというのは欧州でのデジタルラジオの規格のことを指すらしい。日本でいうとraidkoみたいなものか?