ロッテは3月6日、現代のオフィスワーカーが抱える集中力の課題に対し、ガムと音楽を組み合わせた全く新しいアプローチ「Shu-Chew Beats」を発表しました。
ガムを噛むリズムと科学的に設計された音楽のビートをシンクロさせることで、集中状態をよりスムーズに引き出す効果があるとのことで、脳科学者の枝川義邦教授監修のもと、取り組みに賛同した網守将平氏や大沢伸一氏、パソコン音楽クラブがオリジナル楽曲を制作・提供しています。

引用元:ロッテが“ガム専用BGM”を制作 集中ベタな現代人の“脳の準備運動”を「ガム×音楽」によるリズムでサポート 脳科学者×アーティストによる究極の集中専用ツール「Shu-Chew Beats」公開
ガムを噛むだけじゃない、音の“ビート”が集中のスイッチに
ロッテが実施した「全国一斉オフィス集中調査」によると、約8割の人がオフィスで集中できていないと感じている一方で、集中力向上のために具体的な対策をしている人は25%に留まっているそうです。こうした課題をサポートするために制作されたのが、「Shu-Chew Beats」です。
このプロジェクトでは、“噛む”というリズム運動と、“聞く”という感覚刺激をかけ合わせ、集中への切り替えを自然にできる仕組みを構築。ガムを噛みながら、それにシンクロするBPMの音楽を聴くことで、脳が集中モードへと切り替わりやすくなるとされています。
立命館大学大学院・先端総合学術研究科の枝川教授によれば、「咀嚼によるリズム運動は、前頭前野の血流を増加させることで、集中力や記憶力の向上に寄与することがわかっている」とのこと。さらに、音楽がこのリズムに合わせて設計されているため、相乗効果でより高い集中状態が得られるとしています。
3つのシーンに応じた“ガム専用BGM”
今回発表された「Shu-Chew Beats」は、作業内容や気分に応じて選べる3種類のBGMで構成されています。
EXTREME(BPM140)/パソコン音楽クラブ
スピード感あるタスク処理や短時間での集中が求められる場面に最適。アップテンポなビートでモチベーションを高めます。
Hyper(BPM120)/大沢伸一
集中力と作業効率をバランスよく引き出す、万能型のBGM。日常業務の“集中の持続”にフィットします。
Chill(BPM66)/網守将平
考えながら進めるクリエイティブ業務や、じっくり取り組む作業に向けて設計されたスローテンポな構成で、オフィスワーカーの深い集中をサポートします。
いずれの楽曲も“ガム専用”として科学的な監修のもと制作されており、ただのBGMではなく「集中状態をつくる音楽体験」という新たなジャンルを提示しています。
BPMとは
BPM(Beats Per Minute)は、音楽のテンポ(速さ)を表す単位で、1分間に何回ビート(拍)があるかを示します。例えば、BPM120であれば1分間に120回のビートが刻まれるテンポです。速いBPMはエネルギッシュな印象を与え、遅いBPMは落ち着いた雰囲気になります。作業の性質や気分に応じてBPMを選ぶことで、集中力や作業効率に影響を与えると言われています。
参照元:ロッテが“ガム専用BGM”を制作 集中ベタな現代人の“脳の準備運動”を「ガム×音楽」によるリズムでサポート 脳科学者×アーティストによる究極の集中専用ツール「Shu-Chew Beats」公開
BGMガム、オフィスの福利厚生としてもアリかもね。