AI音声技術の開発などを行うElevenLabsは、同社のモバイルアプリ「ElevenReader」に新たな機能「GenFM」を導入したと発表しました。この機能は、PDFや電子書籍、その他のテキストをもとに、AIが「スマートパーソナルポッドキャスト」を自動生成するものです。
あらゆるテキストを自動でポッドキャスト化
モバイルアプリ「ElevenReader」は2024年初頭にリリースされ、iOSとAndroidで利用可能な無料アプリとして注目を集めてきました。従来はテキストをAI音声で読み上げる機能が主でしたが、新たに追加された「GenFM」機能により、利用者は学習教材やニュース記事など、幅広いコンテンツをポッドキャスト形式で楽しめるようになります。32の言語に対応している「GenFM」はiOS版ですでにリリースされており、Androidでも近日中にアップデートが公開される模様です。
加速するAIツール開発
AIを活用した情報提供サービスは急成長しており、Googleが開発中のNotebook LMもその一例です。Notebook LMは文書やメモの整理、情報検索、パーソナライズされた学習のサポートを行うツールとして注目されており、こちらもポッドキャストの生成が可能です。信頼性や著作権問題などの問題が増加するなか、AIの利便性はこのように日々向上し、開発競争が加速しています。
Eleven Labsとは
Eleven Labsは、AI技術を活用した音声生成プラットフォームを提供する企業です。高品質な音声合成技術により、リアルで感情豊かなナレーションや音声コンテンツを短時間で作成できます。主に自然言語処理とディープラーニングを駆使しており、ユーザーはテキストを入力するだけで、プロ品質の音声を生成可能です。音声合成は複数の言語やアクセントに対応しており、マーケティング、エンターテインメント、教育、アクセシビリティ分野での利用が広がっています。
参照元:GenFM Now Playing on ElevenReader
これがあれば、ながら読書、ながら勉強など、なんでもできそうだね。