米大統領選を前に政治系ポッドキャストが急成長。リスナー層の内訳は?


デジタル音声広告関連のサービスを手掛ける米国のTriton Digitalが、米国の政治系ポッドキャストに関する分析を公開しました。11月の米国大統領選挙を前に急成長している政治カテゴリーの実態を深掘りしています。

米大統領選を前に政治系ポッドキャストが急成長。リスナー層の内訳は?

引用元:The September 2024 U.S. Podcast Ranker Release

政治系ポッドキャストの成長

2024年に入り、米国では政治系ポッドキャストが大きな成長を見せています。過去半年で政治系ポッドキャストのダウンロード数は28%増加し、ランキングに多くの番組が掲載されるようになりました。

米国の政治系ポッドキャストは、民主党寄り、共和党寄り、無党派寄りに分けられています。このうち最もダウンロード数が多いのは民主党寄りのポッドキャストで、共和党寄りの2倍となっています。

一方で、民主党寄りのポッドキャストの聴取者数は過去1年で2%減少しており、共和党寄りのポッドキャストの聴取者数は過去1年で6%増加しています。

それぞれの聴取者層の内訳は?

各政党のポッドキャストリスナーには下記のような特徴があることが示されています。

  • Triton Digitalの調査では、政治系ポッドキャストを聴く人の約60%が大卒で、約32%が世帯収入10万ドル以上で、ほぼ半数が55歳以上。(民主党寄りの政治系ポッドキャストの聴取者層は、年齢が高く高学歴で収入が多いということが過去のデータで示されている。)
  • 共和党寄りの政治系ポッドキャストの聴取者層も、全米の平均と比べると高学歴で収入が多いという傾向があるが、民主党寄り・無党派寄りの政治系ポッドキャストより割合は低い。
  • 共和党寄りの政治系ポッドキャストの聴取者層は90%が白人という特徴がある。

高まるポッドキャストの影響力

Voxtopicaが行った調査では、米国の有権者が最も信頼しているメディアはポッドキャストであると示されており、ポッドキャストによってニュースや社会問題に関心を抱いたり、自分の意見を変えるきっかけとなったという声もあがっています。

ポッドキャストの聴取率が高くなるにつれ、ポッドキャストの影響力もさらに高まることが予測されます。こうした傾向が米国以外の国でも見られるようになるか、注目です。

Triton Digitalとは

Triton Digitalは、米国のアドテク企業で、ラジオ放送、ポッドキャスト、ストリーミングサービスにおけるデジタルオーディオのプラットフォームやソリューションを提供しています。同社はデジタルメディア業界におけるオーディオ体験と広告の向上にも焦点を当てており、放送局や出版社などのクライアントに対して包括的なデジタルメディアソリューションを提供しています。

参照元:The September 2024 U.S. Podcast Ranker Release


AMI(エイミー)

大統領選の候補者も選挙のために色々なポッドキャストにゲスト出演してるらしい。ポッドキャストの影響力すごい。

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