Spotifyは、世界と日本におけるZ世代のカルチャーやトレンドを分析した年次報告書「Culture Next 2024」を発表しました。本報告書は、若年層ユーザーのリスニングデータを基に、音楽やポッドキャストを介して形成される文化的つながりや、次世代のトレンドを探る内容となっています。
ポッドキャストは「今を生きる実感」を与える?
報告書によると、Z世代の94%が「日常生活で音楽やポッドキャストを聴くことで、今この瞬間に生きている実感を得る」と回答。音楽やポッドキャストが自己表現や社会、異文化への理解を深める重要なツールであることが示されました。
また、日本のZ世代の74%が、Spotifyのをネガティブなニュースを延々と追ってしまう“ドゥームスクローリング”の解毒剤と回答。Spotifyが与えるポジティブな影響力が明らかになりました。
Z世代の音楽の利用傾向
Z世代は音楽を人生の節目と結びつける傾向が強く、「特別な瞬間に聴いた歌は、思い出のサウンドトラックになる」とする回答が86%になりました。また、Spotifyのパーソナライズ機能を活用したプレイリストの利用も増加しており、特にZ世代の利用者によるストリーミングは前年比63%増加しました。
Z世代のポッドキャスト利用傾向
さらに、ポッドキャストにおいてもZ世代の関心が高まり、2024年上半期のビデオポッドキャスト視聴時間は前年比58%増の29億分に達しました。テレビ番組よりもポッドキャストを重視する傾向も見られるようになっています。また「宗教やスピリチュアル」に関連するポッドキャストの人気が世界的に前年比85%増加しました。
引き続き注目すべきZ世代の動向
Spotifyは現在、世界中で6億4,000万人以上のユーザーに利用されています。今後もデータを活用したカルチャーの分析を行い、リスナーとブランドのつながりを支援につなげたいとしています。
ますます社会の中でパワーを増してくるZ世代と真剣に向き合うべく、今後もこうしたレポートを注視していきましょう。
Spotifyとは
Spotifyは、世界最大級のオーディオストリーミングサービスで、2008年にスウェーデンで設立されました。現在、6億4,000万人以上のユーザーが利用しており、音楽やポッドキャストの多彩なコンテンツを提供しています。無料プランと有料プランがあり、ユーザーは広告の有無やオフライン再生などの機能を選べます。AIを活用したパーソナライズ機能が特徴で、ユーザーの好みに基づいたプレイリストや新しい音楽の発見を支援します。また、アーティストとリスナーをつなぐプラットフォームとしても注目されています。
参照元:Spotify、世界と日本におけるZ世代のカルチャートレンドを調査した報告書「Culture Next」を発表
Z世代って、響きがドラゴンボールのZ戦士っぽいんだよな。