ニューヨーク市の公立学校100校を皮切りに、SonarCloudとABF Creativeが画期的な取り組みを開始しました。従来の学校のベルを、ミニサイズの教育用ポッドキャスト「ミニ・ポッド」に置き換えるという新たな取り組みが2月から開始されています。
学校のベルを60秒のポッドキャストに置き換える
対象校では2024年2月より、従来の学校のベルが60秒のポッドキャストに置き換えられています。2月は黒人の歴史上の人物へのフォーカスの内容を配信予定で、今後は毎月のテーマに即した内容が配信されていく予定です。
毎日30万人以上の生徒の毎月の1,000万インプレッションにものぼる音声コンテンツへの接触は、教育配信のあり方を再考するものとなりそうです。
シカゴやロサンゼルスなど他のエリアへも拡大の計画
ニューヨークに続き、シカゴやロサンゼルスを含む全国1,000校への拡大計画が進行中であるといいます。「ミニ・ポッド」の急速な普及は、あらゆる学校のPAシステムをコスト効率の高いクラウド対応機器に変えるSonarCloudのサウンド・マネジメント・プラットフォームによるものです。ABF Creativeとのパートナーシップにより、安全で教育的なコンテンツへのアクセスが保証され、生徒の体験がより充実したものになると期待されています。
教育現場にも進化が必要
SonarcloudのJesse Baptiste氏は次のように述べています。
教育は絶えず進化しています。従来の学校のベルを教育用ポッドキャストに置き換えることは、単なる音の変化ではなく、継続的で、魅力的で、インタラクティブな学習への入り口なのです。
また、ABF CreativeのCEOであるAnthony Frasier氏は、次のように付け加えています。
私たちの目標は、教育的な物語を毎日の学校のリズムに統合し、学習の瞬間を豊かにすることです。このイニシアチブは、私たちのコミュニティの多様性を反映し、ストーリーテリング、学習、そしてインパクトのあるつながりにおける新時代の到来を告げるものです。
これまで当然の如くスピーカーから流れていた様々な音について、今後はポッドキャストの力で新たなエンゲージメントを作るものに変換していくことができるかもしれません。この新たな取り組みは、今後の成果も含め引き続き注目が集まりそうです。
ABF Creativeとは
ABF Creativeは、ニューヨークに拠点を置くポッドキャスト制作会社で、主に子供や家族向けのコンテンツ制作を得意としています。同時に企業向けのブランデッドポッドキャスト制作のソリューションも提供しています。
参照/引用元:Over 100 New York City Public Schools to Replace Bells with Educational Podcasts
これは色んな場所で転用できそうなアイディア…!ミニポッドいいね。