AIの研究・開発を手掛ける米国の非営利団体OpenAIは、同社のAIチャットサービス「ChatGPT」に音声読み上げ機能を追加したと発表しました。
今回発表されたのは、ChatGPTが会話の中で生成した回答を読み上げるという機能です。読み上げる声は、「Breeze」「Cover」「Ember」「Juniper」「Sky」の5種類から選択することが可能です。
ChatGPT can now read responses to you.
On iOS or Android, tap and hold the message and then tap “Read Aloud”. We’ve also started rolling on web - click the "Read Aloud" button below the message. pic.twitter.com/KevIkgAFbG
— OpenAI (@OpenAI) March 4, 2024
音声チャット機能に次ぐ音声機能の強化
ChatGPTは昨年、音声によってチャットできる機能をリリースしました。音声機能の強化は、昨年に続きサービス拡充のひとつといえるでしょう。また以前リリースされた音声チャット機能はモバイル版のみのリリースでしたが、今回の読み上げ機能はWeb、モバイルにて利用することが可能です。
ChatGPTと競合AIの開発競争
生成AI関連サービスは、MicrosoftやGoogle、metaなども開発に力を入れています。
音声による回答の読み上げ機能は、Microsoftが提供するBing AI ChatやGoogleのBardが昨年のうちに実装しており、音声機能の面でChatGPTは若干遅れを取った形となります。ChatGPTは対話型AIとして依然として大きな影響力を持っていますが、今後も競合サービスを含めた動向に注目していきたいところです。
ChatGPTとは
ChatGPTはOpenAIによって開発された言語生成AIで、自然な会話やテキストを生成できます。大量のテキストデータから学習し、質問応答、文章作成など多岐にわたるタスクに対応。対話形式で流暢なテキストを提供し、教育、ビジネス、エンターテイメントなど様々な分野で応用されています。
ChatGPTの読みあげ音声がLiLiCoに似てるって母親が大騒ぎしてるんだが…本当?