インドのDSP「Vizibl」がAmazon広告在庫の買い付けに対応。バナー、動画に加え音声広告も視野に


広告ソリューションの開発などを行っているインドの広告企業Datawrkzは、同社のDSP(Demand Side Platform)である「Vizibl」において、Amazonの広告在庫が利用可能になったと発表しました。同社代表の語るところによると、音声広告もその対象に含まれていると思われます。

Datawrkz、ViziblプラットフォームにAmazonの広告在庫を追加。cookieレスや少額出稿にも対応

引用元:Vizibl.ai

この統合により、ViziblはAmazonのファーストパーティーデータに基づいたターゲティングを提供する最初のDSPの一つとなります。さらに、Amazonが所有・運営する様々なウェブサイトやアプリケーション(例えば、Streaming TV、Twitch、IMDBなど)の広告在庫も利用可能になるとのことです。

cookieレスターゲティングが可能に

この動きの重要なポイントは、広告主がサードパーティークッキーに依存せずに、Amazonのファーストパーティーデータを利用できるようになる点です。これにより購入履歴、人口統計などの様々なオーディエンス情報に基づいた精密なターゲティングが可能となります。また、Datawrkzが設定しているAmazonの広告キャンペーン用のパラメーターを活用することで、ディスプレイ広告や動画広告キャンペーンの設定と実行を簡単に行うことが出来るようになります。

今後のデジタル広告の変化に注目

Datawrkzの「Vizibl」DSPの責任者であるPrabhu Eswara氏は次のように述べています。

今回のDatawrkzとAmazonの提携では、最低金額や長期契約がないため、広告主は、コネクテッド TV、バナー、動画、音声広告を通じて、Web 全体で適切な視聴者を正確にターゲットにするマーケティング キャンペーンを効果的に実行できるようになりました。

Prabhu Eswara氏が語るようにバナーや動画、音声広告などを持つAmazonの広告枠との連携は、その国の広告市場において重要な意味を持ちます。また、インドは人口の10%、1億人以上が英語話者とされており、音声コンテンツにおいても英語圏との関係の強い市場であるといえるでしょう。cookie廃止に向けてさまざま制限が進んでいく中、今後このような取り組みがどれほど進んでいくかに注目していきたいところです。

Datawrkzとは

Datawrkzは、広告技術とコンサルティングの分野で活動するグローバル企業です。デジタル広告戦略、メディアプランニング、プログラマティック広告、およびデータ管理の専門知識を提供しています。主に中小企業や大手企業を対象に、ROIの最大化とデジタル広告のパフォーマンス向上を目指しています。また、広告主や代理店に対する包括的なサービスを提供し、データ駆動型のアプローチで顧客のニーズに応えることに重点を置いています。

参照元:Datawrkz Adds Amazon Audiences and Ad Inventory to Vizibl


AMI(エイミー)

「Datawrkz」子音が4つ並ぶと読み方がマジでわからんな。

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