アメリカのニュースサイト「Variety」は、Amazonのオーディオブックおよびポッドキャスト部門であるAudibleが、従業員の約5%(100人強)を解雇することを発表したことを報じました。
この人員削減は長期的に事業を強化していくためのもの
Audibleは2023年に「好調な年」を迎えたとしており、事業は「良い状態」にあると説明されていました。今回の人員削減は、これからの厳しい状況に対処し、長期的に事業を強化していくために必要なことであるとの認識が示されています。
AudibleのCEO、ボブ・キャリガン氏は1月11日に、音声メモを通じて人員削減を従業員に伝えたといいます。これにより、今回の人員削減がAudibleのコンテンツチームには影響が及ばないことがVariety誌の関係者から伝えられたとのことです。
様々な企業で人員削減が続くテクノロジー業界
今月初め、AmazonはTwitch従業員500名とプライム・ビデオとMGMスタジオの従業員数百名を解雇したことを発表しています。同社は過去2年間で同社史上最多の人員削減を実施しており、すでに従業員の8%にあたる2万7000人の役職を削減しています。
今年に入り、Googleでも多数の従業員削減や組織改変が行われており、テクノロジー業界において大きな動きが見られています。様々な分野で生成AIが著しい成長を遂げる中、今後の各社の動きに注目が集まっています。
Audible(オーディブル)とは
Audibleは、Amazonが提供するオーディオブックプラットフォームで、本や雑誌などのテキストコンテンツをプロの声優が朗読し、オーディオ形式で提供しています。ユーザーは月額サブスクリプションでオーディオブックをダウンロードし、オフラインで聴くことができます。カタログには85万以上のタイトルが含まれ、スタジオや出版社からのオーディオブック、オーディブルオリジナルコンテンツ、ポッドキャストなどが提供されています。
参照/引用元:Audible Lays Off Over 100 Employees, About 5% of Workforce, Amid Broader Amazon Cutbacks
他にもMetaやAppleでも人員削減が行われているとか。