YouTube、ポッドキャスター向けに「ホストリード広告」の動的挿入をテスト。Semafor報道


YouTubeがポッドキャスト広告機能を強化し、ホストリード広告の動的挿入に関する新たなテストを進めていると、海外メディアSemaforが報じました。この取り組みは、音声コンテンツの収益化に構造的な変化をもたらす可能性があります。

YouTube、ポッドキャスター向けに「ホストリード広告」の動的挿入をテスト。Semafor報道

YouTubeが動的ホストリード広告を準備中か

プラットフォームの広告機能はポッドキャストやクリエイターの収益モデルを大きく変える可能性のある重要な要素です。Semaforによると、YouTubeが準備しているのは、YouTube動画内において「ホストリード広告(パーソナリティによる読み上げ広告)」をシステムから動的に挿入・差し替えられるようにするというものです。

一部のプラットフォームやポッドキャストCMSではすでに導入されている動的ホストリード広告。YouTubeでも利用可能になれば、配信者にはより柔軟な広告運用が可能となり、広告主にとっても出稿の選択肢が広がることが期待されます。正式導入されれば、YouTubeの収益モデルにとって画期的な変化となるでしょう。

Youtubeの収益構造を変える可能性

YouTubeの広報担当者はSemaforの取材に対し、「現時点でテストに関する具体的な情報は共有できない」と述べる一方で、2025年に向けたNeal Mohan氏の公開書簡を参照するよう促したとのことです。その書簡では、「今年は、ポッドキャスターを支援するためのツールをさらに展開し、クリエイターの収益化を改善し、ポッドキャストの発見をより容易にする」と明言されています。

これはYouTubeがポッドキャスト領域において、ツール面・マネタイズ面・発見性向上の三軸で強化を行う方針であることを意味しており、今回の「ホストリード広告の動的挿入テスト」も、その流れの一環と見られています。

YouTube CEO、ニール・モーハン氏について

Neal Mohan(ニール・モーハン)氏は、2023年にYouTubeのCEOに就任したGoogle出身の経営者です。元々はGoogleの広告部門やYouTubeのプロダクト責任者として活躍し、動画広告やサブスクリプションモデルの成長に大きく貢献してきました。デジタルメディアとクリエイター経済に精通し、クリエイター支援やAI技術の活用、ポッドキャスト強化などを戦略の柱に据えています。就任以降、YouTubeの多角的な進化をリードする存在です。

参照元:YouTube ramps up podcasting with new ad test


AMI(エイミー)

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