AI英語スピーキングアプリを提供するELSA, Corpが、シンガポールのUOB Venture Managementをリード投資家としてシリーズC株式調達に成功しました。総額2300万ドルを調達した今回のラウンドには、UniPresident(台湾)、あおぞら銀行、日本政策投資銀行(日本)などが新たに出資し、既存投資家も追加出資しました。
新しい資金の活用目的
未開拓市場への事業展開
ELSAは、生成AIを搭載した自由英会話機能「ELSA AIチューター」を韓国、台湾、中東などの新市場に展開し、グローバルな存在感を高めることを計画しています。
B2B市場への追加投資
グローバル人材育成市場に焦点を当て、日本を含む各国の企業や学校法人とのパートナーシップを強化し、ELSAのサービスを広めることを目指します。
ELSAのAI英会話サービスとは
ELSA(English Language Speech Assistant)は、GoogleのGradient Venturesからの出資を受け、AIパーソナルコーチアプリとして2015年に登場しました。独自のAI音声認識技術と3,400万人以上の学習者から収集された匿名英語音声データを活用し、個別最適化されたレッスンプランを提供します。ELSAは、シンガポール航空、Intel、Mercedes Benzなどの大手企業や日本の高等教育機関で採用されています。
新サービス「ELSA AIチューター」について
ELSA AIチューターは、AI音声認識分野における研究成果と2億時間の匿名英語音声データを活用し、自然な会話を再現し、対面練習の必要性を減少させることを目指しています。ロールプレイを通じた様々なシチュエーションの提供や、個別ニーズに合わせた会話練習を剃ることができます。練習後には発音、語彙、文法などに関する個別フィードバックが受け取ることができ、これを基に次回のレッスンに取り組むことができます。
ELSAは今回の資金調達で、新たな市場への進出とサービスの充実を目指し、AIを活用した英語学習分野で一層の成長を目指すとのことです。
「AI音声認識」とは
音声認識システムは、発話をAIが解析しテキストに変換する技術です。音声のテキスト化にかかる時間や工数が削減され、様々な業態での業務効率向上が期待されています。SiriやGoogle音声アシスタントの音声認識は、アプリケーション技術の一部であり、音声アシスタントアプリを構成する要素の一つとなっています。
参照/引用元:AI 英語スピーキングアプリの ELSA、2300 万ドルのシリーズ C 資金調達ラウンドを実施生成 AI を搭載した自由英会話機能 ELSA AI チューターを発表
英語学習の先生とか、そのうち全部AIになりそうだよね。