日本におけるインターネット広告の業界団体である日本インタラクティブ広告協会(JIAA)が、2024年「デジタルオーディオ広告に関する会員意識調査」の結果を公開しました。
調査では、広告効果として期待できる項目として、「認知」、「興味関心」、「ファン化」が上位に挙がりました。
「認知」、「興味関心」、「ファン化」に広告効果を期待
本調査は、JIAAの会員を対象に行われ、デジタル音声広告の認知や利用実態、課題感や期待感について調査されたものです。
まず、調査では以下のマーケティングファネル(ダブルファネル)が提示されました。左が顧客獲得、右が顧客育成に関する項目となっています。
提示されたマーケティングファネルに対し、デジタル音声広告はどの部分に効果があると思うか尋ねた設問では、「認知」が76.1%、「興味関心」が78.9%と高い結果が得られました。
また、既存顧客に対する効果として、「ファン化」が42.3%となっています。
今後の期待は「クライアントへの説明のしやすさ」
デジタル音声広告に対して今後期待することを尋ねた設問では、「費用対効果や分かりやすい成果などクライアントへの説明のしやすさ」が69%、「効果検証の精度向上」が47.9%となり、提案のしやすさや効果検証への期待が示されました。
また、認知拡大・利用意向の向上や、市場規模の明確化や成長性に期待する声も多く挙がっています。
日本インタラクティブ広告協会(JIAA)とは
日本インタラクティブ広告協会(JIAA)は、日本のデジタル広告業界の健全な発展を目的とする業界団体です。2005年に設立され、インターネット広告やデジタルマーケティングに関わる企業が加盟しており、広告の標準化やガイドラインの制定、業界の課題解決、教育・啓発活動を行っています。
参照元:2024年「デジタルオーディオ広告に関する会員意識調査」結果を公開
「期待すること」のコメントにある、動画などに対する音声の優位性を明確に示せることというのは重要な指摘だね。