テクノロジーに焦点を当てた報道が特徴のオンラインメディア「The Verge」によると、Googleは再び人員削減の波に見舞われ、今度はYouTubeのビジネスサイドで働く約100人が解雇されることが明らかになりました。この動きは、Googleが事業運営、パートナーシップ、広告などの分野で働く数千人を対象に行っている縮小の一環であるとされています。
YouTubeのビジネスサイドでも組織の再編か
Googleの最高事業責任者であるメアリー・エレン・コーが17日、YouTubeのビジネスサイドにおける人員削減を社内で発表しました。この決定は、事業の効率化と効果的な組織の再編成を目的としているとされています。
Googleで次々と発表される人員削減
2024年に入り、Googleでは1000人以上の従業員が解雇されており、その直後に広告部門における数百人の人員削減も発表されています。以前の人員削減と同様、解雇されたYouTubeの従業員には、退職金を受け取る前に社内で新たな仕事を見つけるための猶予が与えられるということです。
クリエイターチームが対象に
YouTubeのスポークスマン、アンドレア・ファビルによれば、解雇は主にクリエイター・パートナーシップ・チームに影響を与え、約100の職務が対象となるといいます。これに伴い、残りのチームは「各国の専任のメインリーダーの下に集められる」こととなっています。また、YouTubeの音楽チームとサポートチームも再編成される見通しということです。
今後の成長のための新たな組織改革となる
新年が始まって以来、多くのテクノロジー企業で続く人員削減。先日、Audibleでも人員削減が発表されたばかりです。
この人員削減は、急速に変化するデジタルメディアの環境において、企業が競争力を維持し、成長を遂げるための手段として行われているとされています。今後、YouTubeのビジネスサイドでの変革がどのような影響をもたらすか、業界全体に対する波及効果に注目が集まります。
YouTubeの運営会社「Alphabet Inc.」とは
Alphabet Inc.はGoogleを含む様々な事業を抱える企業で、YouTubeはその一部門として位置づけられています。主要な収益源はGoogleの広告事業。他にもクラウド、ヘルスケア、自動運転車などにも進出。2022年時点で数兆円の市場価値を有し、世界的なテクノロジー企業となっています。
参照/引用元:YouTube is the latest part of Google to be hit with layoffs
この大規模なレイオフは人工知能開発への投資のためという話も・・・。