米Super Hi-Fiは、AIを用いたメディア向けのラジオ制作支援サービス「Radio-as-a-Service」(RaaS)を発表しました。このサービスは、車載オーディオ、フィットネス、ゲームプラットフォーム、ストリーミングビデオサービスなど、様々なデジタルメディアプラットフォームを持つ企業向けに、AIを活用してラジオ制作支援などを行うサービスとのことです。
「Radio-as-a-Service」(RaaS)について
Super Hi-FiのRaaSは独自のAI活用によりラジオ局のデザインから音楽のミキシング、音量の調整までを一貫して行うことができるサービスになっているとのことです。このサービスによって、企業が独自のラジオを用いてブランディングするのをサポートするそうです。
AIを活用したラジオ制作の拡大
今年11月にFuturiが大規模言語モデル(LLM)を複数搭載した最新ラジオ放送ツールのFuturi AudioAI™を発表しましたが、ラジオ制作においてもAI活用の波が来ていると言えます。実際こうしたAIツールによってラジオ参入の敷居は大きく下がっています。現在は地上波ラジオだけなく、インターネットラジオはじめカーナビやオンラインゲームにまでメディアとしての性質が拡大しており、音声の活用を検討しているマーケターにとって、こうしたラジオへの参入は必然的にとるべき選択肢に上がってくることでしょう。
Super Hi Fiとは
Super Hi-Fiはカリフォルニア州ロサンゼルスに拠点を置く音声テクノロジー企業で、AIを用いてデジタル音楽体験を向上させる製品を開発しています。音楽ストリーミングサービスやラジオ放送局向けに、オーディオコンテンツの品質改善ツールなどを提供しており、曲間の無音時間の最適化や異なる曲のスムーズな繋ぎ合わせ、またリスナーの好みに合わせたプレイリストのカスタマイズ機能などを使用することができます。Super Hi-Fiはテクノロジーは、音楽業界においてリスニング体験の改善に貢献しています。
参照元:Super Hi-Fi Debuts ‘Radio-as-a-Service’ For Brands
ラジオの定義が変わっちゃいそうだね・・・