iHeartMediaが第4四半期決算を発表、ポッドキャスト事業が業績を牽引


米国最大のラジオ企業であるiHeartMediaが、第4四半期決算を発表しました。ポッドキャスト関連売上は約1億3,200万ドル(前四半期比17%増)となり、ポッドキャスト広告の需要が拡大していることが伺えます。

iHeartMediaが第4四半期決算を発表、ポッドキャスト事業が業績を牽引

引用元:https://www.iheartmedia.com/

ポッドキャストがiHeartMediaの業績に好影響

iHeartMediaの事業全体の売上は微減したものの、iHeartMediaデジタルオーディオグループの売上は3億 1,800 万ドルとなり、前四半期比で6%増となりました。売上増を牽引した要因のひとつが、ポッドキャスト関連売上が好調だったことが示されています。

iHeartMediaの経営にポッドキャスト事業は不可欠

2023年通年におけるiHeartMediaの売上は前年比4%減の37億5,100万ドル、政治収入を除くと2%減少しています。マルチプラットフォームグループの売上は6%減少した一方、デジタルオーディオグループの売上は5%増加しました。年間を通してもポッドキャスト関連の売上が14%増加しており、iHeartMediaの経営に大きなインパクトを残していることが伺えます。

iHeartMediaがポッドキャスト広告の需要増で第4四半期17%増収達成。2023年通期でも14%増加

デジタルオーディオグループとは

iHeartMedia デジタルオーディオ グループには、急成長している同社のポッドキャストビジネスであるiHeartMediaと、様々なラジオ局やポッドキャスト、音楽ストリーミングサービスを提供しているiHeartRadioのデジタルサービスが含まれています。全米市場において、860を超える放送局を含む複数のプラットフォームが参加しています。

成長を続けるポッドキャスト広告

米国におけるポッドキャストの広告市場は、2022年に前年比+26%の18.25億ドル(約2,748億円 ※)となり、2025年には約40億ドル(約6,024億円)の市場規模となる見込みであるなど*、新たなメディアとしてその成長に注目が集まっています。

*IAB「U.S. Podcast Advertising Revenue Study(May 2023)」より
※ 換算為替レート=150.6円(2024年2月29日時点 TTM)

日本におけるポッドキャストユーザーの全年代の利用率平均は15.7%であることが、PODCAST REPORT IN JAPAN 第4回ポッドキャスト国内利用実態調査で明らかになっています。さらに、10代では人口の32.8%、20代では25%と若年層の利用率が高いことも特徴の一つです。多くの可能性を秘めるポッドキャストのユーザー像を理解するヒントとして、こちらの調査も併せて参考にしてみてください。

iHeartMediaとは

iHeartMediaは、アメリカの大手メディア企業として、ラジオ放送、ストリーミングサービス、ポッドキャストなどを提供しています。同社が運営するiHeartPodcasts は米国で最大のポッドキャストパブリッシャーとして知られ、ダウンロード数、ユニークリスナー数、売上、利益において業界トップの地位を占めています。

参照/引用元:iHeartMedia, Inc. Reports Results for 2023 Fourth Quarter and Full Year


AMI(エイミー)

日本でも最近ポッドキャストの広告が増えてきた気がする。

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