世界的な人気を誇るジョー・ローガンのポッドキャスト番組「Joe Rogan Experience(JRE)」は、2009年のデビュー以来、数々の記録を打ち立て、ファンを魅了し続けてきました。2020年からはSpotifyの独占番組となり、プラットフォーム内での独自の存在感を放っています。本番組においてSpotifyとの間で新たな複数年パートナーシップ契約が締結されたことが明らかになりました。
今後は他のプラットフォームでもJoe Rogan Experienceの視聴が可能に
これまでの契約ではSpotifyのプラットフォームだけで聴くことができる独占契約でしたが、今回のSpotifyとの新たなパートナーシップは独占契約ではなく、今後は他のプラットフォームでも聴けるようになる予定とのことです。これにより、ApplePodcastやAmazonMusicなどを使用するポッドキャストリスナーも同番組を楽しむことができるようになります。
ジョー・ローガンの魅力
ジョー・ローガンは、ポッドキャストの世界に革命をもたらした一方で、その活動が彼自身にも様々な影響を与えたといいます。彼は、番組を続ける中で、独自のインタビュースタイルを確立し、他にはない会話の長さや深さでリスナーを魅了しています。
成功の秘訣は、ゲストの話に完全集中すること
ジョー・ローガンは、自身の成功について次のように述べています。
もともと好奇心は旺盛でしたが、会話の流れを作る方法を当初は理解していませんでした。いつ黙って耳を傾ければいいのかわからなかったし、相手の意見を最大限に引き出すために、どうすれば相手を心地よくさせることができるのかもわからなかった。私は自分の話す順番を待つのではなく、会話の流れを助ける方法を学びました。相手が話していることに完全に集中する方法を学んだのです。
ゲスト選定の基準は人気度ではない
また、同氏は「人気があるからという理由でポッドキャストをやることはない。いつも、"あの人と話したらクールだろうな "というところからなんだ。」ともコメントしています。自分自身の感性を大切に、ポッドキャストを通して素晴らしい人たちの世界を伝えることを第一に活動していることがよく分かります。
Spotifyで「Green Room」のプレイリストも公開
さらに、ジョー・ローガンはリスナーに向けて、「Green Room」のプレイリストを提供しています。このプレイリストには、カントリーからヒップホップ、クラシック・ロック、デルタ・ブルースまで、あらゆるジャンルの音楽が収められており、Joe Rogan Experienceの舞台裏の雰囲気を存分に楽しむことができるということです。
様々なプラットフォームで独占契約の番組も増えている中、ポッドキャスト配信者とポッドキャストプラットフォームのあり方を考えさせられる出来事といえそうです。
Joe Rogan Experience(ジョー・ローガン・エクスペリエンス)とは
ポッドキャスト「ジョー・ローガン・エクスペリエンス」は、コメディアンのジョー・ローガンがホストを務めるポッドキャスト番組。コメディアン、俳優、ミュージシャン、MMAファイター、作家、芸術家など、さまざまな分野の友人やゲストを招いて行われる長編の対談番組です。2020年5月にSpotifyと独占契約が結んだことが発表されており、契約金は2億ドル(約270億円)以上ともいわれています。
参照/引用元:The Art of Podcasting with Joe Rogan and His New Multiyear Spotify Partnership
ついに、独占契約も終了か。何があったのかね。