東京コピーライターズクラブ(TCC)が実施する広告賞、TCC賞の新人部門であるTCC最高新人賞でCHERRYの原田堅介氏が受賞しました。タマノイ酢の商品「すしのこ」のラジオCMなどを手掛けています。
ポテトチップスの音で商品の魅力をアピール
今回、TCC最高新人賞を受賞した原田氏が手掛けたタマノイ酢「すしのこ」のラジオCMは「お前、家でポテチ食うてんなぁ!」というタイトルです。
上司と部下が携帯電話で通話しているシチュエーションで、タマノイ酢の「すしのこ」を入れたポテトチップスに夢中になってしまうあまり会議をすっぽかしてしまう部下の様子が、ポテトチップスを食べる音と共にコミカルに表現されています。
実際のCM原稿(一部抜粋)
SE:♪〜(スマホ着信音)
上司:はい、もしもし。
部下:おはようございます!(パリパリパリ)
上司:おい、どした?もう会議はじまってんぞ…。
部下:部長、ほんまにすみません!
あのぉ…、えぇ…、電車がすごい遅れててね。(パリパリパリ)
上司:なんか食うてんなぁ!
部下:え?(パリパリパリ)
音声メディアならではの広告表現
原田氏が手掛けたタマノイ酢「すしのこ」のラジオCMは、ポテトチップスの音をふんだんに用いて「すしのこ」の魅力をアピールする音声メディアならではの表現となっています。
2023年度のJAA広告賞のラジオ部門グランプリとなったニッポン放送のラジオCMも、白杖の音を用いて目の不自由な人の感覚を疑似体験させるものとなっています。ポッドキャストなどの音声メディアが広がるなかで、音声広告の表現もより一層広がることが期待されます。
TCC賞とは
TCC賞は、東京コピーライターズクラブ(TCC)が実施する、優れた広告の制作者に送られる賞です。1962年に第1回が行われ、一般部門と新人部門に分かれてTCCグランプリやTCC賞、審査委員長賞、最高新人賞・新人賞などが選ばれます。
参照元:TCC最高新人賞(2024年度)は原田堅介氏(CHERRY)に、タマノイ酢「すしのこ」ラジオCM他
実際、すしのこをポテチに入れたらすごく美味しいらしい。