Appleが「Apple Podcast」に書き起こし機能を追加すると発表しました。この書き起こし機能はiOS 17.4以降で利用可能となり、2024年の春頃に利用可能になるとみられます。
書き起こし機能の詳細
この機能により、リスナーはエピソードの全文を読むことができるようになります。また、特定の単語やフレーズを検索したり、特定部分からの再生が可能になったりするとのことです。このほか、エピソード再生する際には各単語がハイライトされ、エピソード内容が理解しやすくなる模様です。
書き起こされた文章は、エピソードの詳細ページからもアクセス可能で、新しいエピソードの公開後すぐに利用できるとのことです。
この書き起こし機能に対応している言語は英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語です。また書き起こされた文章は170以上の国と地域で利用可能となる模様です。
ポッドキャスト配信者側の設定
この書き起こし機能は、番組アップロード時に文章を自動生成するようですが、その要件には、高音質の録音であることや、正確な言語設定がなされていること、不適切な内容が含まれていないこと等があるとのことです。また、配信者側でオリジナルの書き起こしを使用したい場合は、「Apple Podcast Connect」で、エピソードごとに設定変更が可能になる模様です。ただしAppleは、オリジナルの書き起こし文章を用いる場合には品質基準を満たす必要があると説明しています。
日本語に対応するかは未だ不明
Apple Podcastの文字起こし機能が、日本語に対応するという情報は未だありません。ポッドキャストの利便性にかなり貢献しそうな機能であるだけに、いち早く日本語に対応するように期待したいところです。
「Apple Podcast Connect」とは
「Apple Podcast Connect」は、ポッドキャストクリエイターが自分のポッドキャストをApple Podcastsにアップロードし、管理するためのプラットフォームです。このサービスを利用することで、クリエイターはリスナーの傾向やリーチを分析し、配信設定をカスタマイズすることができます。また、広告やサブスクリプションによる収益化もサポートしています。Apple Podcast Connectは、Appleのエコシステム内でポッドキャストを広めるための重要なツールとなっています。
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